育殻組の誉れ/The Pride of Hull Clade
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伝説のクリーチャー — クロコダイル(Crocodile) 大鹿(Elk) 海亀(Turtle)
この呪文を唱えるためのコストは(X)少なくなる。Xは、あなたがコントロールしているクリーチャーのタフネスの合計に等しい。
防衛
(2)(青)(青):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+0の修整を受け「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、これのタフネスに等しい枚数のカードを引く。」を持ち、防衛を持たないかのように攻撃できる。
あなたのクリーチャーのタフネスの合計分だけ総コストが減少し、起動型能力でクリーチャーを防衛を無視して攻撃できるようにしタフネス分のドローができるサボタージュ能力を与える伝説のクロコダイル・大鹿・海亀。
コスト減少能力により、緑のマナレシオの良いクリーチャー群を展開すれば5~6マナ程度で唱えられるだろう。とはいえそのままではただの壁なので、起動型能力により攻撃に転じたい。ただ申し訳程度のパワー修整はあるものの回避能力は無いためプレイヤーに通すのは難しく、通せた場合の15枚ドローは正直オーバーパワー。自身以外にも使えるので回避能力を持つクリーチャーに付与することもできるが、その目的なら戦闘研究/Combat Researchといった手段が手っ取り早い。やや大ぶりな性能が目立つ。
その各種カードランキングに載れる高タフネスを活かす方向も考えたい。パワーではなくタフネスで戦闘ダメージを与えるいわゆる「重厚」との組み合わせを考えると、何気に登場時点のイニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードは古きもつれ樹/Ancient Lumberknot、歩く防壁/Walking Bulwark、世渡り上手の交渉人/Streetwise Negotiator、床岩の亀/Bedrock Tortoiseとこれ以上ないほど豊富。特に歩く防壁は防衛を無視し速攻も与えてくれるので、自身の起動型能力は捨てて歩く防壁に頼ったコンボ的な重厚デッキを構築するのも有りかもしれない。
統率者戦では策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategistを統率者としたデッキに採用できるだろう。
- 防衛を無視できるカードの一覧は防衛#参照カードを参照。
[編集] ルール
- コスト減少能力
- 呪文を唱える際、それはまずスタックに移動する。例えばあなたが「マローのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札のカードの枚数に等しい。」を持つマロー/Maroをコントロールしていた場合、それは育殻組の誉れが手札からスタックに移動した後の手札の数のタフネスを持って合計値を計算する。
- 呪文の総コストが決定された後、プレイヤーはマナ能力を起動する機会を得て、その後コストを支払う。この際アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altarでクリーチャーを生け贄に捧げるなどしてあなたのコントロールするクリーチャーのタフネスの総合の値が変化しても、一度決定された総コストが変化することはない。
- あなたが育殻組の誉れを唱えることを宣言したなら、それを唱え終わるまでどのプレイヤーも優先権を得ない。唱えることを知ってからあなたのクリーチャーのタフネスを下げて唱えることを妨害するようなプレイングはできない。
- 起動型能力
- 能力は防衛を持たないクリーチャーを対象に使ってもよい。
- 能力を複数回同じクリーチャーに使用したなら、それはドロー能力をその回数分得る。それが戦闘ダメージを与えたなら、持っている能力がそれぞれ誘発しその分ドローできる。
- ドロー能力の解決前に戦闘ダメージを与えたクリーチャーが戦場を離れたなら、最後の情報を参照して引く枚数を決める。
[編集] ストーリー
育殻組の誉れ/The Pride of Hull Cladeはワニと鹿と亀のハイブリッドであるシミック連合/The Simic Combineの実験体。
ファイレクシア戦争で完成化せずに生き残った数少ないうちの一体であり、その角で侵略者たちに瓦礫を投げつけて触れられる前に潰すことで油による汚染を防いだ。 現在では食物を細かくちぎるのを好む様子から飼育者により与えられたビッツィー/Bitsyの名で呼ばれ、育殻組の非公式マスコットになっている。
- The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち(Daily MTG 2024年2月6日)