見せかけの床/False Floor
提供:MTG Wiki
False Floor / 見せかけの床 (4)
アーティファクト
アーティファクト
見せかけの床はタップ状態で戦場に出る。
すべてのクリーチャーはタップ状態で戦場に出る。
(2),(T),見せかけの床を追放する:アンタップ状態のすべてのクリーチャーを追放する。起動はソーサリーとしてのみ行う。
アンタップ状態のクリーチャー専用の全体除去。追放なので死亡誘発やリアニメイトも許さないが、これ自体もタップインの上に起動はソーサリー・タイミング限定。全クリーチャーをタップインさせる宿命/Kismet系能力も持つ。
タップイン能力により、直近で戦場に出たクリーチャーを除去することはできず、対戦相手も毎ターン攻撃したりタップ能力を起動することによって簡単に回避できてしまう。どちらかというとそれらの疑似的な強制を強いるアーティファクトと考えた方がよいだろう。展開されていない状況であれば互いにクリーチャーを出し渋る膠着状態へ持ち込めるし、そうでなければ半ば攻撃強制の殴り合いに持ち込ませ、防御を固めるためにクリーチャーを並べてきたら別の全体除去で総崩れさせるなど、使い勝手はなかなか良好。統率者戦は多人数戦であることから、影響を与えられるプレイヤーが多い点も嬉しい。過去の置きリセットボタン同様、スイッチを押す権利を握る自分だけは展開を妨害されないが、自分のクリーチャーもタップインとなる以上、ブロッカーの機能がやや損なわれる点には注意。
- 攻撃してもタップしない警戒持ちは格好の標的。
- フレイバーテキストはジェトミア/Jetmirによるブラックジョークだが、日本語版ではその可笑しさを全く表現できていない。「performance」を「効率」と訳しているが、発言者がジェトミアであることやイラストを鑑みても「公演」「演奏」「演技」等の意味であろう。また「the pits」は日本語訳の通り「落とし穴」の意味もある一方で「最悪」「不愉快」等の意味もあり、それらをかけているのである。「全くもって気分が『落ちる』公演だったよ」等が適訳であろうか。
"That performance was truly the pits."― Jetmir(出典:英語版)
「効率は落とし穴に匹敵。」― ジェトミア(出典:日本語版)