驚愕の逆転劇/Stunning Reversal
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このターン、あなたが次にこのゲームに敗北するなら、代わりに、カードを7枚引き、あなたのライフ総量は1点になる。
驚愕の逆転劇を追放する。
死者の鏡/Lich's Mirror、極上の大天使/Exquisite Archangelに続く、敗北を置換してくれる能力を持ったカード。敗北する場合、ライフを1点にするとともに7枚ものドローがついてくる。
過去の敗北置換カードよりも軽く、また呪文であるため打ち消しなどでしか対処できないのが最大の強み。加えて「パーマネントはそのままで手札を大量に補充する」という、先述した2枚のカードの良い所を併せ持ち、まさに逆転の一手となりうる状況を生み出してくれる。勝負を決めるための総攻撃をこれでかわし、補充された手札で体勢を立て直すなり、そのままこちらの手勢で総攻撃をかけるなりすれば、文字通り驚愕の逆転劇を演出できる。ただし先達と違ってライフが初期ライフ総量ではなく1点になるため、本体火力には弱い。ライフ以外によって敗北する場合も強制的に1点にされるため、状況次第では却って不利になる危険性もある。
独特の効果を持つカードだけあって、構築環境でも出番は有り得る。天使の嗜み/Angel's Graceと比べて手札を補充してくれるのが強みなので、Mirroire Magiqueやむかつきのような自らライフを支払って自滅する(もしくはその恐れがある)デッキとの相性は悪くない。ただし1点までしか回復しないため、得た手札で何ができるかが重要になる。逆に強制的にライフが1点になることを利用して死の影/Death's Shadowと組み合わせるのも面白いかもしれない。リミテッドではお守り代わりに仕込んでみても大損はしないだろう。あるいはこれで臨死体験/Near-Death Experienceの勝利条件を満たしつつ臨死体験を守る為の打ち消しや手札破壊を探してくるのにも使える。
- ライブラリーアウトによる敗北を置換しても、置換後にそのまま次の状況起因処理で改めてライブラリーアウトで敗北する。毒カウンターに対しても無力、対戦相手が勝利条件カードで勝利した場合には何もしないなど(後の二つについては先達も同様であるが)隙は少なくない。このため、このカードの敗北置換はライフが0以下になることによる敗北と敗北条件カードによる敗北に対してのみ意味がある。
- 同じバトルボンド初出の黒の神話レアである絶望の魔神/Archfiend of Despairとは、対戦相手が使っている場合には文字通り絶望的に相性が悪い。ライフによる敗北を置換しても1点に回復することが出来ないため直後に再び敗北してしまうし、敗北条件カードでの敗北の際も2点以上のライフがあった場合は終了ステップの誘発型能力によってライフを0以下にされて敗北されてしまう。