領域
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*'''[[ゲームの外部]]'''とは、どの領域にも存在していないオブジェクトがある場所のことであり、領域ではない。 | *'''[[ゲームの外部]]'''とは、どの領域にも存在していないオブジェクトがある場所のことであり、領域ではない。 | ||
**かつてのルールでは外部にゲーム外領域を含んでいたが、現在の追放領域は外部に含まれない。 | **かつてのルールでは外部にゲーム外領域を含んでいたが、現在の追放領域は外部に含まれない。 | ||
− | *「手札を捨てる」や「あなたの手札をあなたのライブラリーに加えて[[切り直す]]」など、領域に対して何かをさせる効果がある場合、それらはその領域にある全てのカードに働く。領域そのものには何もしない。({{CR|400. | + | *「手札を捨てる」や「あなたの手札をあなたのライブラリーに加えて[[切り直す]]」など、領域に対して何かをさせる効果がある場合、それらはその領域にある全てのカードに働く。領域そのものには何もしない。({{CR|400.12}}) |
− | * | + | *1枚のカードが2つ以上の領域に存在することは通常はない(総合ルールに明記されているわけではないものの、そのようなことが起こらないように各種処理が定義されている)。ただし[[銀枠]]では1枚のカードが2つ以上の領域に存在することになることもありうる(アンヒンジドの[[Yet Another Aether Vortex]]、[[Unstable]]の[[凄腕の忍者/Masterful Ninja]])。 |
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− | + | [[2010年]]7月のルール変更後のもの。以前と変わったので注意。 | |
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− | | colspan="3" style="background-color:#ccffcc"| | + | | colspan="3" style="background-color:#ccffcc"|[[プレイヤー]]ごと || colspan="4" style="background-color:#ffffaa"|共有 || style="background-color:#ddffdd"|[[ゲームの外部]]([[トーナメント]]時) || |
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トーナメント以外([[カジュアルプレイ]])においても、「[[願い]]などでアクセスできるのは[[サイドボード]]内のみ」という考えを持つ人がいるので、事前に確認しておくとよいだろう。 | トーナメント以外([[カジュアルプレイ]])においても、「[[願い]]などでアクセスできるのは[[サイドボード]]内のみ」という考えを持つ人がいるので、事前に確認しておくとよいだろう。 |
2020年5月13日 (水) 23:44時点における版
領域/Zoneとは、マジックのオブジェクトがゲーム中に存在できる場所のこと。
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解説
基本的には「ライブラリー」「手札」「墓地」「戦場」「スタック」「追放」「統率」の7つ。この他、初期のカードには「アンティ」を、銀枠ではいくつかのユニークな領域を用いるカードが存在する(後述の#一覧を参照)。また古いルールでは、スタック領域の代わりに「リンボ」、追放領域の代わりに「ゲーム外」という領域が存在していたほか、「フェイズ・アウト」という領域も存在した。
手札と墓地とライブラリーは各プレイヤーごとに独立しており、それ以外の領域は全プレイヤー共有である。「自分の場」「相手の場」という言い方がよく見られるが、これは領域としての戦場を指す言葉ではない。戦場も全員で共有している。
オブジェクトの移動
領域を移動したオブジェクトは、以前の状態の記憶を失い、以前の状態と関係のない新しいオブジェクトになる。ただし、以下の例外が存在する(CR:400.7)。
- スタック上にあるパーマネント呪文(アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、プレインズウォーカー)の特性を変更する、呪文や起動型能力や誘発型能力による効果は、その呪文であったパーマネントにも適用され続ける。
- 臨機応変/Sleight of Mindなどが該当する。
- スタック上にあるパーマネント呪文からのダメージに適用される軽減効果は、その呪文であったパーマネントからのダメージにも適用される。
- パーマネントの能力のうち、唱えられたときの情報を必要とするものは、そのパーマネントになった呪文に関する情報を参照できる。
- オブジェクトが他の領域に移動することで誘発する誘発型能力は、移動先の領域でその移動したオブジェクトを見つけることができる。
- エンチャントされているパーマネントが戦場を離れたことによって誘発するオーラの能力は、そのパーマネントが戦場を離れるのと同時にそのオーラが墓地に置かれた場合や、そのオーラがパーマネントにつけられていないことによる状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれた場合、墓地に置かれたそのオーラ自身を見つけることができる。
- 天使の運命/Angelic Destinyなどが該当する。領域変更誘発も参照。
- 土地でないカードに、唱えられるようにする能力を与える効果があった場合、その能力は唱えられてスタックに移動してなったオブジェクトにも適用され続ける。
- 死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lordによりフラッシュバックという能力が与えられた場合などが該当する。
- 効果によって土地でないカードが唱えられるようになった場合、その効果の他の部分は、唱えられてスタックに移動してなったオブジェクトにも適用され続ける。
- 任務説明/Mission Briefingの効果のうちの「そのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する」の部分などが該当する。
- 解決中の呪文や起動型能力は、その呪文が唱えられたり能力が起動されたりしている間に、ある領域から他の公開領域に移動しているオブジェクトに何らかの処理を行なうことができる。
- ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghituにより手札から追放領域に移動した待機を持たないカードが、待機を持つようになるケースなどが該当する。
- マッドネスで捨てて追放されたカードが唱えられずに公開領域に移動した場合、「捨てたカード」を参照する効果はそのオブジェクトを見つけることができる。
- 葬送の影/Shadow of the Graveが該当する。
その他
- かつてディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomistのみが、領域を能力の対象に取っていた。これは失敗だと開発部は早くに気づき、類似のカードは作らないことになった[1]。
- ゲームの外部とは、どの領域にも存在していないオブジェクトがある場所のことであり、領域ではない。
- かつてのルールでは外部にゲーム外領域を含んでいたが、現在の追放領域は外部に含まれない。
- 「手札を捨てる」や「あなたの手札をあなたのライブラリーに加えて切り直す」など、領域に対して何かをさせる効果がある場合、それらはその領域にある全てのカードに働く。領域そのものには何もしない。(CR:400.12)
- 1枚のカードが2つ以上の領域に存在することは通常はない(総合ルールに明記されているわけではないものの、そのようなことが起こらないように各種処理が定義されている)。ただし銀枠では1枚のカードが2つ以上の領域に存在することになることもありうる(アンヒンジドのYet Another Aether Vortex、Unstableの凄腕の忍者/Masterful Ninja)。
概念図
2010年7月のルール変更後のもの。以前と変わったので注意。
領域 | サイドボード | その他 | ||||||
ライブラリー | 手札 | 墓地 | 戦場 | スタック | 追放 | 統率 | ||
プレイヤーごと | 共有 | ゲームの外部(トーナメント時) | ||||||
ゲームの内部 | ゲームの外部 |
トーナメント以外(カジュアルプレイ)においても、「願いなどでアクセスできるのはサイドボード内のみ」という考えを持つ人がいるので、事前に確認しておくとよいだろう。
一覧
- アンティ(Ante)
以下は銀枠でのみ使用する領域
- 空中(旧オラクル)
- 最悪ゲームから徹底的に永遠に除去(Absolutely-removed-from-the-freaking-game-forever)
- 屑置き場(Scrapyard)
参考
- ↑ Guilds of Ravnica Oracle Changes(News 2018年9月28日 Eli Shiffrin著)
- The Flavor of Zones(Savor the Flavor 2008年12月08日 Doug Beyer著)
- ルーリング