ドローエンジン
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
11行: | 11行: | ||
[[色]]によるドローエンジンの特徴は以下の通り。[[白]]と[[赤]]には長らくドローエンジンと呼べるものはほとんど存在しなかったが、[[色の役割]]の変遷に伴い少しずつ登場してきている。 | [[色]]によるドローエンジンの特徴は以下の通り。[[白]]と[[赤]]には長らくドローエンジンと呼べるものはほとんど存在しなかったが、[[色の役割]]の変遷に伴い少しずつ登場してきている。 | ||
− | *'''[[白]]''' - [[色の役割]] | + | *'''[[白]]''' - [[色の役割]]上、直接カードを引くのが最も苦手な色であるため、数は最も少ない。[[装備品]]や[[オーラ]]など、限られた[[サブタイプ]]や[[カード・タイプ]]に関連するものが多い([[コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer]]、[[上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer]]など)。 |
− | *'''[[青]]''' - [[起動コスト]]や[[マナ・コスト]]にいくらかの[[マナ]] | + | *'''[[青]]''' - [[起動コスト]]や[[マナ・コスト]]にいくらかの[[マナ]]を必要とする事が多いが、デメリットや癖が最も少ない([[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]、[[幽体の船乗り/Spectral Sailor]]など)。 |
− | *'''[[黒]]''' - | + | *'''[[黒]]''' - [[ライフ]]や[[生け贄に捧げる|生け贄]]を要求してくる([[ネクロポーテンス/Necropotence]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[冥府への貢ぎ物/Infernal Tribute]]など)。 |
− | *'''[[赤]]''' - | + | *'''[[赤]]''' - 直接的なものはなく[[衝動的ドロー]]の形を取る([[紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster]]、[[前哨地の包囲/Outpost Siege]]など)。 |
− | *'''[[緑]]''' - [[クリーチャー]] | + | *'''[[緑]]''' - [[クリーチャー]]に関係するもの、何かの行動に対して[[誘発]]するものが多い([[よりよい品物/Greater Good]]、[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]など)。 |
− | *'''[[アーティファクト]]''' - マナ及び[[タップ]] | + | *'''[[アーティファクト]]''' - マナ及び[[タップ]]を必要とするものが多い。あるいは[[対戦相手]]にも引かせてしまうようなデメリットが多少なりある([[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]、[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]など)。 |
*'''[[土地]]''' - 古くは[[Library of Alexandria]]のような規格外の性能のものが存在したが、現在では強力になりすぎない性能に抑えられている。アーティファクトと同様、一癖あったり[[起動コスト]]が[[重い]]ものが多い([[海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea]]、[[オラーズカの拱門/Arch of Orazca]]など) | *'''[[土地]]''' - 古くは[[Library of Alexandria]]のような規格外の性能のものが存在したが、現在では強力になりすぎない性能に抑えられている。アーティファクトと同様、一癖あったり[[起動コスト]]が[[重い]]ものが多い([[海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea]]、[[オラーズカの拱門/Arch of Orazca]]など) | ||
<!-- ドローは青→緑→黒の順。Card of the Day 2006/07/26参照。 --> | <!-- ドローは青→緑→黒の順。Card of the Day 2006/07/26参照。 --> | ||
==主な該当カード== | ==主な該当カード== | ||
− | *[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]] - [[タップ能力]] | + | *[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]] - [[タップ能力]]で引く、秘本シリーズのドロー・アーティファクト群。 |
*[[吠えたける鉱山/Howling Mine]] - 各プレイヤーに等しく引かせるドローエンジン群。 | *[[吠えたける鉱山/Howling Mine]] - 各プレイヤーに等しく引かせるドローエンジン群。 | ||
*[[ネクロポーテンス/Necropotence]] - ライフを支払って起動するドローエンジン群。 | *[[ネクロポーテンス/Necropotence]] - ライフを支払って起動するドローエンジン群。 | ||
− | **[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]] - | + | **[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]] - 毎ターン追加で1枚引き、1点の[[ライフ]]を失うドローエンジン群。 |
**[[闇の腹心/Dark Confidant]] - 手札に加えたカードのマナ・コスト分ライフを失うドローエンジン群。 | **[[闇の腹心/Dark Confidant]] - 手札に加えたカードのマナ・コスト分ライフを失うドローエンジン群。 | ||
− | *[[冥府への貢ぎ物/Infernal Tribute]]- | + | *[[冥府への貢ぎ物/Infernal Tribute]]- 生け贄を捧げて起動する[[サクり台]]型ドローエンジン群。 |
*[[繁殖力/Fecundity]] - クリーチャーの死亡、または[[パーマネント]]が[[墓地]]に置かれるたび誘発するタイプのドローエンジン群。 | *[[繁殖力/Fecundity]] - クリーチャーの死亡、または[[パーマネント]]が[[墓地]]に置かれるたび誘発するタイプのドローエンジン群。 | ||
*[[垣間見る自然/Glimpse of Nature]] - クリーチャーが戦場に出る、または呪文を[[唱える]]たびに[[誘発]]するタイプのドローエンジン群。 | *[[垣間見る自然/Glimpse of Nature]] - クリーチャーが戦場に出る、または呪文を[[唱える]]たびに[[誘発]]するタイプのドローエンジン群。 | ||
33行: | 33行: | ||
**[[どん欲の角笛/Horn of Greed]] - [[上陸]]誘発タイプのドローエンジン群。 | **[[どん欲の角笛/Horn of Greed]] - [[上陸]]誘発タイプのドローエンジン群。 | ||
*[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]] - 繰り返し唱えられるドロー呪文形式のドローエンジン群。 | *[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]] - 繰り返し唱えられるドロー呪文形式のドローエンジン群。 | ||
− | *[[知恵の蛇/Ophidian]] - [[サボタージュ能力]] | + | *[[知恵の蛇/Ophidian]] - [[サボタージュ能力]]によって引く[[クリーチャー]]群。 |
**[[好奇心/Curiosity]] - クリーチャーにサボタージュ能力を付与する形のドローエンジン群。 | **[[好奇心/Curiosity]] - クリーチャーにサボタージュ能力を付与する形のドローエンジン群。 | ||
**[[沿岸の海賊行為/Coastal Piracy]] - 好奇心の全体版。 | **[[沿岸の海賊行為/Coastal Piracy]] - 好奇心の全体版。 |
2021年5月8日 (土) 21:29時点における版
ドローエンジンとは、一度使ったら終わりのドローカードとは違い、何度もカードを引くことができるカードやギミックの総称。
破壊などされない限り半永久的に引き続けられるものだけを指すこともあるが、そこまでいかなくても繰り返しハンド・アドバンテージを得られるカードやギミックであればドローエンジンと呼ばれる場合が多い。
目次 |
概要
新しいデッキが生み出される際に、しばしばドローエンジンがデッキの根幹となる場合も多い。例としてはネクロディスク、よりよい品物、CALなど。
色によるドローエンジンの特徴は以下の通り。白と赤には長らくドローエンジンと呼べるものはほとんど存在しなかったが、色の役割の変遷に伴い少しずつ登場してきている。
- 白 - 色の役割上、直接カードを引くのが最も苦手な色であるため、数は最も少ない。装備品やオーラなど、限られたサブタイプやカード・タイプに関連するものが多い(コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer、上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificerなど)。
- 青 - 起動コストやマナ・コストにいくらかのマナを必要とする事が多いが、デメリットや癖が最も少ない(ミューズの囁き/Whispers of the Muse、幽体の船乗り/Spectral Sailorなど)。
- 黒 - ライフや生け贄を要求してくる(ネクロポーテンス/Necropotence、闇の腹心/Dark Confidant、冥府への貢ぎ物/Infernal Tributeなど)。
- 赤 - 直接的なものはなく衝動的ドローの形を取る(紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster、前哨地の包囲/Outpost Siegeなど)。
- 緑 - クリーチャーに関係するもの、何かの行動に対して誘発するものが多い(よりよい品物/Greater Good、新緑の女魔術師/Verduran Enchantressなど)。
- アーティファクト - マナ及びタップを必要とするものが多い。あるいは対戦相手にも引かせてしまうようなデメリットが多少なりある(ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome、吠えたける鉱山/Howling Mineなど)。
- 土地 - 古くはLibrary of Alexandriaのような規格外の性能のものが存在したが、現在では強力になりすぎない性能に抑えられている。アーティファクトと同様、一癖あったり起動コストが重いものが多い(海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea、オラーズカの拱門/Arch of Orazcaなど)
主な該当カード
- ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome - タップ能力で引く、秘本シリーズのドロー・アーティファクト群。
- 吠えたける鉱山/Howling Mine - 各プレイヤーに等しく引かせるドローエンジン群。
- ネクロポーテンス/Necropotence - ライフを支払って起動するドローエンジン群。
- ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena - 毎ターン追加で1枚引き、1点のライフを失うドローエンジン群。
- 闇の腹心/Dark Confidant - 手札に加えたカードのマナ・コスト分ライフを失うドローエンジン群。
- 冥府への貢ぎ物/Infernal Tribute- 生け贄を捧げて起動するサクり台型ドローエンジン群。
- 繁殖力/Fecundity - クリーチャーの死亡、またはパーマネントが墓地に置かれるたび誘発するタイプのドローエンジン群。
- 垣間見る自然/Glimpse of Nature - クリーチャーが戦場に出る、または呪文を唱えるたびに誘発するタイプのドローエンジン群。
- ヴィダルケンの大魔道士/Vedalken Archmage - アーティファクトが戦場に出る、または唱えられるたびに誘発するタイプのドローエンジン群。
- 新緑の女魔術師/Verduran Enchantress - エンチャント呪文を唱える、または星座誘発タイプのドローエンジン群。
- どん欲の角笛/Horn of Greed - 上陸誘発タイプのドローエンジン群。
- ミューズの囁き/Whispers of the Muse - 繰り返し唱えられるドロー呪文形式のドローエンジン群。
- 知恵の蛇/Ophidian - サボタージュ能力によって引くクリーチャー群。
- 好奇心/Curiosity - クリーチャーにサボタージュ能力を付与する形のドローエンジン群。
- 沿岸の海賊行為/Coastal Piracy - 好奇心の全体版。
- ルーター - 手札を捨てなければいけないのでプラスマイナス0でアドバンテージは得られないタイプ。
- 統治者 - 各プレイヤー間でドローエンジンの記号を奪い合うメカニズム
- プレインズウォーカー - 手札補充の忠誠度能力を持つ類のものが該当。
主な該当ギミック
- 土地税/Land Tax+Zuran Orb (タックスエッジ)
- ネクロポーテンス/Necropotence+生命吸収/Drain Life(ネクロディスク)
- 覚醒/Awakening+ミューズの囁き/Whispers of the Muse (アウェイクニング)
- 森の知恵/Sylvan Library+豊穣/Abundance (カウンターオース)
- 踏査/Exploration+どん欲の角笛/Horn of Greed (ターボランド)
- 壌土からの生命/Life from the Loam+サイクリングランド (CAL,発掘サイカトグ等)
- ウッド・エルフ/Wood Elves+頭蓋骨絞め/Skullclamp(エルフ&ネイル)
- 熟考漂い/Mulldrifter+一瞬の瞬き/Momentary Blink(ブリンク)
- 永遠の証人/Eternal Witness+謎めいた命令/Cryptic Command(Eternal Command)
- ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble+夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den(ルールス・サクリファイス)