スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elf

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(TGCTU、+{{Wayback}}、+- 脚注)
 
(5人の利用者による、間の8版が非表示)
3行: 3行:
 
[[緑マナ]]を生み出す[[能力]]と、[[マナ]]を[[白マナ]]か[[赤マナ]]に変える[[マナフィルター]]能力を持つ[[マナ・クリーチャー]]。このマナフィルター能力は[[コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含まないため、1[[ターン]]に何度でも[[起動]]でき、[[召喚酔い]]にも影響されない。
 
[[緑マナ]]を生み出す[[能力]]と、[[マナ]]を[[白マナ]]か[[赤マナ]]に変える[[マナフィルター]]能力を持つ[[マナ・クリーチャー]]。このマナフィルター能力は[[コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含まないため、1[[ターン]]に何度でも[[起動]]でき、[[召喚酔い]]にも影響されない。
  
これがいれば[[緑]][[単色デッキ|単デッキ]]でも[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]や[[曙光の精霊/Dawn Elemental]]といった他色の[[色拘束]]の強いカードを[[唱える]]ことができる。
+
これがいれば[[緑単色デッキ]]でも[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]や[[曙光の精霊/Dawn Elemental]]といった他[[色]]の[[色拘束]]の強いカードを[[唱える]]ことができる。
  
[[リミテッド]]では1/1[[クリーチャー]]ながら、時に非常に大きな働きをすることも。[[色マナ]]に不自由しなくなるため、[[赤]]の[[パンプアップ]]能力が自由自在に使用でき、[[白]]に多い3~5マナ域の、優秀な[[ダブルシンボル]]のクリーチャーも安定して[[召喚]]できるのである。
+
[[リミテッド]]では1/1[[クリーチャー]]ながら、時に非常に大きな働きをすることもある。[[色マナ]]に不自由しなくなるため、[[赤]]の[[パンプアップ]]能力が自由自在に使用でき、[[白]]に多い3~5マナ域の優秀な[[ダブルシンボル]]のクリーチャーも安定して[[召喚]]できるようになる。
  
*これと[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]だけでボール・ライトニングがプレイできる。これが説明できれば結構ルールを理解していると考えてよい。
+
*マナフィルター能力を持つ[[エルフ]]であることから「'''フィルターエルフ'''」と呼ばれることもある。
**以下はその具体的な手順である。なお、これらはすべて[[マナ能力]]なので、ボール・ライトニングを唱え始めてからでもこの手順の実行は可能である。({{CR|601.2f}})
+
*初出時の[[クリーチャー・タイプ]]はエルフのみであったが、[[2007年9月サブタイプ変更]]で[[ドルイド]]が追加された。
*#スカイシュラウドのエルフから(緑)を出し、それをフィルター能力で(赤)にする。
+
*#フィルター能力の起動を宣言する。コストにマナを含むので、コスト支払い直前にマナ能力起動の機会を得る。
+
*#マナ能力であるフィルター能力のプレイをもう1回宣言する。コストにマナを含むので、コスト支払い直前にマナ能力起動の機会を得る。
+
*#マナ能力であるアシュノッドの供犠台の能力をプレイ。コストとしてスカイシュラウドのエルフを生け贄に捧げ、(2)を得る。
+
*#3のコストに(1)を支払い、解決。(赤)を得る。
+
*#2のコストに(1)を支払い、解決。(赤)を得る。
+
*#1,5,6で(赤)(赤)(赤)が[[マナ・プール]]にあるので、それをコストにボール・ライトニングを唱える。
+
**もちろんこれはマナ能力だからこそできる芸当である。
+
 
+
*マナフィルター能力を持つエルフであることから「'''フィルターエルフ'''」と呼ばれることもある。
+
 
*[[下位互換]]に[[アニマのドルイド/Druid of the Anima]]がある。
 
*[[下位互換]]に[[アニマのドルイド/Druid of the Anima]]がある。
 +
 +
==過去のルール==
 +
[[異界月]]発売時の[[総合ルール]]変更以前は、これと[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]だけでボール・ライトニングを唱えることができた。以下はその具体的な手順である。なお、これらはすべて[[マナ能力]]なので、ボール・ライトニングを唱え始めてからでもこの手順の実行は可能であった({{CR|601.2g}})。
 +
 +
現在は先述のルール変更(マナ能力を[[起動]]し始めたらそれが[[解決]]されるまで同じ能力を再び起動することはできない:{{CR|605.3c}})により手順3が実行できないため、この手順で唱える事はできなくなっている<ref>{{Wayback|20220122051926|https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/eldritch-moon-update-bulletin-comprehensive-rules-changes-2016-07-28|Eldritch Moon Update Bulletin—Comprehensive Rules Changes}}</ref>。
 +
 +
#スカイシュラウドのエルフから(緑)を出し、それをフィルター能力で(赤)にする。
 +
#フィルター能力の起動を宣言する。コストにマナを含むので、コスト支払い直前にマナ能力起動の機会を得る。
 +
#マナ能力であるフィルター能力の起動をもう1回宣言する。コストにマナを含むので、コスト支払い直前にマナ能力起動の機会を得る。
 +
#マナ能力であるアシュノッドの供犠台の能力を起動。コストとしてスカイシュラウドのエルフを生け贄に捧げ、(2)を得る。
 +
#3のコストに(1)を支払い、解決。(赤)を得る。
 +
#2のコストに(1)を支払い、解決。(赤)を得る。
 +
#1,5,6で(赤)(赤)(赤)が[[マナ・プール]]にあるので、それをコストにボール・ライトニングを唱える。
 +
 +
*もちろん、これはマナ能力だからこそできた芸当である。フィルター能力自身がマナ能力である点がポイント。
 +
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[スカイシュラウド/Skyshroud]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[スカイシュラウド/Skyshroud]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:テンペスト]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:テンペスト]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:Tempest Remastered]] - [[コモン]]
  
 
[[Category:俗称のあるカード|すかいしゆらうとのえるふ]]
 
[[Category:俗称のあるカード|すかいしゆらうとのえるふ]]

2024年8月17日 (土) 17:19時点における最新版


Skyshroud Elf / スカイシュラウドのエルフ (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。
(1):(赤)か(白)を加える。

1/1

緑マナを生み出す能力と、マナ白マナ赤マナに変えるマナフィルター能力を持つマナ・クリーチャー。このマナフィルター能力はコストタップ・シンボルを含まないため、1ターンに何度でも起動でき、召喚酔いにも影響されない。

これがいれば緑単色デッキでもボール・ライトニング/Ball Lightning曙光の精霊/Dawn Elementalといった他色拘束の強いカードを唱えることができる。

リミテッドでは1/1クリーチャーながら、時に非常に大きな働きをすることもある。色マナに不自由しなくなるため、パンプアップ能力が自由自在に使用でき、に多い3~5マナ域の優秀なダブルシンボルのクリーチャーも安定して召喚できるようになる。

[編集] 過去のルール

異界月発売時の総合ルール変更以前は、これとアシュノッドの供犠台/Ashnod's Altarだけでボール・ライトニングを唱えることができた。以下はその具体的な手順である。なお、これらはすべてマナ能力なので、ボール・ライトニングを唱え始めてからでもこの手順の実行は可能であった(CR:601.2g)。

現在は先述のルール変更(マナ能力を起動し始めたらそれが解決されるまで同じ能力を再び起動することはできない:CR:605.3c)により手順3が実行できないため、この手順で唱える事はできなくなっている[1]

  1. スカイシュラウドのエルフから(緑)を出し、それをフィルター能力で(赤)にする。
  2. フィルター能力の起動を宣言する。コストにマナを含むので、コスト支払い直前にマナ能力起動の機会を得る。
  3. マナ能力であるフィルター能力の起動をもう1回宣言する。コストにマナを含むので、コスト支払い直前にマナ能力起動の機会を得る。
  4. マナ能力であるアシュノッドの供犠台の能力を起動。コストとしてスカイシュラウドのエルフを生け贄に捧げ、(2)を得る。
  5. 3のコストに(1)を支払い、解決。(赤)を得る。
  6. 2のコストに(1)を支払い、解決。(赤)を得る。
  7. 1,5,6で(赤)(赤)(赤)がマナ・プールにあるので、それをコストにボール・ライトニングを唱える。
  • もちろん、これはマナ能力だからこそできた芸当である。フィルター能力自身がマナ能力である点がポイント。

[編集] 脚注

  1. Eldritch Moon Update Bulletin—Comprehensive Rules Changes - Wayback Machine(2022年1月22日アーカイブ分)

[編集] 参考

MOBILE