ボール・ライトニング/Ball Lightning

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元祖[[歩く火力]]。もっぱら[[火力]][[呪文]]として扱われる、1[[ターン]]かぎりの強力な特攻[[クリーチャー]]。[[稲妻/Lightning Bolt]]や[[火葬/Incinerate]]と共に活躍する[[バーン]]の切り札であり、[[スライ]]の主力クリーチャーである。
  
[[マジック]]における強力な[[火力]][[呪文]]……ではなく1[[ターン]]きりの特攻[[クリーチャー]]。元祖[[歩く火力]]である。
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3[[マナ]]で6点[[ダメージ]]とかなりの高[[コスト・パフォーマンス]]であり、ほぼ[[単色デッキ]]でしか使えない[[トリプルシンボル]]であることも含めて、多くの熱狂的な[[]]使いの心を射止めた。3マナは速攻[[デッキ]]に入れられるギリギリのラインなので、実質的にバーンおよびスライにおける最高の攻撃力といえる。[[トランプル]]のおかげでちょっとした[[ブロッカー]]なら踏み潰して[[本体]]に[[ダメージ]]を与えていけるし、[[ブロック]]されなければ[[攻撃]]後に[[投げる]]ことで追加ダメージも狙えるため、これが[[対戦相手]]に[[与える]]ダメージ量は計り知れない。[[基本セット2010]]以前の[[ルール]]では、ブロックされたとしても[[戦闘ダメージ]]を[[スタック]]に乗せてから[[投げる]]ことができたため、より評価が高かった。
  
[[ザ・ダーク]]より登場し、[[基本セット]]でも2度[[再録]]された。[[稲妻/Lightning Bolt]][[火葬/Incinerate]]と共に活躍する[[バーン]]の切り札であり、[[スライ]]の主力クリーチャーである。
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欠点は完全に使い捨てであることと、[[タフネス]]の低さ。トランプルはあるものの、[[先制攻撃]]持ちや[[ティム]]が相手ではあっさり止められてしまう(特に先制攻撃に加えて[[プロテクション]](赤)を持つ[[銀騎士/Silver Knight]]はかなり厄介)。その手の天敵を他の火力や[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]などで始末しつつ使うのが通例だが、その火力を対戦相手[[本体]]に向けたほうが効率よく[[勝利]]できることもままあるため、[[手札]]の火力の内容などから最良の一手を判断していく必要がある。使いこなすには独特の戦術眼が必要と言えるだろう。
  
[[トリプルシンボル]]と一見して出しにくい[[コスト]]ではあるが、3[[マナ]]で6点もの[[ダメージ]]は抜群のインパクトを誇り、多くの熱狂的な[[]]使いの心を射止めた。[[マナ・コスト]]的に速攻[[デッキ]]に入れられるギリギリのラインなので、実質的にバーンおよび赤スライにおける最高の攻撃力を担っている。さらに[[アタック]]後に[[投げる]]ことで追加ダメージが狙えるため、これが相手に与えるダメージ量は計り知れない。
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*[[フルバーン]]を名乗るデッキでもクリーチャーではなく火力とみなされてよく投入される。
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*ボール・ライトニング([[Wikipedia:ja:球電|球電(Wikipedia)]])とは、雷などの強いエネルギーが球状に固まったままで移動している状態のこと。非常に稀な現象であり目撃例は少ないが、直撃した人間の体が一瞬で炭化した事例なども報告されている。しかし科学的には原理も存在も立証されておらず、今のところはオカルトや都市伝説に近い。
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**[[稲妻/Lightning Bolt]][[地震/Earthquake]]同様に自然現象の一種だが、それらと違って[[クリーチャー]]である。自然現象を操る呪文としてではなく、オカルトな存在を呼び出すものとしてデザインされているのかもしれない。
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*略称'''ボーライ'''。また、これで攻撃することを俗に[[転がす]]と言う。→[[カードの俗称]]
  
欠点は完全な使い捨てゆえの[[タフネス]]の低さである。一種の[[回避能力]]として[[トランプル]]は持っているものの、それでも[[先制攻撃]]持ちのクリーチャーや[[ティム]]によってあっさり止められてしまう。そんな場合は大抵、見かけ次第火力で焼き払うのが通例だが、手札の火力とのダメージ合計との照らし合わせも踏まえなければならない。
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==収録==
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*[[ビートダウン (ギフトボックス)|ビートダウンギフトボックス]][[Dave Dorman]]による{{Gatherer|id=26620|新規イラスト}}で収録された。
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*[[ジャッジ褒賞]]の[[プロモーション・カード]]として[[アメリカ選手権01]]で配布された。特に目を引いたのは新しい[[フレイバー・テキスト]]を与えられた点で、この他にも古典作品のフレイバー・テキストを授けられたプロモーション・カードが何作か企画的に作られた。
  
現在では[[エターナル]]でしか使えない。[[マナカーブ]][[メタ]]等の関係からフル投入のデッキは多くなく、1枚も採用していないバーンデッキも珍しくない。
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==オラクルの変遷==
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[[ザ・ダーク]]初出時の[[生け贄に捧げる]][[能力]]は「ボールライトニングは召喚された(戦場に出た)ターンの終了時に[[埋葬]]する」となっていた。そのため、何らかの方法で埋葬をかいくぐることができれば、戦場に残り続けることができた。
  
*[[銀騎士/Silver Knight]]辺りがいると悶絶する羽目になる。[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]などで早急に処理しよう。
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[[Duelist]]誌4号で[[エラッタ]]が出され、各ターンの終了時に埋葬するように変更された。[[第4版]]以降の[[再録]]時もこのエラッタを踏襲している(第6版ルール以降、「埋葬」は「生け贄に捧げる」に変更された)。
*フルバーンを名乗るデッキにも「歩く火力」としてよく投入されるが、これに「クリーチャーではないのか?」という無粋なツッコミをしてはいけない。
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*ビートダウンギフトボックスにも再録された。[http://ww2.wizards.com/gatherer/CardDetails.aspx?id=26620 かわいいイラスト]になった([[Dave Dorman]]画)。
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また、ザ・ダーク初出時の[[クリーチャー・タイプ]]は'''ボール・ライトニング'''/''Ball Lightning''であったが、第6版ルールの「クリーチャー・タイプは1つ1単語」の方針に合わせて、1999年9月頃の[[オラクル]]更新で'''ボール=ライトニング'''/Ball-Lightningと変更され、[[Masters Edition]]再録に伴う2007年9月7日のオラクル更新で[[エレメンタル]]に変更された。
*[[ジャッジ褒賞]][[プロモーション・カード]]にもなった。特に目を引いたのは新しい[[フレイバー・テキスト]]を与えられた点で、この他にも古典作品のフレイバー・テキストを授けられたプロモが何作か企画的に作られた。
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*俗称ボーライ。また、こいつでアタックすることを俗に[[転がす]]と言う。→[[カードの俗称]]
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*その有名さゆえに、後に多数の亜種が生み出された(下記参照)。
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==関連カード==
 
==関連カード==
 
===主な亜種===
 
===主な亜種===
*[[スキジック/Skizzik]]
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多数の亜種が生み出された。
*[[焦熱の火猫/Blistering Firecat]]
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*[[火花の精霊/Spark Elemental]]
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特筆されないかぎり、[[トランプル]]と[[速攻]]を持ち、[[終了ステップ]]に[[生け贄に捧げる]]。
*[[稲妻の大蛇/Lightning Serpent]]
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*[[ヤヴィマヤの蟻/Yavimaya Ants]] - 生け贄に捧げる能力は持たないが[[累加アップキープ]](緑)(緑)持ち。(2)(緑)(緑)の5/1。([[アライアンス]])
*[[地壊し/Groundbreaker]]
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*[[スキジック/Skizzik]] - [[キッカー]](赤)を[[支払う]]と生け贄に捧げなくて済む。(3)(赤)の5/3。([[インベイジョン]])
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*[[焦熱の火猫/Blistering Firecat]] - [[変異]](赤)(赤)を持つ。(1)(赤)(赤)(赤)の7/1。([[オンスロート]])
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*[[火花の精霊/Spark Elemental]] - 1[[マナ]]の3/1。([[フィフス・ドーン]])
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**[[地獄火花の精霊/Hellspark Elemental]] - [[蘇生]](1)(赤)持ち。(1)(赤)の3/1。([[コンフラックス]])
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*[[稲妻の大蛇/Lightning Serpent]] - [[X]]個の[[+1/+0カウンター]]が置かれる。(X)(赤)の2/1。([[コールドスナップ]])
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*[[地壊し/Groundbreaker]] - [[緑]]への[[タイムシフト]]。([[次元の混乱]])
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*[[地獄の雷/Hell's Thunder]] - 蘇生(4)(赤)持ち。トランプルではなく[[飛行]]を持つ。(1)(赤)(赤)の4/4。([[アラーラの断片]])
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*[[襲撃の乱暴者/Blitz Hellion]] - 生け贄に捧げるのではなく[[ライブラリー]]に戻る。(3)(赤)(緑)の7/7。([[アラーラ再誕]])
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**[[稲妻の金切り魔/Lightning Shrieker]] - 生け贄に捧げるのではなくライブラリーに戻る。[[飛行]]持ち。(4)(赤)の5/5。([[運命再編]])
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*[[電弧の走り手/Arc Runner]] - トランプルは持たない。(2)(赤)の5/1。([[基本セット2011]])
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*[[化膿獣/Putrefax]] - [[感染]]持ち。(3)(緑)(緑)の5/3。([[ミラディンの傷跡]])
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*[[火花の強兵/Spark Trooper]] - [[絆魂]]持ち。(1)(赤)(赤)(白)の6/1。([[ギルド門侵犯]])
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*[[性急な悪魔/Impetuous Devils]] - [[ブロック強制]]能力を持つ。(2)(赤)(赤)の6/1。([[異界月]])
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*[[ラスヌーのヘリオン/Lathnu Hellion]] - トランプルは持たない。[[エネルギー・カウンター]]を支払うと生け贄に捧げなくて済む。(2)(赤)の4/4。([[カラデシュ]])
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*[[稲妻の骨精霊/Lightning Skelemental]] - [[サボタージュ能力]]で2枚[[手札破壊]]。(黒)(赤)(赤)。([[モダンホライゾン]])
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生け贄に捧げる[[能力]]は持たない亜種。
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*[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]] - [[被覆]]持ち。(2)(赤/緑)(赤/緑)の4/1。([[ギルドパクト]])
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*[[雷叫び/Thunderblust]] - 初めは速攻と[[頑強]]のみで、[[-1/-1カウンター]]が置かれるとトランプルも持つ。(2)(赤)(赤)(赤)の7/2。([[イーブンタイド]])
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*[[楕円競走車/Ovalchase Dragster]] - [[搭乗]]1で速攻とトランプルを持つ6/1クリーチャー化する[[機体]]アーティファクト。4マナ。([[カラデシュ]])
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生け贄ではなく手札に[[戻す|戻る]]ものは[[ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalker]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[スライ]]
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*[[トリプルシンボルカード]]
 
*[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[アンコモン]]1
 
*[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[アンコモン]]1
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*[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[レア]] (Starter Collection)
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*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[レア]]
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*[[マジック30周年記念プロモ]]
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[[Category:俗称のあるカード|ほおるらいとにんく]]
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__NOTOC__

2024年11月2日 (土) 20:10時点における最新版


Ball Lightning / ボール・ライトニング (赤)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。

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元祖歩く火力。もっぱら火力呪文として扱われる、1ターンかぎりの強力な特攻クリーチャー稲妻/Lightning Bolt火葬/Incinerateと共に活躍するバーンの切り札であり、スライの主力クリーチャーである。

3マナで6点ダメージとかなりの高コスト・パフォーマンスであり、ほぼ単色デッキでしか使えないトリプルシンボルであることも含めて、多くの熱狂的な使いの心を射止めた。3マナは速攻デッキに入れられるギリギリのラインなので、実質的にバーンおよびスライにおける最高の攻撃力といえる。トランプルのおかげでちょっとしたブロッカーなら踏み潰して本体ダメージを与えていけるし、ブロックされなければ攻撃後に投げることで追加ダメージも狙えるため、これが対戦相手与えるダメージ量は計り知れない。基本セット2010以前のルールでは、ブロックされたとしても戦闘ダメージスタックに乗せてから投げることができたため、より評価が高かった。

欠点は完全に使い捨てであることと、タフネスの低さ。トランプルはあるものの、先制攻撃持ちやティムが相手ではあっさり止められてしまう(特に先制攻撃に加えてプロテクション(赤)を持つ銀騎士/Silver Knightはかなり厄介)。その手の天敵を他の火力や呪われた巻物/Cursed Scrollなどで始末しつつ使うのが通例だが、その火力を対戦相手本体に向けたほうが効率よく勝利できることもままあるため、手札の火力の内容などから最良の一手を判断していく必要がある。使いこなすには独特の戦術眼が必要と言えるだろう。

  • フルバーンを名乗るデッキでもクリーチャーではなく火力とみなされてよく投入される。
  • ボール・ライトニング(球電(Wikipedia))とは、雷などの強いエネルギーが球状に固まったままで移動している状態のこと。非常に稀な現象であり目撃例は少ないが、直撃した人間の体が一瞬で炭化した事例なども報告されている。しかし科学的には原理も存在も立証されておらず、今のところはオカルトや都市伝説に近い。
    • 稲妻/Lightning Bolt地震/Earthquake同様に自然現象の一種だが、それらと違ってクリーチャーである。自然現象を操る呪文としてではなく、オカルトな存在を呼び出すものとしてデザインされているのかもしれない。
  • 略称ボーライ。また、これで攻撃することを俗に転がすと言う。→カードの俗称

[編集] 収録

[編集] オラクルの変遷

ザ・ダーク初出時の生け贄に捧げる能力は「ボールライトニングは召喚された(戦場に出た)ターンの終了時に埋葬する」となっていた。そのため、何らかの方法で埋葬をかいくぐることができれば、戦場に残り続けることができた。

Duelist誌4号でエラッタが出され、各ターンの終了時に埋葬するように変更された。第4版以降の再録時もこのエラッタを踏襲している(第6版ルール以降、「埋葬」は「生け贄に捧げる」に変更された)。

また、ザ・ダーク初出時のクリーチャー・タイプボール・ライトニング/Ball Lightningであったが、第6版ルールの「クリーチャー・タイプは1つ1単語」の方針に合わせて、1999年9月頃のオラクル更新でボール=ライトニング/Ball-Lightningと変更され、Masters Edition再録に伴う2007年9月7日のオラクル更新でエレメンタルに変更された。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

多数の亜種が生み出された。

特筆されないかぎり、トランプル速攻を持ち、終了ステップ生け贄に捧げる

生け贄に捧げる能力は持たない亜種。

生け贄ではなく手札に戻るものはヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalkerを参照。

[編集] 参考

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