アーティファクト・土地

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'''アーティファクト・土地'''/''Artifact Land''は、[[アーティファクト]]であり、かつ[[土地]]である[[オブジェクト]]。英語の読みから「アーティファクト・ランド」と呼ばれる。
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'''アーティファクト・土地'''/''Artifact Land''は、[[アーティファクト]]であり、かつ[[土地]]である[[オブジェクト]]。英語の読みから「アーティファクト・ランド」とも呼ばれる。
  
==概要==
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==解説==
{{#card:Seat of the Synod}}
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{{#card:Ancient Den}}
 
{{#card:Darksteel Citadel}}
 
{{#card:Darksteel Citadel}}
{{#card:Drossforge Bridge}}
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{{#card:Razortide Bridge}}
  
同時に他の[[カード・タイプ]]である[[土地]]は、土地のルールに従い[[プレイ]]され、[[呪文]]として[[唱える]]ことはない。もちろん土地であるため、[[打ち消す]]ことはできない。
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[[ミラディン]]の5枚[[サイクル]]が初出で、[[ダークスティール]][[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]]が追加された。だが後述のとおり[[ブロック構築]][[スタンダード]]を席巻した結果、すべて[[禁止カード]]になってしまい、長い間に渡って新規カードが登場しなかった。
  
[[アーティファクト]]であることは、長所にも短所にもなる。
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[[基本セット2015]]でダークスティールの城塞が[[再録]]されて以降は、少しずつ新規カードが追加されている。[[モダンホライゾン2]]にて17年ぶりの新規カードとなる[[橋]]サイクルと[[魔力倉庫/Power Depot]]が登場した。また、[[タイプ・サイクリング|アーティファクト・土地サイクリング]]を持つ[[滞留者の相棒/Sojourner's Companion]]と、アーティファクト・土地[[渡り]]を付与する[[ヴェクティスの手袋/Vectis Gloves]]も登場した。その後も[[フォーゴトン・レルム探訪]]以降、時折新規カードが追加されている。
  
長所は、アーティファクトを参照してメリットを生み出す[[カード]]との[[シナジー]]である。[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]には必ず採用されている[[キーカード]]であり、それ以外でも[[知識の渇望/Thirst for Knowledge]][[爆片破/Shrapnel Blast]]の餌になる。一種の[[ほぞ]]でもあるため、[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]で[[サーチ]]も可能。
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==利用==
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[[土地]][[スロット]][[アーティファクト]][[カード]]を増やすことができ、土地の[[プレイ]]によって手軽にアーティファクトを[[戦場]]に増やすことができることから、アーティファクト関連の様々な利用方法や[[シナジー]]を持つ。
  
短所は、アーティファクトを参照して[[破壊]]などを行うカードに引っかかってしまうこと。特に[[溶融/Meltdown]]や[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]は天敵で、X=0でも全て破壊、X=2で親和デッキはほぼ投了。他にも[[酸化/Oxidize]]がわずか1[[マナ]][[土地破壊]]になってしまう。
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特に[[ミラディン・ブロック]]で同時に登場した[[親和]](アーティファクト)を持つカードとは最高の相性を誇り、その名を冠した[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]では[[マナ基盤]]兼[[キーカード]]として投入され、[[禁止カード]]に指定されるほどの活躍を見せた(後述)。それ以外でも、[[知識の渇望/Thirst for Knowledge]]や[[爆片破/Shrapnel Blast]]の餌になる、一種の[[ほぞ]]でもあるため[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]などで[[サーチ]]できる、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの[[カード・タイプ]]数を参照するカードと相性が良いなど、利用方法は枚挙に暇がない。
  
*[[2005年]]3月20日に[[ミラディン・ブロック]]の6種全てが[[スタンダード]][[禁止カード]]に指定された。さらに[[2006年]]3月20日から[[ミラディン・ブロック構築]]でも禁止。[[モダン]]では[[ミラディン]]初出の5種類が禁止。
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一方で、アーティファクトであることは短所にもなる。特に大きいのはアーティファクト[[破壊]]に引っかかってしまう点であり、例えば[[酸化/Oxidize]]がわずか1[[マナ]][[土地破壊]]になってしまうため、マナ基盤を失いやすい。特に[[溶融/Meltdown]][[破滅的な行為/Pernicious Deed]]は親和デッキにとって天敵であった。
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==その他==
 
*各種[[Mox]]の調整版と見ることができる。即ち、土地としてしかプレイできない0[[マナ]]の[[マナ・アーティファクト]]である。
 
*各種[[Mox]]の調整版と見ることができる。即ち、土地としてしかプレイできない0[[マナ]]の[[マナ・アーティファクト]]である。
*[[ミラディン]]の5枚の土地[[サイクル]]は、それぞれストーリー的に伝説性を持つようなものだったが、カードでは[[特殊タイプ]]「[[伝説の]]」を持たない。ストーリーよりもゲーム性を優先した結果か。もっとも後から考えてみれば、やっぱり[[伝説の土地]]にしておいた方が良かったのかも知れない。
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*[[ミラディン・ブロック]]のすべてのアーティファクト・土地([[ミラディン]]の5枚の[[サイクル]]、および[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]])は、いずれも複数の[[フォーマット]]で[[禁止カード]]に指定されている。詳細は[[古えの居住地/Ancient Den#禁止指定]]、[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel#禁止指定]]を参照。
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*ミラディンの5枚のサイクルは、それぞれストーリー的に伝説性を持つようなものだったが、カードでは[[特殊タイプ]]「[[伝説の]]」を持たない。ストーリーよりもゲーム性を優先した結果か。もっとも後から考えてみれば、やっぱり[[伝説の土地]]にしておいた方が良かったのかも知れない。
 
**[[ミラディン包囲戦]]では、これらの後の時代の[[絵|イラスト]]が、[[頂点]]サイクルとして描かれた。効果自体に関連性はない。
 
**[[ミラディン包囲戦]]では、これらの後の時代の[[絵|イラスト]]が、[[頂点]]サイクルとして描かれた。効果自体に関連性はない。
*この後、[[部族 (俗称)|部族]]をテーマにした[[ローウィン]]では「[[部族]]・土地」サイクルを作る案もあったが、アーティファクト・土地の惨事の再来を恐れて断念したという。
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*[[タイプ的]]をテーマにした[[ローウィン]]では「[[同族]]・土地」サイクルを作る案もあったが、アーティファクト・土地の惨事の再来を恐れて断念したという。[[土地・エンチャント]][[テーロス]]では断念されたものの、[[土地・エンチャント#開発秘話|紆余曲折]]の末モダンホライゾン2で初登場している。
*さらにその後、[[エンチャント]]をテーマにした[[テーロス・ブロック]]では、[[デザイン・チーム]]は「エンチャント・土地」に手を着けるのは「二番煎じ」になる<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0008841/ きらきら星](Making Magic 2014年4月28日)</ref>うえ、「火遊びのようなもの」だと判っていたため、一度たりともデザインしようとはしなかった<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0010762/ 2つのホントと1つのウソ](Making Magic 2014年6月2日)</ref>。
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*[[2018年]]時点での[[ストーム値]]は最高値の10。[[本流のセット]]での再登場の可能性は極めて低いとされていたものの、[[フォーゴトン・レルム探訪]]以降、再登場を果たしている(→[[#該当カード]])。
**[[神々の軍勢]][[デベロップ・チーム]]はこれについて少し話をしたが、結局それが弱すぎるか、ブロック後半の面白さを奪ってしまうかのどちらかになるだろうとの認識であった<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0008484/ 一問一答の軍勢](Latest Developments 2014年2月7日)</ref>。
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**[[テーロス還魂記]]でも話し合いが行われたが、[[星座]]との組み合わせが強力すぎるとして再び断念している。ただし「エンチャント関連」テーマがないセットでなら、いつか作るかもしれない、と付け加えている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033783/ さらなるこぼれ話:『テーロス還魂記』](Making Magic 2020年2月3日)</ref>。
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==ルール==
***その後実際に、エンチャントがテーマになっていない[[モダンホライゾン2]]にて、エンチャント・土地である[[ウルザの物語/Urza's Saga]]が作られた。メカニズムとしてではなく、[[土地タイプ]][[ウルザの]]/Urza's」と[[エンチャント・タイプ]][[英雄譚]]/Saga」を組み合わせて「Urza's Saga」を作るという言葉遊びのためであった。
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*同時に他の[[カード・タイプ]]である[[土地]]は、土地のルールに従い[[プレイ]]され、[[呪文]]として[[唱える]]ことはない。もちろん呪文ではないため、[[打ち消す]]ことはできない。
  
 
==該当カード==
 
==該当カード==
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===[[モダンホライゾン2]]===
 
===[[モダンホライゾン2]]===
*[[剃刀潮の橋/Razortide Bridge]]
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*[[橋]]
*[[黄金沼の橋/Goldmire Bridge]]
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**[[剃刀潮の橋/Razortide Bridge]]
*[[霧霊堂の橋/Mistvault Bridge]]
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**[[黄金沼の橋/Goldmire Bridge]]
*[[銀色険の橋/Silverbluff Bridge]]
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**[[霧霊堂の橋/Mistvault Bridge]]
*[[鉱滓造の橋/Drossforge Bridge]]
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**[[銀色険の橋/Silverbluff Bridge]]
*[[暗闇苔の橋/Darkmoss Bridge]]
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**[[鉱滓造の橋/Drossforge Bridge]]
*[[熔融林の橋/Slagwoods Bridge]]
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**[[暗闇苔の橋/Darkmoss Bridge]]
*[[錆付谷の橋/Rustvale Bridge]]
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**[[熔融林の橋/Slagwoods Bridge]]
*[[荊棘光の橋/Thornglint Bridge]]
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**[[錆付谷の橋/Rustvale Bridge]]
*[[糸絡渦の橋/Tanglepool Bridge]]
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**[[荊棘光の橋/Thornglint Bridge]]
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**[[糸絡渦の橋/Tanglepool Bridge]]
 
*[[魔力倉庫/Power Depot]]
 
*[[魔力倉庫/Power Depot]]
  
==脚注==
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===[[フォーゴトン・レルム探訪]]===
<references />
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*[[宝物庫/Treasure Vault]]
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===[[イクサラン:失われし洞窟]]===
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*[[千の兵舎/Barracks of the Thousand]]([[変身する両面カード]]の[[第2面]])
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*[[無限の池/The Myriad Pools]](変身する両面カードの第2面)
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===[[カルロフ邸殺人事件]]===
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*[[犯行現場/Scene of the Crime]]
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[土地]]
 
*[[土地]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
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2024年11月23日 (土) 15:28時点における最新版

アーティファクト・土地/Artifact Landは、アーティファクトであり、かつ土地であるオブジェクト。英語の読みから「アーティファクト・ランド」とも呼ばれる。

目次

[編集] 解説


Ancient Den / 古えの居住地
アーティファクト 土地

(T):(白)を加える。



Darksteel Citadel / ダークスティールの城塞
アーティファクト 土地

破壊不能
(T):(◇)を加える。



Razortide Bridge / 剃刀潮の橋
アーティファクト 土地

剃刀潮の橋はタップ状態で戦場に出る。
破壊不能
(T):(白)か(青)を加える。


ミラディンの5枚サイクルが初出で、ダークスティールダークスティールの城塞/Darksteel Citadelが追加された。だが後述のとおりブロック構築スタンダードを席巻した結果、すべて禁止カードになってしまい、長い間に渡って新規カードが登場しなかった。

基本セット2015でダークスティールの城塞が再録されて以降は、少しずつ新規カードが追加されている。モダンホライゾン2にて17年ぶりの新規カードとなるサイクルと魔力倉庫/Power Depotが登場した。また、アーティファクト・土地サイクリングを持つ滞留者の相棒/Sojourner's Companionと、アーティファクト・土地渡りを付与するヴェクティスの手袋/Vectis Glovesも登場した。その後もフォーゴトン・レルム探訪以降、時折新規カードが追加されている。

[編集] 利用

土地スロットアーティファクトカードを増やすことができ、土地のプレイによって手軽にアーティファクトを戦場に増やすことができることから、アーティファクト関連の様々な利用方法やシナジーを持つ。

特にミラディン・ブロックで同時に登場した親和(アーティファクト)を持つカードとは最高の相性を誇り、その名を冠した親和デッキではマナ基盤キーカードとして投入され、禁止カードに指定されるほどの活躍を見せた(後述)。それ以外でも、知識の渇望/Thirst for Knowledge爆片破/Shrapnel Blastの餌になる、一種のほぞでもあるため粗石の魔道士/Trinket Mageなどでサーチできる、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのカード・タイプ数を参照するカードと相性が良いなど、利用方法は枚挙に暇がない。

一方で、アーティファクトであることは短所にもなる。特に大きいのはアーティファクト破壊に引っかかってしまう点であり、例えば酸化/Oxidizeがわずか1マナ土地破壊になってしまうため、マナ基盤を失いやすい。特に溶融/Meltdown破滅的な行為/Pernicious Deedは親和デッキにとって天敵であった。

[編集] その他

[編集] ルール

[編集] 該当カード

[編集] ミラディン

[編集] ダークスティール

[編集] モダンホライゾン2

[編集] フォーゴトン・レルム探訪

[編集] イクサラン:失われし洞窟

[編集] カルロフ邸殺人事件

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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