生体武器

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===ルール===
 
===ルール===
*トークンを生成し、それにつけるまでが一連の能力である。能力の[[解決]]中にはトークンの[[タフネス]]は0だが、装備品が与える[[修整]]によってタフネスが1以上になったならば、[[状況起因処理]]のチェック時に[[墓地]]に置かれることはない。
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*[[トークン]]を[[生成]]し、それに[[つける]]までが一連の能力である。生成されてからつけられるまでの間に[[優先権]]は発生しない。
*通常の装備品と同様に、装備能力を起動して他のクリーチャーにつけ替えることもできる。ただし、他の何らかの[[効果]]でタフネスを増加しておかない限り、トークンは状況起因処理で墓地に置かれる。
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**能力の[[解決]]中にはファイレクシアン・細菌・トークンの[[タフネス]]は0だが、装備品が与える[[修整]]によってタフネスが1以上になったならば、[[状況起因処理]]のチェック時に[[墓地]]に置かれることはない。
*[[統率者戦]]において、[[固有色]]の決定にはそのカード自身の色と[[ルール・テキスト]]の[[マナ・シンボル]]のみが参照される。生体武器を持つ[[無色]]の装備品は、生成されるトークンの色は黒だがルール・テキストに[[黒マナ]]・シンボルを含まないので、固有色は黒ではなく無色である。詳細は[[固有色]]の項を参照。
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*[[倍増の季節/Doubling Season]]の[[置換効果]]などで1度の[[誘発]]で2体以上のトークンが生成された場合、いずれか1体を選んで装備品をつける([[対象]]を取るわけではない)。
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*[[パンハモニコン/Panharmonicon]]などの能力で2回以上誘発した場合、それぞれの解決時に「トークンを生成し、それにつける」ことを行う。
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*通常の装備品と同様に、装備能力を起動して他のクリーチャーにつけ替えることもできる。
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**上記3例において、ファイレクシアン・細菌・トークンのタフネスは0であるため、他の何らかの効果でタフネスを増加しておかない限り、トークンは状況起因処理で墓地に置かれる。
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*[[統率者戦]]において、[[固有色]]の決定にはそのカード自身の色と[[ルール・テキスト]]の[[マナ・シンボル]]のみが参照され、生成されるトークンの[[色]]は無関係である({{CR|903.4}})。
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**例えば、[[皮剥ぎの鞘/Flayer Husk]]の固有色は[[無色]]である。[[]]ではない。詳細は[[固有色]]の項も参照。
  
 
===その他===
 
===その他===
 
*[[モダンホライゾン2]]発売に伴い、生成されるトークンに[[ファイレクシアン]]が追加されるように改定された。[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の技術であることがより際立った。
 
*[[モダンホライゾン2]]発売に伴い、生成されるトークンに[[ファイレクシアン]]が追加されるように改定された。[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の技術であることがより際立った。
*その性質上、生体武器を持つ装備品は、基本的にタフネスに修整を与える能力を持つ。
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*トークンのタフネスが0である性質上、生体武器を持つ装備品は、基本的にタフネスに修整を与える能力を持つ。
 
*生体武器を持つ装備品のこと自体を生体武器と呼ぶことも多い。
 
*生体武器を持つ装備品のこと自体を生体武器と呼ぶことも多い。
 
*[[ミラディンの傷跡ブロック]]の全ての生体武器が合体すると[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003969/ こうなる](一番下)。
 
*[[ミラディンの傷跡ブロック]]の全ての生体武器が合体すると[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003969/ こうなる](一番下)。
 
*装備品自体の[[カードパワー]]を上げすぎずに[[プレイアブル]]なカードを生み出せるため、[[#類似カード]]も登場している。
 
*装備品自体の[[カードパワー]]を上げすぎずに[[プレイアブル]]なカードを生み出せるため、[[#類似カード]]も登場している。
 
**[[ファイレクシア:完全なる統一]]では、トークンが[[赤]]の2/2の[[レベル]]になった[[ミラディン/Mirrodin]]版、[[ミラディンのために!]]が登場した。
 
**[[ファイレクシア:完全なる統一]]では、トークンが[[赤]]の2/2の[[レベル]]になった[[ミラディン/Mirrodin]]版、[[ミラディンのために!]]が登場した。
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**[[ファイナルファンタジー]]では、トークンが[[無色]]の1/1の[[英雄]]になった[[ジョブ選択]]が登場した。
 
**トークンは用いないが、[[換装]]装備品もこの系統の一種とみなせる。
 
**トークンは用いないが、[[換装]]装備品もこの系統の一種とみなせる。
 
**反対にETB能力で装備品を戦場に出すクリーチャー・カードとして[[タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith]]や[[探偵社の装備役/Agency Outfitter]]がある。
 
**反対にETB能力で装備品を戦場に出すクリーチャー・カードとして[[タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith]]や[[探偵社の装備役/Agency Outfitter]]がある。

2025年5月15日 (木) 20:07時点における版

生体武器/Living Weapon
種別 誘発型能力
登場セット ミラディン包囲戦
新たなるファイレクシア
統率者2015
モダンホライゾン2
ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ
機械兵団の進軍統率者デッキ
モダンホライゾン3
CR CR:702.92

生体武器(せいたいぶき)/Living Weaponは、ミラディン包囲戦で初登場したキーワード能力。それを持つ装備品戦場に出たときに誘発する誘発型能力である。


Flayer Husk / 皮剥ぎの鞘 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0のファイレクシアン(Phyrexian)・細菌(Germ)クリーチャー・トークン1体を生成し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
装備(2)


定義

生体武器/Living Weaponは、「この装備品戦場に出たとき、の0/0のファイレクシアン細菌クリーチャートークンを1体生成し、その後これをそれにつける。」を意味する。

解説

新ファイレクシア/New Phyrexiaにより生み出された、自律的に行動する生体パーツを表したメカニズム

「装備先がいないと腐る」という装備品の弱点を装備先を伴うことで解消し、装備能力を起動する手間を省くこともできる。ただし、その分マナ・コストも装備コスト重めに設定されている。

ミラディン包囲戦から登場した生体武器はすべて無色アーティファクトだったが、ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ以降は有色アーティファクトの生体武器も登場するようになった。

ルール

  • トークン生成し、それにつけるまでが一連の能力である。生成されてからつけられるまでの間に優先権は発生しない。
    • 能力の解決中にはファイレクシアン・細菌・トークンのタフネスは0だが、装備品が与える修整によってタフネスが1以上になったならば、状況起因処理のチェック時に墓地に置かれることはない。
  • 倍増の季節/Doubling Season置換効果などで1度の誘発で2体以上のトークンが生成された場合、いずれか1体を選んで装備品をつける(対象を取るわけではない)。
  • パンハモニコン/Panharmoniconなどの能力で2回以上誘発した場合、それぞれの解決時に「トークンを生成し、それにつける」ことを行う。
  • 通常の装備品と同様に、装備能力を起動して他のクリーチャーにつけ替えることもできる。
    • 上記3例において、ファイレクシアン・細菌・トークンのタフネスは0であるため、他の何らかの効果でタフネスを増加しておかない限り、トークンは状況起因処理で墓地に置かれる。
  • 統率者戦において、固有色の決定にはそのカード自身の色とルール・テキストマナ・シンボルのみが参照され、生成されるトークンのは無関係である(CR:903.4)。

その他

類似カード

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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