緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
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登場時の[[スタンダード]]には、[[ライブラリー]]からクリーチャーを戦場に出す[[呪文]]として他に[[起源の波/Genesis Wave]]や[[召喚の罠/Summoning Trap]]があるが、これらと比べると確実に目当てのクリーチャーが手に入るのが強み。反面、緑のクリーチャーに限定されている欠点はあるが、[[色の役割]]的にクリーチャーの質も量ももっとも充実している[[色]]であるため大きな問題にはなりにくいだろう。 | 登場時の[[スタンダード]]には、[[ライブラリー]]からクリーチャーを戦場に出す[[呪文]]として他に[[起源の波/Genesis Wave]]や[[召喚の罠/Summoning Trap]]があるが、これらと比べると確実に目当てのクリーチャーが手に入るのが強み。反面、緑のクリーチャーに限定されている欠点はあるが、[[色の役割]]的にクリーチャーの質も量ももっとも充実している[[色]]であるため大きな問題にはなりにくいだろう。 | ||
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*{{Gatherer|id=253971}}に描かれている場所は[[伝承の樹/Tree of Tales]]({{Gatherer|id=73878}})。 | *{{Gatherer|id=253971}}に描かれている場所は[[伝承の樹/Tree of Tales]]({{Gatherer|id=73878}})。 | ||
− | [[モダン]]では、マナ加速、シルバーバレット、切り札サーチのどれにも使用可能と言う多用途性から、あらゆる緑デッキに入る状態に陥っていたため、[[2011年]]10月1日より[[禁止カード]] | + | ==禁止指定== |
+ | [[モダン]]では、マナ加速、シルバーバレット、切り札サーチのどれにも使用可能と言う多用途性から、あらゆる緑デッキに入る状態に陥っていたため、[[2011年]]10月1日より[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/explanation-september-2011-br-changes-2011-09-20-0 Explanation of September 2011 B&R Changes]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003996/ 2011年9月制限禁止カード変更点について]([[Daily MTG]] [[2011年]]9月20日)</ref>。 | ||
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+ | [[2024年]]12月16日よりモダンでの禁止が解除された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0038345/ 2024年12月16日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2024年]]12月15日)</ref>。[[モダンホライゾン]]シリーズ投入が続いたモダン環境の激変に伴い、過去の禁止の解除を試行する価値があると判断されたため。 | ||
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+ | *[[緑の太陽の黄昏/Green Sun's Twilight]] | ||
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2024年12月17日 (火) 11:19時点における最新版
ソーサリー
あなたのライブラリーからマナ総量がX以下の緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。緑の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
緑の頂点は緑のクリーチャー専用のサーチで、サーチしたクリーチャーを直接戦場に出すことができる。
即効性のあるサーチという魅力的な効果。特定のキーカードを水増ししたり、様々なクリーチャーを1枚挿ししてシルバーバレット戦術を組んだりといった使途が考えられる。ライブラリーに戻るので何度も使い回しが利くため、マナ・クリーチャーを呼び出してマナ加速をしたり、適当に戦力を戦場に追加したりに序盤から積極的に使っても特に損はしない。
登場時のスタンダードには、ライブラリーからクリーチャーを戦場に出す呪文として他に起源の波/Genesis Waveや召喚の罠/Summoning Trapがあるが、これらと比べると確実に目当てのクリーチャーが手に入るのが強み。反面、緑のクリーチャーに限定されている欠点はあるが、色の役割的にクリーチャーの質も量ももっとも充実している色であるため大きな問題にはなりにくいだろう。
緑がらみのデッキならほぼすべて相性がよいが、X呪文であることもあり、膨大なマナを生み出せるデッキで特に有効。登場時のスタンダードでは赤緑ヴァラクートをさらに強化し、その後もターボランド系の赤緑コントロールを支えた。いずれの場合も最も強力な相方は原始のタイタン/Primeval Titan。
カードプールが広いエターナルではさらに汎用性が高まる。X=0でドライアドの東屋/Dryad Arborを持ってくることができ、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesのごとく扱える。もちろん素直にタルモゴイフ/Tarmogoyf、聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryといった強力軽量クリーチャーを出したり、ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg、クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage、漁る軟泥/Scavenging Ooze、スクリブのレインジャー/Scryb Rangerといった尖った性能のクリーチャーでシルバーバレット戦術を行ったりと多様な戦術が考えられる。→ Maverick
リミテッドでも緑のクリーチャーが5枚くらい取れているなら十分採用圏内。アンコモン以上の強力カードを実質水増しできる。
- サーチしてライブラリーを切り直した後これを戻してまた切り直す、と二度手間のように思えるがこれは呪文のコントローラーとオーナーが違う場合のための措置。心因検査器/Psychogenic Probeなどのライブラリーを切り直すことで誘発する能力は2回誘発するので注意。
- 「X以下のクリーチャー・カードを探す」なので、Xを必要以上に大きくしたり、見つからなかったことにして戦場に何も出さないことを選んだりできる。マナ総量を操作して相殺/Counterbalanceを潜り抜けたい、とりあえずライブラリーを切り直したい、ライブラリーアウト寸前なのでライブラリーを1枚でも水増ししたい、などの局面で有効なプレイングである。
- 絵描きの召使い/Painter's Servantで緑を指定すれば、どんなクリーチャーでも戦場に出すことができる。
- 一方スランのレンズ/Thran Lensがあっても、何も出せなくなることはない。スランのレンズは戦場にしか効果がなく、ライブラリー内のカードの色を変えることはできないため。
- イラストに描かれている場所は伝承の樹/Tree of Tales(イラスト)。
[編集] 禁止指定
モダンでは、マナ加速、シルバーバレット、切り札サーチのどれにも使用可能と言う多用途性から、あらゆる緑デッキに入る状態に陥っていたため、2011年10月1日より禁止カードに指定された[1]。
2024年12月16日よりモダンでの禁止が解除された[2]。モダンホライゾンシリーズ投入が続いたモダン環境の激変に伴い、過去の禁止の解除を試行する価値があると判断されたため。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ミラディン包囲戦の頂点サイクル。いずれもマナ・コストにXを含み、解決の際にライブラリーに戻る。
- 白の太陽の頂点/White Sun's Zenith
- 青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith
- 黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith
- 赤の太陽の頂点/Red Sun's Zenith
- 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
[編集] 脚注
- ↑ Explanation of September 2011 B&R Changes/2011年9月制限禁止カード変更点について(Daily MTG 2011年9月20日)
- ↑ 2024年12月16日 禁止制限告知(Daily MTG 2024年12月15日)
[編集] 参考
- サーチカード
- マナ・コストにXを含むカード一覧
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - レア
- カード個別評価:エターナルマスターズ - レア
- From the Vault:Twenty