赤緑コントロール

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赤緑コントロール(Red-Green Control)は、赤緑の2で構成されるコントロールデッキ

目次

[編集] 概要

主に火力土地破壊アドバンテージカードパーマネント除去を組み合わせて使われる。

赤緑ステロイドがメインであり、コントロールの組み合わせとしてはそこまでメジャーではないが、ウィニークリーチャーが力不足の時やメタゲーム次第で時折登場する。

クリーチャーに手出しできない緑コントロールの補足としてを足すといった構成になることも多い。赤単コントロールよりも柔軟性に富み、緑単コントロールよりもクリーチャー相手に有利。

[編集] ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

環境赤緑ヴァラクートに引き続き、原始のタイタン/Primeval Titanを用いたビッグ・マナ系のデッキが登場。


Primeval Titan / 原始のタイタン (4)(緑)(緑)
クリーチャー — 巨人(Giant)

トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

6/6


Kessig Wolf Run / ケッシグの狼の地
土地

(T):(◇)を加える。
(X)(赤)(緑),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。


詳細はケッシグ・ランプを参照。

[編集] ゼンディカー・ブロック期

原始のタイタン/Primeval Titan溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleを使用したターボランドコンボコントロールが登場。


Primeval Titan / 原始のタイタン (4)(緑)(緑)
クリーチャー — 巨人(Giant)

トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

6/6


Valakut, the Molten Pinnacle / 溶鉄の尖峰、ヴァラクート
土地

溶鉄の尖峰、ヴァラクートはタップ状態で戦場に出る。
山(Mountain)が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは「溶鉄の尖峰、ヴァラクートはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
(T):(赤)を加える。


詳細は赤緑ヴァラクートのページを参照のこと。

[編集] 時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築では、優秀クリーチャーを軸にしたステロイドが存在する中、土地破壊に寄せたコントロール寄りのデッキも登場した。


Wall of Roots / 根の壁 (1)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant) 壁(Wall)

防衛
根の壁の上に-0/-1カウンターを1個置く:(緑)を加える。毎ターン1回のみ起動できる。

0/5


Avalanche Riders / なだれ乗り (3)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad)

速攻
エコー(3)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
なだれ乗りが戦場に出たとき、土地1つを対象とし、それを破壊する。

2/2


Harmonize / 調和 (2)(緑)(緑)
ソーサリー

カードを3枚引く。


ビッグ・マナとは違い、土地破壊対戦相手を遅らせることで自身を有利にする。根の壁/Wall of Roots明日への探索/Search for Tomorrowマナ加速し、なだれ乗り/Avalanche Ridersムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss土地を縛り、幽体の魔力/Spectral Forceなどの大型クリーチャーにつないで勝利する。強力ドローカード調和/Harmonizeの存在も大きい。

また、タッチ虚空/Voidなどを加えるバージョンも存在する。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (13)
3 幽体の魔力/Spectral Force
4 根の壁/Wall of Roots
2 なだれ乗り/Avalanche Riders
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
呪文 (24)
3 分解/Disintegrate
3 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss
4 調和/Harmonize
4 明日への探索/Search for Tomorrow
2 虹色のレンズ/Prismatic Lens
4 死亡+退場/Dead+Gone
土地 (23)
6 山/Mountain
11 森/Forest
4 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
2 ウルザの工廠/Urza's Factory
サイドボード
4 ユートピアの誓約/Utopia Vow
3 硫黄破/Sulfurous Blast
2 鋸刃の矢/Serrated Arrows
2 なだれ乗り/Avalanche Riders
2 砕岩を食うもの/Detritivore
2 大いなるガルガドン/Greater Gargadon

[編集] ミラディン・ブロック+神河ブロック期

ミラディン・ブロック神河ブロック期のスタンダードでは、創造の標デッキから中核の創造の標/Beacon of Creationを抜き、替わりにを加えたフレッシュメーカーが登場。


Arc-Slogger / 弧炎撒き (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ビースト(Beast)

(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。

4/5


Sakura-Tribe Elder / 桜族の長老 (1)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)

桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。

1/1

創造の標のカードパワーが魅力的だったのか、本家の方が人気が高かった。また、この時代はスタンダードでの大きな大会が少なかったこともマイナーである一因。詳しくはフレッシュメーカーを参照。

[編集] ミラディン・ブロック構築

ミラディン・ブロックにおける赤緑コントロールは、メタゲームに合致したアーティファクト対策デッキ。ビッグ・レッドに次ぐアンチデッキとして人気を博し、親和に対抗した。


Electrostatic Bolt / 静電気の稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。静電気の稲妻はそれに2点のダメージを与える。それがアーティファクト・クリーチャーである場合、代わりに静電気の稲妻はそれに4点のダメージを与える。



Eternal Witness / 永遠の証人 (1)(緑)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。

2/1

アーティファクト除去土地破壊などを多く投入し、対戦相手リソースを削っていく。それを永遠の証人/Eternal Witness真面目な身代わり/Solemn Simulacrum占術付き呪文で補助。最終的には弧炎撒き/Arc-Slogger火の玉/Fireballで決着をつける。ビッグ・レッドと比べると、火力スロットをあまり割かない分クリーチャーも多めである。

カード・プールが狭いブロック構築環境ならではのデッキ。メタの中核が親和に確定しているため、テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justiceメインデッキに4枚投入されることもある。

  • 同環境の12postに赤を足したバージョンも存在する。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (17)
4 弧炎撒き/Arc-Slogger
4 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum
4 永遠の証人/Eternal Witness
3 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
2 腐食ナメクジ/Molder Slug
呪文 (19)
2 旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble
3 マグマの噴流/Magma Jet
4 溶鉄の雨/Molten Rain
2 手綱取り/Grab the Reins
4 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt
4 テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice
土地 (24)
12 森/Forest
12 山/Mountain
サイドボード
2 旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble
4 刈り取りと種まき/Reap and Sow
3 粗野な覚醒/Rude Awakening
3 酸化/Oxidize
3 等時の王笏/Isochron Scepter

[編集] オンスロート・ブロック構築

オンスロート・ブロック構築では、爆発的植生/Explosive Vegetationマナ加速に使用するベジテーションのうち、赤緑のものも存在した。


Explosive Vegetation / 爆発的植生 (3)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。


また、スカージ参入後には絹鎖の蜘蛛/Silklash Spiderめった切り/Slice and Diceなどを使用しアストログライドゴブリンなどをメタったRogue Decreeも登場した。


Silklash Spider / 絹鎖の蜘蛛 (3)(緑)(緑)
クリーチャー — 蜘蛛(Spider)

到達
(X)(緑)(緑):絹鎖の蜘蛛は飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。

2/7


Slice and Dice / めった切り (4)(赤)(赤)
ソーサリー

めった切りは、各クリーチャーに4点のダメージを与える。
サイクリング(2)(赤)((2)(赤),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたがめった切りをサイクリングしたとき、あなたは「めった切りは各クリーチャーに1点のダメージを与える」ことを選んでもよい。


[編集] ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期

ウルザ・ブロックマスクス・ブロック期のスタンダードでは、トリニティからの土地破壊流行に乗って登場したアングリーハーミットが活躍。


Arc Lightning / 弧状の稲妻 (2)(赤)
ソーサリー

1つか2つか3つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。弧状の稲妻は、それらに3点のダメージを望むように割り振って与える。



Birds of Paradise / 極楽鳥 (緑)
クリーチャー — 鳥(Bird)

飛行
(T):好きな色のマナ1点を加える。

0/1

ミラーマッチを意識したアングリーノンハーミットも登場し、環境を引っ張った。詳しくはそれぞれアングリーハーミットアングリーノンハーミットを参照。

[編集] モダン

モダンでは、マナ加速からマナ拘束を仕掛けるデッキが存在している。初期は血染めの月/Blood Moon土地破壊呪文を中心とする構成で、主に赤緑ポンザ(RG Ponza)と呼ばれていた。


Arbor Elf / 東屋のエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):森(Forest)1つを対象とし、それをアンタップする。

1/1


Blood Moon / 血染めの月 (2)(赤)
エンチャント

基本でない土地は山(Mountain)である。


詳細は赤緑ポンザを参照。

テーロス還魂記参入後は、運命の神、クローティス/Klothys, God of Destinyを獲得したことで赤緑ポンザがクリーチャー中心の構成に変化。血染めの月に代わって月の大魔術師/Magus of the Moonが採用されるようになった。


Magus of the Moon / 月の大魔術師 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

基本でない土地は山(Mountain)である。

2/2


Klothys, God of Destiny / 運命の神、クローティス (1)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)

破壊不能
あなたの赤と緑への信心が7未満であるかぎり、運命の神、クローティスはクリーチャーではない。
あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。それが土地カードであるなら、(赤)か(緑)を加える。そうでないなら、あなたは2点のライフを得て、運命の神、クローティスは各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。

4/5

さらにイコリア:巨獣の棲処参入後は、獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer相棒に据えたタイプも見られるようになった。


Obosh, the Preypiercer / 獲物貫き、オボシュ (3)(黒/赤)(黒/赤)
伝説のクリーチャー — ヘリオン(Hellion) ホラー(Horror)

相棒 ― あなたの開始時のデッキに、マナ総量が奇数のカードと土地カードのみが入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
あなたがコントロールしていてマナ総量が奇数である発生源がパーマネントやプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりに、それはそのパーマネントかプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。

3/5

[編集] サンプルリスト

[編集] テーロス還魂記後

Gruul Midrange [1]
土地 (20)
6 森/Forest
1 山/Mountain
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (27)
4 東屋のエルフ/Arbor Elf
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
2 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
4 栄光をもたらすもの/Glorybringer
3 運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny
4 月の大魔術師/Magus of the Moon
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer
呪文 (13)
2 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
3 略奪/Pillage
4 稲妻/Lightning Bolt
4 楽園の拡散/Utopia Sprawl
サイドボード (15)
2 神々の憤怒/Anger of the Gods
1 目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno
2 窒息/Choke
2 燃えがら蔦/Cindervines
2 溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe
1 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
3 強情なベイロス/Obstinate Baloth
2 大祖始の遺産/Relic of Progenitus

[編集] イコリア:巨獣の棲処後

Gruul Obosh Midrange [2]
土地 (22)
1 魂の洞窟/Cavern of Souls
7 森/Forest
1 山/Mountain
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (30)
4 東屋のエルフ/Arbor Elf
4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
4 栄光をもたらすもの/Glorybringer
1 呪詛呑み/Hexdrinker
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny
2 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
4 月の大魔術師/Magus of the Moon
4 歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer
呪文 (8)
4 稲妻/Lightning Bolt
4 楽園の拡散/Utopia Sprawl
サイドボード (15)
1 神々の憤怒/Anger of the Gods
1 血染めの月/Blood Moon
2 窒息/Choke
1 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
4 人生は続く/Life Goes On
1 獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer
3 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2 夏の帳/Veil of Summer

[編集] パウパー

統率者レジェンズ参入後のパウパー環境では、土地破壊火力を加え、続唱クリーチャーで攻めるデッキが存在する。


Annoyed Altisaur / 苛立つアルティサウルス (5)(緑)(緑)
クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)

到達、トランプル
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)

6/5


Boarding Party / 乗り込み部隊 (5)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)

速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)

6/3


Mwonvuli Acid-Moss / ムウォンヴーリーの酸苔 (2)(緑)(緑)
ソーサリー

土地1つを対象とし、それを破壊する。あなたのライブラリーから森(Forest)カードを1枚探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。


詳しくは続唱ランプを参照のこと。

[編集] 参考

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