再誕世界、エムラクール/Emrakul, the World Anew
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2024年12月4日 (水) 01:01時点における最新版
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールしているすべてのクリーチャーのコントロールを得る。
飛行、プロテクション(呪文やこのターンに唱えられたパーマネント)
再誕世界、エムラクールが戦場を離れたとき、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。
マッドネス ― 6点の(◇)を支払う。
モダンホライゾン3の伝説のエルドラージの巨人の1体。エムラクール/Emrakulとしては最小ながら、それでも2桁のP/Tを持つ。
エルドラージの巨人らしく12マナというド派手なマナ総量が関門。リアニメイトの制限は無いので釣り上げるなり、マッドネスを利用して戦場に出したいところ。唱えた場合はその時点でプレイヤー1人のクリーチャー全てをコントロール奪取できるので、出来ればマッドネスや踏み倒しを用いるのがよい。唱えた時点で誘発するため、通常の打ち消しではコントロール奪取を防げないのも強みとなる。ただしマッドネスを活用する場合は無色マナ6点と、本体ほどではないが結構な重さ。能動的に捨てる手段を利用しつつ併用するには、それなりにデッキ構築に工夫が必要だろう。
クリーチャーとしての性能は飛行とプロテクションを持つファッティ。プロテクションの範囲も呪文とそのターンに出たパーマネントと非常に広く、除去耐性としては払拭の光/Banishing Light系の除去も無効化できる。過去のエムラクールの例に漏れず、場持ちのよいフィニッシャーとしての運用が基本となりそうだ。
気をつけたいのは戦場を離れる時に、自分のクリーチャーを全て道連れにするデメリット。奪ったクリーチャーはもちろん、普通にコントロールしていたクリーチャーも生け贄に捧げる羽目になるので、基本的に盤面がガラ空きになる。防ぎたい場合はフェイズ・アウトを利用するなり、自分のクリーチャーを保護するだけなら明滅と組み合わせるのもよい。サクリファイス気質のデッキの場合は除去されなければ普通のフィニッシャーとして、除去された場合も一気に死亡誘発を連鎖させる手段としても機能させられる。
- マッドネスコストは無色マナが6点、つまり(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)である。無色マナ1点とライフ6点ではないので注意。
- 日本語版カードには、従来の訳では「プロテクション(呪文)、プロテクション(このターンに唱えられたパーマネント)」となるところを、「プロテクション(呪文やこのターンに唱えられたパーマネント)」としてしまっている誤訳がある。オラクルでは"protection from A and from B"の形で書かれているので、独立した2つのプロテクション能力である(CR:702.16g)。(参考:ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec)
- マッドネスはエムラクールが現出したイニストラードを覆う影ブロックの主要メカニズムだった。クリーチャーのコントロールを得る能力はイニストラード/Innistradの生物たちがエムラクールの影響でエルドラージへと変異していったこと、戦場を離れたときの能力はエムラクールが消失した後に変異した生物は砕け散ったストーリーを意識したものと思われる。
[編集] 関連カード
- 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
- 約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End
- 再誕世界、エムラクール/Emrakul, the World Anew
[編集] サイクル
モダンホライゾン3の神話レアのエルドラージの巨人/Eldrazi Titanサイクル。いずれも無色の伝説のエルドラージで、唱えたときに誘発する誘発型能力を持つ。
- 再誕世界、エムラクール/Emrakul, the World Anew
- 穢すもの、ウラモグ/Ulamog, the Defiler
- 崩壊した現実、コジレック/Kozilek, the Broken Reality
エルドラージの巨人では無いが、伝説のエルドラージとして噴火するヌルカイト、ヘリガスト/Herigast, Erupting Nullkiteも収録されている。
[編集] ストーリー
詳細はエムラクール/Emrakulを参照。