ボロス・エネルギー

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2025年2月19日 (水) 20:36時点における最新版

ボロス・エネルギー (Boros Energy) は、モダンホライゾン3後のモダン環境に存在している赤白系のエネルギー・ビートダウンデッキ。

[編集] 概要

モダンホライゾン3で多数収録された、魂の導き手/Guide of Souls、色めき立つ猛竜/Amped Raptorといったエネルギー・カウンターを活用するクリーチャーによって高速でビートダウンする。サポートする呪文も、電気放出/Galvanic Dischargeや静牢/Static Prisonなどのエネルギー・カウンターを使うカードが採用される。

魂の導き手/Guide of Soulsと相性がいいオセロットの群れ/Ocelot Prideも採用されており、これらを組み合わせることでライフゲインを行いつつ大量のクリーチャーを横に並べていくことができる。猫が大量に並ぶためナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah及びその変身後のナカティルの報復者、アジャニ/Ajani, Nacatl Avengerともシナジーを形成し、盤面の状況によってはアジャニの±0能力でいきなり対戦相手にとどめを刺すことも可能である。

さらに火の怒りのタイタン、フレージ/Phlage, Titan of Fire's Furyや鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker、一つの指輪/The One Ring(フレージのライフゲインによってライフロスを補える)といったアドバンテージ源によって粘り強く戦うこともできる。特に、フレージの攻撃誘発型能力を脱出したターンに使うための速攻付与手段として、栄光の闘技場/Arena of Glory(赤2マナ用意できるのも噛み合っている)もほぼ確実に採用される。

ボロス・エネルギーの隆盛に伴い、そのアンチデッキとしてルビーストーム、青単ベルチャー、繁殖鱗コンボ、脱出基地といった各種コンボデッキが勢力を強め始めた。そこで思考囲い/Thoughtseize、鋼と油の夢/Dreams of Steel and Oilといったコンボ対策のために黒をタッチした、マルドゥ・エネルギー (Mardu Energy) と呼ばれるデッキが派生した。

• もっとも黒をタッチしない純ボロス型もサイドボードからオアリムの詠唱/Orim's Chantやドラニスの判事/Drannith Magistrate、石のような静寂/Stony Silenceといった白いコンボ対策を大量に投入できるため、マルドゥ型に取って代わられることはなかった。

ボロス・マルドゥが主流であるが、他にもジェスカイ・エネルギー (Jeskai Energy) と呼ばれるタッチ青型、ナヤ・エネルギー (Naya Energy) と呼ばれるタッチ緑型も存在する。

2024年12月に色めき立つ猛竜・一つの指輪・湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspringを禁止されたことで弱体化を余儀なくされたものの、環境に残留することに成功している。

[編集] サンプルリスト

[編集] 初期型

[編集] ボロス・エネルギー

• 備考
  • Modern Challenge 32 on 12/08/2024 優勝（参考）
  • 使用者：termidor
• フォーマット
  • モダン（～ファウンデーションズ）

• ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentで猫を生け贄に捧げることで、ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariahを能動的に変身させることが可能である。
• スレイベンの魔除け/Thraben Charmはメインデッキから投入できる墓地対策であると同時に、大量にクリーチャーが並ぶこのデッキではほぼ確定除去としても運用できる。

[編集] マルドゥ・エネルギー

• 備考
  • Modern League on 12/07/2024 5-0（参考）
  • 使用者：Sawter
• フォーマット
  • モダン（～ファウンデーションズ）

• 黒をタッチしたことで、手札破壊に加えて一つの指輪/The One Ringに強いオークの弓使い/Orcish Bowmastersを採用できる。

[編集] ジェスカイ・エネルギー

• 備考
  • Modern Challenge 64 on 09/09/2024 準優勝（参考）
  • 使用者：IronBeagle
• フォーマット
  • モダン（～ブルームバロウ）

• マネドリ/Mockingbirdによって魂の導き手/Guide of Soulsやオセロットの群れ/Ocelot Prideなどをコピーすることができる。サイドボードに記憶への放逐/Consign to Memoryを搭載できるのも嬉しい。

[編集] ナヤ・エネルギー

• 備考
  • Modern Challenge 32 on 10/28/2024 5-0（参考）
  • 使用者：DavidDaBridges
• フォーマット
  • モダン（～ダスクモーン：戦慄の館）

• サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterを生け贄に捧げて改革派の結集者/Renegade Rallier（もしくは救出専門家/Extraction Specialist）を対象に能力を起動し、その後ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentで改革派の結集者を生け贄に捧げることで、1点ダメージを飛ばしつつ改革派の結集者・サッフィーが戦場に戻ってくる。この手順を繰り返すことで無限ダメージが達成できる。
  • コンボパーツはクリーチャー保護に使えるため、ビートダウンプランでもそれなりに役に立つのが嬉しい。ここに示したリストではさらに、改革派の結集者・救出専門家や各種トークンと相性がいい出産の儀/Birthing Ritualを採用している。

[編集] 猛竜・指輪・ジェガンサ禁止後

[編集] ボロス・エネルギー

• 備考
  • Modern Challenge 32 on 12/29/2024 7位（参考）
  • 使用者：_Batutinha_
• フォーマット
  • モダン（～ファウンデーションズ）

• 溌剌の牧羊犬、フィリア/Phelia, Exuberant Shepherdによって歴戦の紅蓮術士/Seasoned PyromancerなどのETBを使い回すことができる。

[編集] マルドゥ・エネルギー

• 備考
  • Modern Challenge 64 on 12/28/2024 7位（参考）
  • 使用者：txouzo
• フォーマット
  • モダン（～ファウンデーションズ）

• 火の怒りのタイタン、フレージ/Phlage, Titan of Fire's Furyと相性がいいベイルマークの大主/Overlord of the Balemurkを採用し、兆候で唱えた大主を溌剌の牧羊犬、フィリア/Phelia, Exuberant Shepherdで明滅させるギミックを搭載したタイプも存在する。（参考）

[編集] ジェスカイ・エネルギー

• 備考
  • Modern Challenge 64 on 01/31/2025 優勝（参考）
  • 使用者：ShadowTitan1
• フォーマット
  • モダン（～ファウンデーションズ）

• 猛竜・指輪の代わりとなるアドバンテージ確保手段として表現の反復/Expressive Iterationを採用している。

[編集] ナヤ・エネルギー

• 備考
  • Modern League on 01/01/2025 5-0（参考）
  • 使用者：The_nayr
• フォーマット
  • モダン（～ファウンデーションズ）

• ドローソースとして使える上に、火の怒りのタイタン、フレージ/Phlage, Titan of Fire's Furyの脱出も助けてくれる邪悪鳴らし/Malevolent Rumbleをフル投入している。

[編集] 参考

• ボロス・エネルギー：溢れるエナジーと猫の群れ（モダン）
• デッキ集
• エネルギー (デッキ)