上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant
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− | + | 反転の条件は厳しそうだが、対戦相手が唱えた呪文も数えるため、[[軽い]]インスタントを十分な数用意しておけば割と楽だろう。[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]が2枚あれば簡単に反転できる。[[親和 (デッキ)|親和]]では[[先攻]]1ターン目に反転する可能性もある。また、無理に反転させずとも、対戦相手は反転を恐れて呪文を唱えることを控えるようになり、[[戦場]]にいるだけで牽制になる。 | |
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+ | *このカードの印刷された[[ルール文章]]は[[テンプレート]]に沿っておらず、打ち消す[[能力]]が[[常在型能力]]と読めてしまう({{Gatherer|id=87599|カード画像}})。現在のテキストは上記の通り訂正されており、打ち消す能力は[[誘発型能力]]である。 | ||
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+ | *各ターンに唱えられた呪文の数は、これ自身やこれよりも前に唱えられたものも数える。 | ||
+ | **そのターンの4つ目の呪文としてこれを唱えても、まだ戦場に出ていないため能力が誘発せず反転しない。 | ||
+ | **また3つ目までにこれを唱えても、戦場に出る前に4つ目の別の呪文が唱えられてしまうと、まだ戦場に出ていないため能力が誘発せず反転しない。 | ||
+ | **これが戦場に出たとき、すでに4つ以上呪文が唱えられているならば、そのターンに反転の条件を満たすことはない。 | ||
+ | *[[歴伝]]で作られた[[コピー]]など、唱えられていない呪文は打ち消さない。 | ||
+ | *反転後の能力は、対戦相手が唱えた「そのターンで1つ目の」呪文を打ち消す。反転後に対戦相手が最初に唱えた呪文であっても、それがターン開始時から数えて1つ目でなければ打ち消されない。 | ||
+ | *[[誘発型能力]]であるので、[[刹那]]を持つ呪文も打ち消すことができる。数少ない対抗手段の1つ。 | ||
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+ | [[2005年]]9月20日より、[[双頭巨人戦]]で[[禁止カード]]に指定される。双頭巨人戦では、反転する手間は半分(プレイヤーが2倍いるうえに1人は仲間)、効果は2倍(対戦相手が2人)となるので、妥当なところだろう。 | ||
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+ | さらに、[[2011年]]9月20日、[[統率者戦]]において[[統率者]]としての指定を禁止。[[カードパワー]]そのものよりも、「ゲームの最序盤に選択肢を大幅に狭めること」「ほぼ勝ち確定の状況から実際に勝利を得るまでの時間が長いこと」が問題視された。その後、2014年9月12日に「統率者に指定できないカード」の廃止に伴い改めて禁止カードに指定される。 | ||
==代表的なデッキ== | ==代表的なデッキ== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[条件付きカウンターカード]] | ||
+ | *[[2回目の行動を参照するカード|N回目の行動を参照するカード]] | ||
*[[エラヨウ/Erayo]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[エラヨウ/Erayo]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]] | ||
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2022年7月18日 (月) 09:31時点における最新版
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) モンク(Monk)
飛行
いずれかのターンに4つ目の呪文が唱えられるたび、上位の空民、エラヨウを反転する。
Erayo's Essence / エラヨウの本質 (1)(青)
伝説のエンチャント
対戦相手1人が各ターンの最初の呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。
神河救済の反転してエンチャントになる伝説のクリーチャーサイクルの青担当。1ターンに4回呪文を唱えると反転し、呪文を打ち消すようになる伝説のムーンフォーク。
目次 |
[編集] 解説
反転前は小型の飛行クリーチャーに過ぎないが、反転後はカードもマナも使用せず自動で対戦相手の呪文を打ち消す強力なエンチャントとなる。
対戦相手は呪文を唱えるために毎ターン捨て駒のカードとマナを用意しなくてはならないため、通常の動きをしようとするだけでリソースがすぐに尽きてしまう。さらに対戦相手のターンになると、使えるカードがインスタントや瞬速持ちに限られるため、捨て駒用の手札が無いという状況さえ発生する。攻防に渡りこれが稼ぎ出すアドバンテージは非常に大きい。
反転の条件は厳しそうだが、対戦相手が唱えた呪文も数えるため、軽いインスタントを十分な数用意しておけば割と楽だろう。師範の占い独楽/Sensei's Divining Topが2枚あれば簡単に反転できる。親和では先攻1ターン目に反転する可能性もある。また、無理に反転させずとも、対戦相手は反転を恐れて呪文を唱えることを控えるようになり、戦場にいるだけで牽制になる。
神河ブロック末期には、このカードを2ターン目に反転させることを目的としたクロック・パーミッションデッキ、エラヨウ忍者が一世を風靡した。
エターナルでは、Moxなど軽い呪文が満載のためさらに反転に手間がかからず、フィッシュや親和デッキなどでよく使用されている(このカードを使用した親和デッキは「エラヨウ親和」の名で呼ばれる)。しかしその後、突然の衰微/Abrupt Decayという天敵が登場したため、特にレガシーでは活躍は厳しくなってしまっている。
これが反転してから法の定め/Rule of Lawや秘儀の研究室/Arcane Laboratoryなどを出すと、対戦相手の呪文をロックできる。ロックする際は順番を間違えないように。法の定め/Rule of Law等を先に出すと、プレイヤーが4人以上いない限り反転できなくなる。
但し上記のロックも耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Enduresや天上都市、大田原/Otawara, Soaring Cityの魂力の効果で簡単に突破されてしまう。この2枚の伝説の土地はあらゆるフォーマットで採用率が高いのも逆風か。
[編集] ルール
- 各ターンに唱えられた呪文の数は、これ自身やこれよりも前に唱えられたものも数える。
- そのターンの4つ目の呪文としてこれを唱えても、まだ戦場に出ていないため能力が誘発せず反転しない。
- また3つ目までにこれを唱えても、戦場に出る前に4つ目の別の呪文が唱えられてしまうと、まだ戦場に出ていないため能力が誘発せず反転しない。
- これが戦場に出たとき、すでに4つ以上呪文が唱えられているならば、そのターンに反転の条件を満たすことはない。
- 歴伝で作られたコピーなど、唱えられていない呪文は打ち消さない。
- 反転後の能力は、対戦相手が唱えた「そのターンで1つ目の」呪文を打ち消す。反転後に対戦相手が最初に唱えた呪文であっても、それがターン開始時から数えて1つ目でなければ打ち消されない。
- 誘発型能力であるので、刹那を持つ呪文も打ち消すことができる。数少ない対抗手段の1つ。
[編集] 禁止指定
2005年9月20日より、双頭巨人戦で禁止カードに指定される。双頭巨人戦では、反転する手間は半分(プレイヤーが2倍いるうえに1人は仲間)、効果は2倍(対戦相手が2人)となるので、妥当なところだろう。
さらに、2011年9月20日、統率者戦において統率者としての指定を禁止。カードパワーそのものよりも、「ゲームの最序盤に選択肢を大幅に狭めること」「ほぼ勝ち確定の状況から実際に勝利を得るまでの時間が長いこと」が問題視された。その後、2014年9月12日に「統率者に指定できないカード」の廃止に伴い改めて禁止カードに指定される。
[編集] 代表的なデッキ
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
神河救済の反転カードサイクル。反転後に伝説のエンチャントになる。
- 上位の狐、呪之尾/Rune-Tail, Kitsune Ascendant / 呪之尾の本質/Rune-Tail's Essence
- 上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant / エラヨウの本質/Erayo's Essence
- 上位の大峨、苦御/Kuon, Ogre Ascendant / 苦御の本質/Kuon's Essence
- 上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant / 焔村の本質/Homura's Essence
- 上位の大蛇、ささ弥/Sasaya, Orochi Ascendant / ささ弥の本質/Sasaya's Essence