ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
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2012年6月7日 (木) 13:52時点における版
緑の高速マナ供給を象徴するクリーチャー。1マナで召喚できるマナ・クリーチャーの1つであり、極楽鳥/Birds of Paradiseと並び立つ存在。
このクリーチャーによる「2ターン目の3マナ捻出」がマジック創世記以来多くの緑デッキを支えてきた。またパワー1を持つため、高速ビートダウンでは極楽鳥/Birds of Paradiseよりも優先して採用される。また、種族がエルフであることも大きな特徴で、エルフデッキの核となるカードでもある。
- 第8版に再録されず、皆勤賞を逃している。これは「第8版を選ぼう」で極楽鳥/Birds of Paradiseに負けたため。しかし第9版ではその極楽鳥に代わって基本セットに復帰した。第10版以降は以前と同じように極楽鳥と同時に収録されている。
- 第9版に再録されるに際し、ドルイドのクリーチャー・タイプを獲得した。
関連カード
- クリーチャー・タイプも完全に一致する同型再版としてFyndhorn Elvesが存在する。
- 第9版でラノワールのエルフがドルイドになった後、Fyndhorn Elvesとクリーチャー・タイプが完全に一致しなくなった時期があった。Masters EditionでFyndhorn Elvesが収録されるに際し、Fyndhorn Elvesもドルイドとなり、再び完全一致となった。
- ラノワールの助言者/Llanowar Mentorの能力は、このカードと同じ名前と性能を持つトークンを生み出す。Magic Online VanguardのElvish Champion Avatarも同じ能力を持つエルフ・トークンを出すが、そちらの名前は「ラノワールのエルフ」ではない。
主な亜種
特記していない限り、1マナ1/1で「(T):あなたのマナ・プールに(緑)を加える。」を持つ。
- 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow - 緑マナではなく黒マナを生み出すが、マナを生むたびにあなたに1点のダメージを与える。
- スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elf - (1)を赤マナか白マナに変換するマナフィルター能力を持つ。2マナ。
- 心の管理人/Heart Warden - (2)を支払い、これを生け贄に捧げると1枚ドローできる。2マナ。
- クウィリーオン・エルフ/Quirion Elves - 緑マナを生む能力に加え、場に出る際に選んだ色のマナを生む能力も持つ。2マナ。
- アーボーグのエルフ/Urborg Elf - 緑マナとその対抗色である青マナ・黒マナの3色を生みだせる。2マナ。
- 熊人間/Werebear - スレッショルドに達すると4/4になる。2マナ。
- ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf - 2マナ1/2。
- 大蛇の支援者/Orochi Sustainer - ワイアウッドのエルフの同型再版。
- ボリアルのドルイド/Boreal Druid - 氷雪クリーチャーであり、緑マナではなく無色マナを生み出す。
- 葉光らせ/Leaf Gilder - 2マナ2/1。
- 献身のドルイド/Devoted Druid - 自身に-1/-1カウンターを置き、アンタップする能力を持つ。2マナ0/2。
- アニマのドルイド/Druid of the Anima - 緑マナとその友好色である赤マナ・白マナの3色を生みだせる。2マナ。
- 貴族の教主/Noble Hierarch - バント/Bantの色である緑マナ・白マナ・青マナの3色を生みだせる。0/1で賛美を持つ。
- 東屋のエルフ/Arbor Elf - マナ能力の代わりに、森を1枚アンタップする能力を持つ。
- アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim - 緑マナではなく白マナを生み出す。
- 軽蔑された村人/Scorned Villager - 変身すると2マナ生み出せる様になり、さらに2/2になって警戒も持つ。2マナ。
その他
- 2000年12月のフライデー・ナイト・マジックで、プロモーション・カードになった。
- 第6版までのイラストでは非常にパンクな見た目をしており、既存のファンタジーに置ける一般的なエルフ観を覆した。
- 再録時のイラスト違いの数(3種類)よりもフレイバー・テキストの変更の数(4種類)が多いという、ちょっと異例のカードである。ラノワールのエルフにまつわる世界観が、文章・イラストの両面で多様に表現されている。そのうちアンリミテッド~リバイズドまでのテキストは長らく未訳だったが、GAME JAPAN誌のプロモーション・カードで初めて訳された。
ラノワールのエルフたちが自分たちの森で果物を集めるときは、それぞれの樹を一本ずつ手つかずのままにする。それは自然の取り分だと考えているのだ。
- 俗称「ラノエル」。おそらく「ラノワ」、それどころか「ラノ」でも通じる。