第6版
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『第6版』の登場に伴って、過去最大規模の[[ルール]]変更が行われ、現在まで使われているルールがほぼ完成した。具体的には以下のような変更が行われた。 | 『第6版』の登場に伴って、過去最大規模の[[ルール]]変更が行われ、現在まで使われているルールがほぼ完成した。具体的には以下のような変更が行われた。 | ||
− | *[[リンボ]]・[[連鎖]]が廃止され、代わりに[[スタック]] | + | '''呪文や能力の処理手順に関係するルールの変更''' |
− | ** | + | *[[リンボ]]・[[連鎖]]が廃止され、代わりに[[スタック]]が導入された。またこれに関連して以下の変更も行われた。 |
+ | **[[インタラプト]]および[[マナ・ソース]]が廃止され、[[インスタント]]に統合された。 | ||
+ | **「[[マナ]]を生み出す[[能力]]」が[[マナ能力]]となった。 | ||
*[[再生]]が[[破壊]]を置換する[[置換効果]]となった。 | *[[再生]]が[[破壊]]を置換する[[置換効果]]となった。 | ||
− | * | + | *[[フェイズ]]や[[ステップ]]の構成が変更された。 |
+ | **[[メイン・フェイズ]]の一部であった[[戦闘]]が独立した[[フェイズ]]([[戦闘フェイズ]])となった。 | ||
+ | **[[ダメージ軽減ステップ]]が廃止され、[[再生]]の盾や[[軽減]]の盾という概念が導入された。 | ||
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+ | '''その他''' | ||
*「[[タップ]]状態の[[アーティファクト]]はオフになる」というルールが廃止された。 | *「[[タップ]]状態の[[アーティファクト]]はオフになる」というルールが廃止された。 | ||
*[[ライフ]]が0以下になると[[フェイズ]]終了を待たず即座に[[敗北]]するようになった。 | *[[ライフ]]が0以下になると[[フェイズ]]終了を待たず即座に[[敗北]]するようになった。 | ||
*「[[タップ]]状態の[[ブロック・クリーチャー]]は[[戦闘ダメージ]]を与えない」というルールが廃止された。 | *「[[タップ]]状態の[[ブロック・クリーチャー]]は[[戦闘ダメージ]]を与えない」というルールが廃止された。 | ||
*[[召喚酔い]]がルール用語から除外され、「召喚酔いの影響を受けない」は[[キーワード能力]]「[[速攻]]」となった。 | *[[召喚酔い]]がルール用語から除外され、「召喚酔いの影響を受けない」は[[キーワード能力]]「[[速攻]]」となった。 | ||
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また、一部の[[カード]]([[空飛ぶ絨毯/Flying Carpet]]や[[城壁/Castle]])の機能が変更された。 | また、一部の[[カード]]([[空飛ぶ絨毯/Flying Carpet]]や[[城壁/Castle]])の機能が変更された。 |
2016年1月23日 (土) 16:31時点における版
第6版(クラシック、英:Sixth Edition、CLASSIC、略号:6E、6ED)は、6番目の基本セット。収録カード数は全350種類(基本土地の絵違い含む)で、1999年4月に発売が開始された。
エキスパンション・シンボルはローマ数字の6(「Ⅵ」)。
"Classic"は「古典」の意。
目次 |
概要
史上6番目の基本セット。基本セットとしては唯一タイトルが与えられており、『クラシック(CLASSIC)』とも呼ばれる。
「基本セット=初心者向けカードセット」の方針を決定づけたセットであり、トランプル・プロテクション・ランページ・バンドなど、初心者の混乱を招きがちな効果を持つカードは軒並み除外され、土地渡りにも注釈文が与えられた。また、これ以降の基本セットには基本セット2012にマナリス/Manalithが収録されるまでの間、コモンのアーティファクトが収録されていない。
収録されたカードは主にアイスエイジ・ブロックとミラージュ・ブロックから再録され、後に禁止や制限を受けることとなる各種教示者や、当時既にヴィンテージで制限カードとなっていた回想/Recallなどの強力なカードも収録された。また、このセットに収録されたゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterは、後にゴブリンの凶悪化によりエクステンデッドで禁止されている。
このセットの登場に伴ってルールにも大規模な変更(後述)が加えられ、ここに現在まで使われているルールがほぼ完成した。
ルールの変更
『第6版』の登場に伴って、過去最大規模のルール変更が行われ、現在まで使われているルールがほぼ完成した。具体的には以下のような変更が行われた。
呪文や能力の処理手順に関係するルールの変更
その他
- 「タップ状態のアーティファクトはオフになる」というルールが廃止された。
- ライフが0以下になるとフェイズ終了を待たず即座に敗北するようになった。
- 「タップ状態のブロック・クリーチャーは戦闘ダメージを与えない」というルールが廃止された。
- 召喚酔いがルール用語から除外され、「召喚酔いの影響を受けない」はキーワード能力「速攻」となった。
また、一部のカード(空飛ぶ絨毯/Flying Carpetや城壁/Castle)の機能が変更された。
あまりに変更点が多かったため、古いカードのオラクル修正が間に合わず、特に非スタンダード環境で様々な混乱が生じた。中にはPhyrexian Devourerなど、想定外に強力な使い方のできるカードも発生し、多くのエラッタが出された。
その他
- 基本セットとして初めてエキスパンション・シンボルが与えられた(ただし、中国語簡体字版では『第5版』から与えられている)。
パッケージ・イラスト
ブースターパックのパッケージ・イラストには大天使/Archangel、エルフの射手/Elvish Archers、怒り狂うゴブリン/Raging Goblinのために描かれたと思われるイラストが採用されているが、実際のカードにこれらのイラストは使われていない。
参考
- Classic: Magic's Bumper Crop
- THE DUELIST#38から転載。日本語訳はデュエリスト・ジャパン#7に『第6版クラシック・エディション ~収めきれない大豊作~』として掲載。
- カードセット一覧
- カード個別評価:第6版
- 第6版 カードリスト - Wisdom Guild