対抗色

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*<span style="color:#cc3333">「混沌」「衝動」</span>の[[赤]]の対抗色は、<span style="color:#aaaaaa;">「秩序」</span>の<span style="color:#aaaaaa;">白</span>と<span style="color:#3333cc;">「思考」</span>の<span style="color:#3333cc;">青</span>。
 
*<span style="color:#cc3333">「混沌」「衝動」</span>の[[赤]]の対抗色は、<span style="color:#aaaaaa;">「秩序」</span>の<span style="color:#aaaaaa;">白</span>と<span style="color:#3333cc;">「思考」</span>の<span style="color:#3333cc;">青</span>。
 
*<span style="color:#66cc66">「自然」「生命」</span>の[[緑]]の対抗色は、「<span style="color:#3333cc;">技術</span>」の<span style="color:#3333cc;">青</span>と<span style="color:#000000">「死滅」</span>の<span style="color:#000000">黒</span>。
 
*<span style="color:#66cc66">「自然」「生命」</span>の[[緑]]の対抗色は、「<span style="color:#3333cc;">技術</span>」の<span style="color:#3333cc;">青</span>と<span style="color:#000000">「死滅」</span>の<span style="color:#000000">黒</span>。
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==概要==
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敵対しあう[[色の組み合わせ]]ということで、過去には[[友好色]]と比べると[[多色カード]]が少なく、[[2色土地]]も絶対数が少なく性能が友好色のものより劣るものが多かった。しかし近年では友好色と差別化されて待遇やカードパワーが異なることはない。多色カードに関しては[[マジック・オリジン]]からはほぼ間断なく[[アンコモン]]に友好色と対抗色の10個の色の組み合わせの[[サイクル]]が収録されている。[[マナ基盤]]に関しても、2色土地は友好色と対抗色どちらかの組み合わせのサイクルが収録されることが多いが、[[スタンダード]]の[[ローテーション]]で2色で組む場合のマナ基盤に差が出ないように調整されている。
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[[アポカリプス]]参入時までは、上記のようにマナ基盤の問題もあって[[トーナメント]]レベルで活躍した対抗色のデッキは[[カウンターバーン]]や一部の[[コンボデッキ]]([[コンボパーツ]]同士が対抗色の場合)くらいであった。
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*[[第9版]]と[[第10版]]では対抗色版ペインランドが友好色版と共に[[再録]]され、その頃はラヴニカ・ブロック、イーブンタイド、[[アラーラの断片ブロック]]など、エキスパンションにも対抗色の2色土地が豊富だったことから、[[スタンダード]]でも対抗色デッキが友好色デッキと同じように組める時期がしばらく続いていた。しかし、10組すべての2色土地を入れすぎたことは[[レア]]枠を圧迫し、また友好色と対抗色の差が消し飛んでしまっていたとして[[基本セット2010]]では再び友好色のサイクルだけになったが<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-2010-new-player-and-you-2009-07-27 Magic 2010, the New Player, and You]/[http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/000891/ 基本セット2010、新プレイヤー、そして『あなた』](Feature [[2009年]]7月27日 Aaron Forsythe著)</ref>、[[ラヴニカへの回帰ブロック]]の頃からマナ基盤に差をつけない方針となった<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/standard-mana-fixing-2013-07-05 Standard Mana Fixing]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0006605/ スタンダードのマナ基盤](Latest Developments 2013年7月5日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>。
  
 
==対抗色カード==
 
==対抗色カード==
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]において対抗色の[[色の組み合わせ|組み合わせ]]は基本的には例外的なものであり、[[多色カード]]や[[多色地形]]は[[友好色]]の組み合わせに比べて少ない。初のカードは[[ザ・ダーク]]の[[森の暗き中心/Dark Heart of the Wood]]があり、黒緑のこのカードのみの収録であった。[[アポカリプス]]では対抗色がテーマとして取り上げられ、対抗色が初めて友好色と同等の扱いを受けることとなった。小型エキスパンションであるためカード枚数そのものは少ないものの、強力な対抗色カードや対抗色支援カード、友好色版と同等の対抗色版[[ペインランド]]が登場した。[[ミラディンの傷跡ブロック]]では[[ミラディン/Mirrodin]]軍と[[ファイレクシア/Phyrexia]]軍の戦争がテーマで、それぞれの陣営の中心である[[白赤]]と[[黒緑]]の対立が取り上げられた。
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初の対抗色の多色カードは[[ザ・ダーク]]の[[森の暗き中心/Dark Heart of the Wood]]があり、黒緑のこのカードのみの収録であった。アポカリプスでは対抗色がテーマとして取り上げられ、対抗色が初めて友好色と同等の扱いを受けることとなった。小型エキスパンションであるためカード枚数そのものは少ないものの、強力な対抗色カードや対抗色支援カード、友好色版と同等の対抗色版[[ペインランド]]が登場した。[[ミラディンの傷跡ブロック]]では[[ミラディン/Mirrodin]]軍と[[ファイレクシア/Phyrexia]]軍の戦争がテーマで、それぞれの陣営の中心である[[白赤]]と[[黒緑]]の対立が取り上げられた。
  
 
初登場がザ・ダークで単独のみの収録だったとはいえ、友好色と同じようにセットに対抗色の多色カードが収録される場合は5つの色の組み合わせすべてが収録される事が多い(組み合わせごとの収録枚数に差がある事はある)。
 
初登場がザ・ダークで単独のみの収録だったとはいえ、友好色と同じようにセットに対抗色の多色カードが収録される場合は5つの色の組み合わせすべてが収録される事が多い(組み合わせごとの収録枚数に差がある事はある)。
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==色対策カード==
 
==色対策カード==
対抗色だけを狙い撃ちにしたようなカード([[色対策カード]])は黎明期から多く存在する。また[[クリーチャー]]が[[プロテクション]]を持つ場合、対抗色に対するものが圧倒的に多い。そのため対抗色の[[デッキ]]との[[ゲーム]]では、[[対戦相手]]に対してより有効な手を打つことができるが、逆に対戦相手からの対策にも注意する必要がある。
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対抗色だけを狙い撃ちにしたようなカード([[色対策カード]])は黎明期から多く存在する。また[[クリーチャー]]が[[プロテクション]]を持つ場合、対抗色に対するものが圧倒的に多い。そのため対抗色の[[デッキ]]との[[ゲーム]]では、[[対戦相手]]に対してより有効な手を打つことができるが、逆に対戦相手からの対策にも注意する必要がある。近年は色対策カードも息を潜めており、最後に登場したのは[[タルキール龍紀伝]]である。
 
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==対抗色デッキ==
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1つの[[デッキ]]で対抗色のカードを組み合わせて使う場合、対抗色のデッキは多かれ少なかれ[[マナ基盤]]の面で苦戦する傾向がある。2[[色]]の[[マナ]]を出す各種[[多色地形]]は、[[友好色]]のものは環境によらず常に存在するが、対抗色のものは無い時期が存在する。そういう時期は[[真鍮の都/City of Brass]]等の[[5色地形]]で代用しつつ、後は[[基本土地]]で頑張るしかなかった。当時は仮に対抗色の[[2色地形|2色土地]]があっても、明確に「劣化」という位置づけであった。例えば[[テンペスト]]で登場した対抗色の[[ペインランド]]は、従来の(友好色の)ペインランドに[[タップイン]]という[[ペナルティ能力]]を付け足した形のものであった。
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多色カードは友好色のものに比べてはるかに少なく、上記のようにマナ基盤の面でも問題があることから、2色デッキが組まれる場合は友好色の方が王道であった。[[アポカリプス]]参入時までは、[[トーナメント]]レベルで活躍した対抗色のデッキは[[カウンターバーン]]や一部の[[コンボデッキ]]([[コンボパーツ]]同士が対抗色の場合)くらいであった。
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[[第9版]]と[[第10版]]では対抗色版ペインランドが友好色版と共に[[再録]]され、その頃はラヴニカ・ブロック、イーブンタイド、[[アラーラの断片ブロック]]など、エキスパンションにも対抗色の2色土地が豊富だったことから、[[スタンダード]]でも対抗色デッキが友好色デッキと同じように組める時期がしばらく続いていた。しかし、10組すべての2色土地を入れすぎたことで友好色と対抗色の差が消し飛んでしまっていたと、後に[[Aaron Forsythe]]は述べている([http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/000891/ 参考])。
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その反省から、[[基本セット2010]]以降は友好色は対抗色よりも協力しやすいという思想に戻り、対抗色の2色土地が少なくなったが、[[ラヴニカへの回帰]]以降、友好色と対抗色のマナ基盤に差を付けるのは間違いであったとし、友好色と対抗色のマナ基盤は対等に扱われるようになっている([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/254 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0006605/ 翻訳])。
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==その他==
 
==その他==
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==参考==
 
==参考==
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<references />
 
*[[色]]
 
*[[色]]
 
*[[友好色]]
 
*[[友好色]]

2016年10月4日 (火) 20:40時点における版

対抗色(Enemy Color)とは、簡単に言えば、仲が悪い。敵対色と呼ぶこともある。カードの裏面に各色の丸が5角形に並んでいるが、ここで隣り合っていない色が対抗色である。

  • 「聖善」「秩序」の対抗色は、「邪悪」「混沌」
  • 「思考」「技術」の対抗色は、「衝動」「自然」
  • 「死滅」「邪悪」の対抗色は、「生命」「聖善」
  • 「混沌」「衝動」の対抗色は、「秩序」「思考」
  • 「自然」「生命」の対抗色は、「技術」の「死滅」

目次

概要

敵対しあう色の組み合わせということで、過去には友好色と比べると多色カードが少なく、2色土地も絶対数が少なく性能が友好色のものより劣るものが多かった。しかし近年では友好色と差別化されて待遇やカードパワーが異なることはない。多色カードに関してはマジック・オリジンからはほぼ間断なくアンコモンに友好色と対抗色の10個の色の組み合わせのサイクルが収録されている。マナ基盤に関しても、2色土地は友好色と対抗色どちらかの組み合わせのサイクルが収録されることが多いが、スタンダードローテーションで2色で組む場合のマナ基盤に差が出ないように調整されている。

アポカリプス参入時までは、上記のようにマナ基盤の問題もあってトーナメントレベルで活躍した対抗色のデッキはカウンターバーンや一部のコンボデッキコンボパーツ同士が対抗色の場合)くらいであった。

  • 第9版第10版では対抗色版ペインランドが友好色版と共に再録され、その頃はラヴニカ・ブロック、イーブンタイド、アラーラの断片ブロックなど、エキスパンションにも対抗色の2色土地が豊富だったことから、スタンダードでも対抗色デッキが友好色デッキと同じように組める時期がしばらく続いていた。しかし、10組すべての2色土地を入れすぎたことはレア枠を圧迫し、また友好色と対抗色の差が消し飛んでしまっていたとして基本セット2010では再び友好色のサイクルだけになったが[1]ラヴニカへの回帰ブロックの頃からマナ基盤に差をつけない方針となった[2]

対抗色カード

初の対抗色の多色カードはザ・ダーク森の暗き中心/Dark Heart of the Woodがあり、黒緑のこのカードのみの収録であった。アポカリプスでは対抗色がテーマとして取り上げられ、対抗色が初めて友好色と同等の扱いを受けることとなった。小型エキスパンションであるためカード枚数そのものは少ないものの、強力な対抗色カードや対抗色支援カード、友好色版と同等の対抗色版ペインランドが登場した。ミラディンの傷跡ブロックではミラディン/Mirrodin軍とファイレクシア/Phyrexia軍の戦争がテーマで、それぞれの陣営の中心である白赤黒緑の対立が取り上げられた。

初登場がザ・ダークで単独のみの収録だったとはいえ、友好色と同じようにセットに対抗色の多色カードが収録される場合は5つの色の組み合わせすべてが収録される事が多い(組み合わせごとの収録枚数に差がある事はある)。

色対策カード

対抗色だけを狙い撃ちにしたようなカード(色対策カード)は黎明期から多く存在する。またクリーチャープロテクションを持つ場合、対抗色に対するものが圧倒的に多い。そのため対抗色のデッキとのゲームでは、対戦相手に対してより有効な手を打つことができるが、逆に対戦相手からの対策にも注意する必要がある。近年は色対策カードも息を潜めており、最後に登場したのはタルキール龍紀伝である。

その他

  • 「たいこうしょく」を変換すると「退紅色」「褪紅色」となってしまう。どちらも、「くすんだ薄い赤色、うすもも色」を表す語である。面倒なら「対抗色」で単語登録しておこう。

主な対抗色デッキ

参考

  1. Magic 2010, the New Player, and You/基本セット2010、新プレイヤー、そして『あなた』(Feature 2009年7月27日 Aaron Forsythe著)
  2. Standard Mana Fixing/スタンダードのマナ基盤(Latest Developments 2013年7月5日 Sam Stoddard著)
単色 - - - -
多色
()
2色 友好色白青 - 青黒 - 黒赤 - 赤緑 - 緑白
対抗色白黒 - 青赤 - 黒緑 - 赤白 - 緑青
3色 弧(こ)白青黒 - 青黒赤 - 黒赤緑 - 赤緑白 - 緑白青
楔(くさび)白黒緑 - 青赤白 - 黒緑青 - 赤白黒 - 緑青赤
4色 白青黒赤 - 青黒赤緑 - 黒赤緑白 - 赤緑白青 - 緑白青黒
5色 白青黒赤緑
アン・ゲーム専用 ピンク - - 目の色
色の関係 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割
関連項目 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー
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