破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager
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2018年7月8日 (日) 17:09時点における版
青黒赤の伝説のエルダー・ドラゴン。サイクル唯一の両面カードであり、クリーチャーとしては2枚目、プレインズウォーカーとしては4枚目となるニコル・ボーラス/Nicol Bolas。
- クリーチャー時
- 4/4飛行のサイズに加え、手札破壊のETB能力を内蔵している。
- 本体もそれなりのマナレシオであり、着地した時点でカード・アドバンテージを得ることができる。とはいえ4マナで相手に選択権のある手札破壊はなかなか微妙であり、対応して手札を使い切られたり、余った土地のような不要牌を捨てられる可能性もある。また、リアニメイトのような積極的に手札を墓地に送りたいデッキには逆効果になることもありうる。オマケ程度に考えておくのが無難か。
- 変身能力は7マナと重く、起動もソーサリー・タイミングに限られているため、ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyのように除去を回避しながら変身させたり、ブロック後に能力を起動したりするような小技は使えない。変身後は非常に強力であるため、7マナ使えるようになり次第変身させてしまいたい。
- プレインズウォーカー時
- +2能力
- 2枚のドロー。3色のうち青の能力。
- カード・アドバンテージを得つつ忠誠度を上げていく、変身後の中核となる能力。ドローエンジンとしての効果はもちろん忠誠度の上昇値も高く、マイナス能力への繋ぎとしても優秀。腐る場面もほとんどない。
- -3能力
- 対クリーチャー・プレインズウォーカーの10点火力。3色のうち赤の能力。
- 与えるダメージが非常に大きく、破壊不能などの除去耐性がない限りほぼ確定除去として機能する。初期忠誠度・プラス能力の忠誠度上昇値とも高いため、連発することも可能。横並べには効果が薄いが、ミッドレンジやコントロール相手には高い盤面制圧力を発揮できる。
- -4能力
- クリーチャー・プレインズウォーカーのリアニメイト。3色のうち黒の能力。
- 釣るカード次第では、一気に形勢を傾けることもできる。ある程度使うタイミングを選ぶが、上記2つの能力の汎用性が高いためその点は問題にならないだろう。相手の墓地からも奪えるため、繰り返し手札に戻るクリーチャーへの対処にもなる。
- -12能力
- ライブラリー破壊をおこなう奥義。
- 何もなければ、相手の2ターン後には勝利が確定する。この能力を使用する頃にはプラス能力を複数回使っており、戦況のコントロールはほぼ完了しているはずなので、打てば勝ちと考えて差し支えない。
第2面は変身するコストまで考えるとかなりの重さになるが、それに見合うだけの決定力を持つ強力なフィニッシャー。 第1面もなかなかのコスト・パフォーマンスではあるが、3色ということを考えるとそれだけで構築級とはいいがたく、どちらに重きをおくにしても変身するところまで視野に入れられるデッキで始めて真価を発揮するカードといえる。
関連カード
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker
- 王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh
- 欺瞞の主、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Deceiver
- 破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager - 覚醒の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Arisen
- 龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God
サイクル
基本セット2019の、伝説のエルダー・ドラゴンのサイクル。いずれも弧3色の神話レア。
- 策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist (緑白青)
- 変遷の龍、クロミウム/Chromium, the Mutable (白青黒)
- 破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager - 覚醒の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Arisen (青黒赤)
- 暴虐の龍、アスマディ/Vaevictis Asmadi, the Dire (黒赤緑)
- 殲滅の龍、パラディア=モルス/Palladia-Mors, the Ruiner (赤緑白)