アイアンワークス
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2019年1月7日 (月) 16:46時点における版
アイアンワークス(Ironworks)は、クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworksによる大量マナを利用したコンボデッキ。ミラディン・ブロックを含むスタンダードと、ミラディン・ブロック構築、モダン環境で成立した。
名前の由来はクラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworksから。Krark-Clan Ironworksの頭文字からKCIとも呼ばれる。
目次 |
概要
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworksとアーティファクトから大量のマナを出し、フィニッシャーにつなげて勝負を決める。アーティファクトをたくさん並べる手段やフィニッシャーは時期によって異なる。
スタンダード・ブロック構築
この時期は、マイアの保育器/Myr Incubatorを使用することから、日本ではベビーシッターとも呼ばれる。
まずアーティファクト・土地やタリスマンをばら撒き、ドローやサーチを繰り返す。その後、クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworksでアーティファクトをマナに換え、マイアの保育器/Myr Incubatorでライブラリーの中身をごっそり追放し、大量のマイア・トークンを戦場に出す。最終的にトークンをさらにマナに変換し、ゴブリンの大砲/Goblin Cannonや火の玉/Fireballで焼き切る。
もちろんトークンだけで殴り勝つこともできるし、デッキの土地をすべてアーティファクト・土地にしておけば、ライブラリーの土地を全て追放してゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcherを撃つという手段も可能。あらかじめ研磨基地/Grinding Stationや爆破基地/Blasting Stationを出しておき、トークン出現と同時に連打するのもよい。
- 勝ち手段の多さから頭蓋の摘出/Cranial Extractionに耐性がありそうに見えるが、実際にはクラーク族の鉄工所を追放されると勝てないので注意。
- 天敵は減衰のマトリックス/Damping Matrix。デッキのほぼすべてのアーティファクトが機能不全に陥る。
- アーティファクト・土地が禁止になったことで、スタンダードでは親和以上の大幅な弱体化を余儀なくされた。鉄工所によるマナ加速がしづらくなり、またマイアの保育器が有効に動作する数のアーティファクトを60枚デッキで収めることも困難になったため。
サンプルリスト
スタンダード
- 備考
- The Finals04 準優勝
- 使用者:岡本尋
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (0) | |
インスタント・ソーサリー (16) | |
4 | 加工/Fabricate |
4 | 物読み/Thoughtcast |
4 | 血清の幻視/Serum Visions |
4 | マナ漏出/Mana Leak |
エンチャント・アーティファクト (25) | |
4 | 金属モックス/Chrome Mox |
1 | ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher |
4 | マイアの保育器/Myr Incubator |
4 | 威圧のタリスマン/Talisman of Dominance |
4 | 発展のタリスマン/Talisman of Progress |
4 | クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks |
4 | 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top |
土地 (19) | |
2 | 古えの居住地/Ancient Den |
3 | 大焼炉/Great Furnace |
4 | 教議会の座席/Seat of the Synod |
2 | 伝承の樹/Tree of Tales |
4 | 囁きの大霊堂/Vault of Whispers |
4 | ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel |
サイドボード | |
1 | ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus |
2 | 溶接の壺/Welding Jar |
4 | 秘宝の障壁/Relic Barrier |
4 | 夜の囁き/Night's Whisper |
4 | 無効/Annul |
- 神河ブロック参入後のもの。オンスロート・ブロック期のレシピについてはWorld Championship Decks 2004を参照のこと。
ブロック構築
- 備考
- グランプリニュージャージー04 第107位(参考)
- 使用者:Ryan Lockard
- フォーマット
Ironworks (MBC) [1] | |
---|---|
- メインデッキの4枚が不明。
モダン
モダンにも存在する。当初は蔵の開放/Open the Vaultsをキーカードとする地雷デッキであった。
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworksによってアーティファクトを生け贄に捧げてマナを貯め、蔵の開放や信仰の見返り/Faith's Rewardでアーティファクトを再利用しながらさらにマナを増やし、最後は引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornにつなげる。
彩色の星/Chromatic Starや胆液の水源/Ichor Wellspringは、クラーク族の鉄工所でマナに変換しつつ手札も補充できる重要なカード。また彩色の宝球/Chromatic Sphereや予言のプリズム/Prophetic Prismなども、蔵の開放と組み合わせることで手札の補充に役立つ。
大量に無色マナを生み出すという動きはウルザトロンに通じるものがあり、実際にウルザトロンに組み込まれることも多い。コンボを促進するエーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptorが組み込まれることもある。
霊気紛争参入後は、蔵の開放に代えて屑鉄さらい/Scrap Trawlerを採用した緑を中心としたタイプが登場した。
古きものの活性/Ancient Stirringsでクラーク族の鉄工所と屑鉄さらい、各種アーティファクトを手札に加え、生け贄と回収を繰り返して大量のマナを生み出し、エムラクールなどで勝負を決める。
サンプルリスト
初期型
霊気紛争後
Ironworks Combo [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 霊気紛争参入後の屑鉄さらい/Scrap Trawler採用型。メインデッキのフィニッシャーは黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbombのみ。
基本セット2019後
- 備考
- グランプリオークランド19 準優勝(参考)
- 使用者:Hunter Cochran
- フォーマット
Ironworks [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2019参入後のリスト。練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopteristとサイドボードのカウンターのために青が加わっている。