多色カード
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多色は人気のテーマであり、それを主題に据えた[[カード・セット]]は多い。[[インベイジョン・ブロック]]や[[ラヴニカ/Ravnica]]を舞台として扱った各種セットなどが代表的。扱い方も様々で、ラヴニカ関連は2色、[[アラーラの断片]]や[[タルキール覇王譚]]は3色の組み合わせをテーマとして扱っているほか、[[ミラディンの傷跡ブロック]]や[[イクサラン・ブロック]]のように、陣営や[[種族]]([[クリーチャー・タイプ]])ごとに色を不均等に割り当てているデザインのものもある。[[基本セット]]では長らく多色カードの収録がなかったが、[[基本セット2013]]以降扱われるようになり、現在ではありふれたものとなっている。 | 多色は人気のテーマであり、それを主題に据えた[[カード・セット]]は多い。[[インベイジョン・ブロック]]や[[ラヴニカ/Ravnica]]を舞台として扱った各種セットなどが代表的。扱い方も様々で、ラヴニカ関連は2色、[[アラーラの断片]]や[[タルキール覇王譚]]は3色の組み合わせをテーマとして扱っているほか、[[ミラディンの傷跡ブロック]]や[[イクサラン・ブロック]]のように、陣営や[[種族]]([[クリーチャー・タイプ]])ごとに色を不均等に割り当てているデザインのものもある。[[基本セット]]では長らく多色カードの収録がなかったが、[[基本セット2013]]以降扱われるようになり、現在ではありふれたものとなっている。 | ||
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2020年12月19日 (土) 23:34時点における版
多色カード/Multicolored Cardとは、多色の(複数の色を持つ)カードのこと。
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概要
多色カードは、レジェンドで初めて登場した。いずれも友好色の2色、または弧(こ)(1つの色とその友好色の組み合わせの3色)で、かつ伝説のクリーチャーであった。
対抗色2色の多色カードは、ザ・ダークで黒緑の森の暗き中心/Dark Heart of the Woodが他より一足先に登場し、他の組み合わせはミラージュが初出。その後、ストロングホールドで5色カードが、アポカリプスで楔(くさび)(友好色2色とそれらに共通する対抗色1色の組み合わせ)の3色が、ギルドパクトで4色カード(ネフィリム)がそれぞれ初登場した。
多色は人気のテーマであり、それを主題に据えたカード・セットは多い。インベイジョン・ブロックやラヴニカ/Ravnicaを舞台として扱った各種セットなどが代表的。扱い方も様々で、ラヴニカ関連は2色、アラーラの断片やタルキール覇王譚は3色の組み合わせをテーマとして扱っているほか、ミラディンの傷跡ブロックやイクサラン・ブロックのように、陣営や種族(クリーチャー・タイプ)ごとに色を不均等に割り当てているデザインのものもある。基本セットでは長らく多色カードの収録がなかったが、基本セット2013以降扱われるようになり、現在ではありふれたものとなっている。
多色カードは多色テーマのブロック以外ではレア以上の稀少度で収録されることが多かったが、テーロスでは2色10種類の色の組み合わせのアンコモンのサイクルが収録された。これはリミテッドでの色のペアの戦略のヒントを示すようになっている[1][2]。その後マジック・オリジンよりリミテッドで遊べるセットでは標準的な仕様として10枚サイクルが収録されるようになった。
特徴
多色カードは(基本的に)マナ・コストに2つ以上の色を含み、多くの場合、それらの色の特徴を併せ持っている。多色カードの色の組み合わせは26種類(→詳細は色の組み合わせ参照)。
内枠の色は基本的に金色であり、それがそのまま通称にもなっている(→金)。分割カードや混成カードは内枠が金ではないが、複数の色を持つため多色カードである。詳細は各々のページを参照のこと。
公式コラムによれば多色カードのデザインの種類は、含まれる色が持つ色の役割の効果を並べる"Chinese Menu"デザイン(予言の稲妻/Prophetic Bolt)、含まれる色の共通する色の役割を強化する"Venn Diagram"デザイン(番狼/Watchwolf)、含まれる色すべてを文章欄に並べる"Roll Call"デザイン(トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood)、今までに無い効果となる"Shiny and New"デザイン(草ハイドラ/Phytohydra、精神ヒルの塊/Mindleech Mass)、セット全体のデザインとして含まれる色それぞれに共通のメカニズムを持たせる"Shared Hobby" デザイン(ラヴニカ・ブロックやアラーラの断片ブロック)などがある[3][4]。
- ラヴニカ:ギルドの都から、2色の多色カードのピンラインやルール文章欄には、2色のマナが出る土地と同じような色分けが施されるようになった[5]。新枠以降この仕様になっていない2色カードは、神河救済に収録された一なる否命/Iname as Oneのみ。
- ギルド渡りの急使/Transguild Courierはアーティファクトであり、マナ・コストに色マナを含んでいるわけでもないが、特性定義能力によりすべての色を持つ。
- 単色カードであっても、追加コストや能力の起動コストに別の色マナを必要とするカードは、「実質的な多色カード」としてデザインされている(例:Sedge Troll、陽景学院の戦闘魔道士/Sunscape Battlemage、向上呪文)。
- 多色カードは単色に比べて唱えるのが難しいため、点数で見たマナ・コストが同じである他のカードに比べて能力が強く設定される傾向にある。しかし、多色カードが初めて登場したレジェンドでは、単色のカードと比べても明らかに弱いものが多かった。
脚注
- ↑ リミテッドでの色のペア・パート1(Latest Developments 2013年9月27日)
- ↑ 新セットをリミテッド面で評価する(Latest Developments 2017年1月6日 Sam Stoddard著)
- ↑ Midas Touch(Making Magic 2005年11月14日 Mark Rosewater著)
- ↑ Designing Commander 2016 Edition(Card Preview 2016年10月24日 Ethan Fleischer著)
- ↑ Framing Ravnica/ラヴニカの枠付け――問題の無いものの直し方(Latest Devlopment 2005年10月14日 Aaron Forsythe著)
参考
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |