予顕
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2022年1月31日 (月) 16:18時点における版
予顕/Foretell | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | カルドハイム カルドハイム統率者デッキ |
CR | CR:702.143 |
予顕(よげん)/Foretellは、カルドハイムおよびカルドハイム統率者デッキで登場したキーワード能力。これを持つカードが手札にあるときに機能する常在型能力である。
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊する。
予顕(1)(白)(白)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。この呪文が予顕されていたなら、占術2を行う。
予顕(1)(黒)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
クリーチャー — 馬(Horse) スピリット(Spirit)
瞬速
飛行
あなたの手札からカードを予顕するコストは(1)少なくなり、どのプレイヤーのターンでも予顕できる。
予顕(2)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
定義
予顕 [コスト]/Foretell [コスト]は、「あなたが自分のターンで優先権を持っているときならいつでも、あなたは「(2)を支払い、自分の手札からこのカードを裏向きに追放する。」を選んでもよい。そうしたなら、あなたはそのカードを見てもよく、また、現在のターンを終了した後で、その呪文を、マナ・コストではなく、それが持ついずれかの予顕コストを支払って唱えてもよい。」を意味する。
予顕コストで呪文を唱えることは代替コストのルールに従う。
カードを、それの予顕能力によって追放することを「予顕する」と呼ぶ。これは特別な処理であり、スタックを用いない。
解説
北欧神話における、「予言された終末戦争(ラグナロク)」をモチーフにしたメカニズム。ドゥームスカール/Doomskarによって別の領界/Realmから迫りくるクリーチャーや事象、そしてそれらを予言する神託魔法を表している。カルドハイム統率者デッキにも扱うカードが収録され、アルケミー:イニストラードでも再登場した。
予顕を持つカードは予顕コストがマナ・コストより軽く分割払いの形で早いターンに唱えられたり、あるいは合計のコストが増すが予顕で唱えることによって追加の効果を得られるようになっている。
実質的にマナの分割払いであり、やっていることはエコーやキッカーとほぼ同じデザインである。
カルドハイムでは全色に存在する。カルドハイム統率者デッキでは白と青に存在し、幻影の前兆/Phantom Premonitionのデッキテーマとなっている。MTGアリーナ専用のアルケミー:イニストラードでは、予顕した後のターン数を参照する狼の先触れ/Lupine Harbingersが登場した。
予顕を与えるカードとして夢貪り/Dream Devourerと天上の戦乙女/Ethereal Valkyrieが、予顕することや予顕しているカードを参照するカードとして星界の神、アールンド/Alrund, God of the Cosmos、星界の軍馬/Cosmos Charger、カーフェルの先触れ/Karfell Harbinger、ニコ、運命に抗う/Niko Defies Destiny、恒久守護のラナール/Ranar the Ever-Watchfulが存在する。
- 予顕を持つカードの文章欄には予言を司る神、アールンド/Alrundの使者である鴉とシュタルンハイムの光/The Light of Starnheimを象った透かしが印刷されている(カード画像)。また、ブースターパックのトークン・カードのスロットからは、予顕したカードを表すための注釈カードが出現する。
- 読みは「よげん」[1]。
- 予顕されたカードは追放領域に移動するので手札破壊で公開や捨てさせられることがなくなる。
ルール
- 予顕を持つカードを手札から追放することが「予顕する」であり、予顕した状態の呪文を予顕コストを支払って唱えることは「唱える」である。
- 予顕を持つカードのカード・タイプにかかわらず、予顕することはあなたのターンの間であなたが優先権を持っているなら行うことができる。スタックも用いないため、あなたが予顕を行うことを宣言してからコストを支払いカードを追放するまで、プレイヤーが対応して何かを行うことはできない。
- 追放されたカードを予顕コストで唱える場合は、通常のカード・タイプなどによる唱えるタイミングの許諾や制限に従わなければならない。あなたがクリーチャー・カードを予顕したのなら、通常それは次のあなたのターンのメイン・フェイズになるまで唱えることはできない。
- プレイヤーは、追放領域にあり自分がオーナーである予顕されているカードが複数あるなら、それらのカードが互いに、また追放領域にあり自分がオーナーである裏向きの他のカードからも、容易に区別できるようにしておかなければならない。これには、それらのカードが追放領域に置かれた順番と、カードがカードに記されている予顕コスト以外の予顕コストを持っているならそれが分かるようにすることが含まれる。
- プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであり裏向きであり予顕されていたすべてのカードをすべてのプレイヤーに対して公開しなければならない。各ゲームの終了時に、裏向きで予顕されていたすべてのカードをすべてのプレイヤーに対して公開しなければならない。
- これは変異と同様、適正なプレイであったことを証明するためのものである。
脚注
参考
- シュタルンハイムの解放(Daily MTG 2021年1月12日)
- 『カルドハイム』リミテッド・プレビュー(Daily MTG 2021年1月14日)
- 北方へ その2(Making Magic 2021年1月18日)
- 『カルドハイム』のセットデザインをリードする(Daily MTG 2021年1月19日)
- 「予顕」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.143 予顕/Foretell
- 702.143a 予顕は、予顕を持つカードがプレイヤーの手札にある間に機能するキーワードである。プレイヤーは、自分のターン中に、自分が優先権を持っているときならいつでも、「{2}を支払い、自分の手札から予顕を持つカード1枚を裏向きに追放する。」を選んでもよい。そのプレイヤーは追放 領域に残っているかぎりそのカードを見ることができる。現在のターンを終了した後で、そのプレイヤーはその呪文を、マナ・コストではなく、それが持ついずれかの予顕 コストを支払って唱えてもよい。これにより呪文を唱える場合は、rule 601.2b と rule 601.2f~h の代替コストのルールに従う。
- 702.143b カードを、それの予顕 能力によって追放することは特別な処理であり、スタックを用いない。rule 116〔特別な処理〕参照。
- 702.143c 何らかの効果がカードを予顕することを参照する場合、予顕 能力に関わる特別な処理を行うことを参照する。効果が、「予顕されている/foretold」カードや呪文を参照する場合、予顕 能力に関わる特別な処理の結果として追放 領域に置かれているカードや、唱える前に予顕されているカードであった呪文を参照する。なお、後者は、予顕 コスト以外のコストで唱えたものも含む。
- 702.143d 効果に、追放 領域にあるカードが「予顕された状態/foretold」になると書かれていたなら、そのカードは予顕された カード になる。その効果はそのカードに予顕 コストを与えることがある。そのカードのオーナーは、それが追放 領域にある間、いつそのカードを見てもよく、現在のターンを終了した後で、そのカードをそれが持ついずれかの予顕 コストを支払って唱えてもよい。その結果の呪文が予顕を持たないとしてもそうしてよい。
- 702.143e プレイヤーは、追放 領域にあり自分がオーナーであり予顕されているカードが複数あるなら、それらのカードが互いに、また追放 領域にあり自分がオーナーでありそれらでない裏向きのカードからも、容易に区別できるようにしておかなければならない。これには、それらのカードが追放 領域に置かれた順番と、カードがカードに印刷されている予顕 コスト以外の予顕 コストを持っているならそれが分かるようにすることが含まれる。
- 702.143f プレイヤーがゲームから離れたなら、そのプレイヤーがオーナーであり裏向きであり予顕されていたすべてのカードをすべてのプレイヤーに対して公開しなければならない。また、各ゲームの終了時に、裏向きで予顕されていたすべてのカードをすべてのプレイヤーに対して公開しなければならない。
- 702.143 予顕/Foretell
- 702 キーワード能力