漆黒洞穴の包囲/Hollowmurk Siege
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==関連カード== | ==関連カード== |
2025年4月28日 (月) 01:44時点における最新版
エンチャント
このエンチャントが戦場に出るに際し、スゥルタイかアブザンかを選ぶ。
・スゥルタイ ― あなたがコントロールしているクリーチャーの上にカウンター1個が置かれるたび、カード1枚を引く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
・アブザン ― あなたが攻撃するたび、攻撃クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは威迫を得る。
黒緑の包囲。対応する氏族/Clanはスゥルタイ/The Sultaiとアブザン/The Abzan。
スゥルタイは自分のクリーチャーにカウンターが乗るとドロー。1ターンに1枚だが条件が緩く、2マナという元手も考えると最終的に得られるカード・アドバンテージは相当なもの。出来ればインスタント・タイミングでも乗せられるようにしておき、対戦相手のターンにも誘発を狙って行きたい。
アブザンは攻撃クリーチャー1体の強化。+1/+1カウンター1つと微少ではあるが、やはり元手が2マナというのを考えると3回ほど誘発出来ればその時点で元が取れ、乗せたターン限定で威迫が付く。他の回避能力も併用して使えば、攻撃誘発型能力やサボタージュ能力を繰り返し誘発させることも狙える。
サイクルでは最も軽い分、効果の恩恵は原則として1ターンに1回、カード1枚か1体の強化とやや控えめ。基本的にはやや長期的なビートダウンデッキにおけるアドバンテージ要員として使いたいところ。能力同士の噛み合いもよく、アブザンの誘発で自然とスゥルタイの誘発に繋がる。2枚以上積んでも問題になることは少ないが、これ自身は戦場に戦力を生成したり維持することはなく、またクリーチャーがいなければ無意味なので、戦力を維持し続ける手段はしっかり用意しておきたい。
リミテッドでも優秀。元々クリーチャーの睨み合いになりやすいフォーマットの性質と合致している他、タルキール:龍嵐録でスゥルタイに割り振られた相続、アブザンに割り振られた闘魂の双方がスゥルタイの能力を誘発させやすく、カード・アドバンテージに繋ぎやすい。アブザンについては応召のあるマルドゥ/The Marduの方がシナジーがある印象もあるが、横並びと威迫でブロッカーを強引にすり抜ける芸当が可能になるため、トークンを生成できる闘魂との相性も良い。マルドゥとも黒は共通しており、応召を持つ黒単色のカードも幾らか存在するので、多少それらを確保しておくと威迫+トークンの生成により打点を叩き込みやすくなる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
タルキール:龍嵐録の包囲エンチャントのサイクル。対抗色2色のエンチャントで、戦場に出るに際してその色を共有する氏族/Clanどちらかの固定語を選択しその能力を持つ。稀少度はレアでボーダーレス版も存在する。
- 不毛平原の包囲/Barrensteppe Siege
- 降霜断崖の包囲/Frostcliff Siege
- 漆黒洞穴の包囲/Hollowmurk Siege
- 強風岩峰の包囲/Windcrag Siege
- 氷河森林の包囲/Glacierwood Siege