黒赤ビートダウン
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2010年3月20日 (土) 20:35時点における版
黒赤ビートダウン(BR Beatdown)は、クリーチャー除去と手札破壊を得意とする黒と、除去兼直接ダメージである火力を持った赤の組み合わせによるビートダウンデッキ。
目次 |
概要
クリーチャーの直接除去が可能なため赤単色に比べてファッティに強く、黒単色にはない火力という効率的な直接ダメージ源を持つ。
除去や手札破壊によりビートダウンながらコントロール力は高い。また、土地破壊や手札破壊のおかげでコントロール・パーミッションに対しては総じて有利である。
一方で緑や白のビートダウンデッキとの相性はよくない。火力も直接除去もカード・アドバンテージは得づらいものが多く、最終的には戦場のクリーチャーが勝負を握ることになる。しかし、ウィニーやスーサイドクリーチャーに頼ることが多いこちらに対し、緑や白のクリーチャーはコスト・パフォーマンスが高く、さらにプロテクションや被覆を持つものが多いため、直接的な殴り合いには押し負ける場合が多い。
黒・赤ともに対処のしにくいエンチャントも苦手とする。崇拝/Worship(+プロテクションクリーチャー)や物語の円/Story Circleなどのエンチャントに封殺されることもしばしば。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
メタゲームの中心にあるジャンドを意識して、速度を高めたものが存在する。
基本的にはバーンデッキに黒をタッチした構成であり、ボール・ライトニング/Ball Lightningを筆頭とする歩く火力を多めに採用することで高速で対戦相手のライフを削ることができる。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリクアラルンプール10 優勝 (参考)
- 使用者:Ding Yuan Leong
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
土地 (20) | |
4 | 乾燥台地/Arid Mesa |
4 | 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit |
4 | 溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches |
4 | 山/Mountain |
4 | 沸騰する小湖/Scalding Tarn |
土地 (24) | |
4 | ボール・ライトニング/Ball Lightning |
4 | ゴブリンの先達/Goblin Guide |
4 | 地獄の雷/Hell's Thunder |
4 | 地獄火花の精霊/Hellspark Elemental |
インスタント・ソーサリー (16) | |
4 | 荒廃稲妻/Blightning |
3 | 噴出の稲妻/Burst Lightning |
3 | 地震/Earthquake |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
2 | 消しえる火/Quenchable Fire |
4 | 焼尽の猛火/Searing Blaze |
サイドボード | |
4 | 死の印/Deathmark |
2 | 破滅の刃/Doom Blade |
4 | ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster |
3 | 魔力のとげ/Manabarbs |
2 | 消しえる火/Quenchable Fire |
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
前環境のスライをベースに黒を追加した、赤黒ブライトニングと呼ばれるビートダウンデッキが登場。また、WotCのサイトでは荒廃稲妻ビート/Blightning Aggroと称されている。
黒を足す利点は手札破壊とクリーチャー除去。アラーラの断片で加わった荒廃稲妻/Blightningは手札破壊と本体火力を同時に行うことで、メタの中心にあるフェアリーに対して絶大な威力を発揮する。また、恐怖/Terror、叫び大口/Shriekmaw、死の印/Deathmark等によりスライにとって癌だったブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderを除去できるのも黒を足す大きな利点である。
コンフラックス参入後は火山の流弾/Volcanic Falloutが採用され、対フェアリーに更に磨きがかかった。また、キスキンや赤白ヒバリ対策としてゴブリンの異国者/Goblin Outlanderがよく使用されている。これは同ブロックの流刑への道/Path to Exileが効かないなど、プロテクション白の重要性が上がっているためと言えるだろう。対青の最終兵器である苦悩火/Banefireが数枚挿されることもある。
アラーラ再誕参入後は呪詛術士/Anathemancerをメインから投入する傾向が増え、デッキ名ともなっている荒廃稲妻を入れないタイプも見られる。
サンプルレシピ
BR Aggro [1] | |
---|---|
- 他デッキで採用度の高い苦花のトークンによって無力化されやすい復讐の亜神/Demigod of Revengeではなく、フェアリーに強く制圧力の高い包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderが採用されている。
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
モグの戦争司令官/Mogg War Marshalや苦花/Bitterblossomのようなトークンを生成するカードと、ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskや大いなるガルガドン/Greater Gargadonのようなトークンを活用するカードのシナジーを利用した黒赤トークンが登場。
ローウィン参入直後から存在したデッキタイプであるが、モーニングタイド・シャドウムーアが加わるにつれ強力なパーツが追加され、メタゲームの一角を担うまでになった。
詳細は黒赤トークンを参照のこと。
ラヴニカ・ブロック期
ディセンションで黒赤のギルド/Guild、ラクドス教団/The Cult of Rakdosが登場したことにより復活を果たす。
強力なドロー能力を持つ闇の腹心/Dark Confidantの存在も大きい。
詳細はラクドス・アグロの項目を参照のこと。
オンスロート・ブロック期
同時期のゴブリンに総帥の召集/Patriarch's Biddingを足したゴブリン召集が登場。
詳細はゴブリン召集を参照のこと。
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
除去は当時のメタに合致していた上、暗黒の儀式/Dark Ritualも使用可能だったため圧倒的な爆発力を誇る。Tom van de Logtを世界選手権01王者につかせるほどの活躍を見せた。
詳細はマシーンヘッドを参照のこと。
テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期
同環境のスライに、ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negatorやダウスィーの怪物/Dauthi Horrorなどの黒の軽量クリーチャーを加えたデッキが登場。
サンプルレシピ
- 備考
- アジア太平洋選手権99 第6位
- 使用者:安藤玲二
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (16) | |
4 | モグの狂信者/Mogg Fanatic |
4 | 投火師/Fireslinger |
4 | ダウスィーの怪物/Dauthi Horror |
4 | ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator |
インスタント・ソーサリー (17) | |
4 | ショック/Shock |
4 | 焚きつけ/Kindle |
2 | 音波の炸裂/Sonic Burst |
3 | ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan |
4 | 略奪/Pillage |
エンチャント・アーティファクト (4) | |
2 | ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment |
2 | 呪われた巻物/Cursed Scroll |
土地 (23) | |
9 | 山/Mountain |
6 | 沼/Swamp |
4 | 硫黄泉/Sulfurous Springs |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
サイドボード | |
4 | ボトルのノーム/Bottle Gnomes |
3 | 夜の戦慄/Dread of Night |
4 | 急速な衰微/Rapid Decay |
2 | 死の茂み/Brush with Death |
2 | 非業の死/Perish |
ミラージュ・ブロック構築
詳細はブードゥーを参照のこと。