オース
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2013年1月25日 (金) 22:04時点における版
オース(Oath)は、ドルイドの誓い/Oath of Druidsを主軸にして組まれたデッキの総称。ドルイドの誓い以外にも4枚の誓い(Oath)がサイクルとして存在するが、そちらを主軸に組んだとしても普通は「オース」とは呼ばれない。
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概要
ドルイドの誓い/Oath of Druidsによってクリーチャーをノーコストで戦場に出すことを狙う。ある意味リアニメイトに近いコンセプトである。
対戦相手がクリーチャーをコントロールしている限り毎ターンクリーチャーを補充できるため、構造的にビートダウンに強い。
採用されるクリーチャーは、スパイクの織り手/Spike Weaverのような対戦相手のクリーチャーを無力化できるクリーチャーや、変異種/Morphlingのようなフィニッシャーなどが中心。コントロール要素の強い構成の場合、クリーチャーを数枚しか採用せず、そのスロットは他のカードに充てられる。
ドルイドの誓いはライブラリーを大幅に削ってしまうため、ライブラリー修復手段と併用されることが多く、特に相性のよいガイアの祝福/Gaea's Blessingがその役割を果たす場合が多い。敢えて(あるいは仕方なく)修復手段を用いずに、墓地が肥えることを利用する、スーサイドオースやサルベイジャーオースのようなタイプも存在する。
ノンクリーチャーデッキ相手だとドルイドの誓いが機能しないという弱点があり、新緑の触感/Verdant Touchや禁忌の果樹園/Forbidden Orchardなどでその点をカバーすることもある。別の勝ち手段としてミシュラランドを用いることも多い。
テンペスト・ブロック~ウルザ・ブロック期
ドルイドの誓い/Oath of Druidsが回らないノンクリーチャーデッキに対抗するべく、オースには打ち消し呪文が採用されるようになる。→カウンターオース
この時期はガイアの祝福/Gaea's Blessingのような優秀なライブラリー修復手段がなかったため、高速化に徹するスーサイドオースが主流だった。
ミラージュ・ブロック~テンペスト・ブロック期
神の怒り/Wrath of Godなどのクリーチャー除去を搭載したコントロールデッキであり、対クリーチャーデッキに強い。
ドローエンジンに根囲い/Mulchと巻物棚/Scroll Rackのコンボを採用したターボマルチも登場。
また、それらとは別路線で、オースに土地破壊要素を織り交ぜた緑単コントロール、スパイクの誓いが登場し、アジア太平洋選手権98を制した。
エクステンデッド
ドルイドの誓い/Oath of Druidsとガイアの祝福/Gaea's Blessingのシナジーをカウンターで守るカウンターオースが常にメタゲームの一角を占め続けた。ターボランドのような派生デッキも登場した。
ローテーションでガイアの祝福/Gaea's Blessingを失ったことで衰退するかに見えたが、認識を食うもの/Cognivoreをフィニッシャーに据えたスーサイドオースがプロツアーヒューストン02を制した。
その後も活躍し、セプターオースなどの派生系も生まれたが、ミラディン参入後はティンカーに圧倒され、肝心のドルイドの誓い/Oath of Druidsも禁止カードに指定されてしまい、エクステンデッドから退場した。
ヴィンテージ
ヴィンテージでは禁忌の果樹園/Forbidden Orchardの登場により再び注目を集めることになる。
禁忌の果樹園により対ノンクリーチャーデッキにも苦戦せずに済んだ。
純正のカウンターオースのほか、サルベイジャーコンボを搭載したサルベイジャーオースも存在する。