Maverick
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+ | *[[白緑ビートダウン#レガシー|白緑ビートダウン]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] |
2012年4月26日 (木) 23:21時点における版
Maverickは、レガシーに存在する緑白系ビート・コントロールデッキ。
クリーチャー — コー(Kor) 工匠(Artificer)
石鍛冶の神秘家が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから装備品(Equipment)カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
(1)(白),(T):あなたは、あなたの手札にある装備品カード1枚を戦場に出してもよい。
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
聖遺の騎士は、あなたの墓地にある土地カード1枚につき+1/+1の修整を受ける。
(T),森(Forest)か平地(Plains)を1つ生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
ソーサリー
あなたのライブラリーからマナ総量がX以下の緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。緑の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
デュアルランドやフェッチランドを使えるレガシーは多色デッキを組むことが比較的容易ではあるが、やはり色が増えればマナ基盤が不安定となる。そして不毛の大地/Wastelandやもみ消し/Stifleのようなアンチ特殊地形カードにより、多色デッキは何もできなくなることも多い。
Maverickは、Zooから赤の要素を、もしくはバントから青の要素を抜き、安定性を高めたデッキである。また2色にすることにより、不毛の大地のような特殊地形を逆に自分が使うことが容易となる。
動き出しがやや遅い代わりに高い打撃力と対応力を兼ね備えた石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticと聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryを中心戦力とし、これらをルーンの母/Mother of Runesやエイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorでサポートしながら戦う。Zooが初速を重視して1、2マナのアタッカーを多用するのに対し、こちらはクリーチャー選択がより防御的・コントロール的で、タルモゴイフ/Tarmogoyfすら0~1枚であることがほとんど。
ワールドウェイクでの石鍛冶の神秘家の登場を受けてじわじわと増え始め、ミラディン包囲戦の緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithにより現行の形がほぼ確立。強力なアタッカーでもあり特殊地形にもアクセスできる聖遺の騎士の他、墓地を利用するデッキやタルモゴイフに強い漁る軟泥/Scavenging Ooze、装備品等に対処するクァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage、ビートダウンに強いコンボへのアンチカードであるガドック・ティーグ/Gaddock Teeg、マナ加速となるドライアドの東屋/Dryad Arborなど、状況に応じて必要なカードをサーチできるようになり柔軟性が高まった。さらに新たなるファイレクシアから殴打頭蓋/Batterskullを、闇の隆盛から第2の対コンボカードであるスレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thrabenを獲得し、トップメタの一角にまで躍進している。
上記のように基本は2色デッキではあるが、罰する火/Punishing Fire+燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsなどのために3色目をタッチすることも少なくない。
- デッキ名の由来は不明。多数の1枚挿すされたカードを一匹狼=Maverickに見立てているという説と、何らかの固有名詞から引用したものだという説がある。
- 「緑の太陽の頂点を前提とした1枚挿しのクリーチャーが多いため」と言われることもあるが、ミラディン包囲戦参入前から存在する名称であるため、少なくともオリジナルの理由ではない。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリアムステルダム11 ベスト8(参考)
- 使用者:Fabian Gorzgen
- フォーマット
- タッチ赤のタイプ。