定義済みのトークン
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2021年2月7日 (日) 22:37時点における版
定義済みトークン/Predefined Tokenとは、総合ルールによって特性が定義された状態で生成されるトークンのことである。
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解説
効果の中に、「[単語]・トークンを生成する/Create [単語] token」とのみ書かれ、その他の特性が(注釈文以外)書かれていないものがある。このような効果は、ルールにより、特性が定義されている。
このルールの登場により、カードセットのメカニズムとして頻出するトークンを簡潔に記述することができるようになった。
- 基本セット2020に伴う総合ルール更新で定められ、次のイクサランで定義済みトークンを生成する効果が初登場した。
- 金箔付け/Gildなどで使われていた金・トークンは、このルールの導入に伴い、テーロス還魂記以降、定義済みトークンを用いる書式に改められた。
ルール
- このルールが適用されるのは、「[単語]・トークンを生成する」という書式の場合のみである。それ以外の書式で[単語]が出てきたとしても、特性が追加されたり上書きされることはないし、また、このルールは生成に関してのみ適用される。生成された後でトークンの特性が変更されることもありうる。
- 例:「食物・トークンを生成する。」という効果によって生成されたアーティファクト・トークンは、「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ。しかし、何らかの効果でアーティファクト・タイプを食物に変えても、この能力を得ることはない。また、もとから食物であるパーマネントも、それだけでこの能力を持つわけではない。基本土地タイプのルールとの違いに注意。
- ジンジャーブルート/Gingerbruteはこの能力を持つが、それはこのルールとは無関係に、文章欄に書かれているためである。裏を返せば、書かれていない限りは持たない。
- 例:「食物・トークンを生成する。」という効果によって生成されたアーティファクト・トークンは、「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ。しかし、何らかの効果でアーティファクト・タイプを食物に変えても、この能力を得ることはない。また、もとから食物であるパーマネントも、それだけでこの能力を持つわけではない。基本土地タイプのルールとの違いに注意。
- [単語]の部分は、サブタイプであることが多いが、必ずしもそうとは限らない。サブタイプを参照する効果が適用されるかどうかは、総合ルールを見て確認すること。
- Shardはカルドハイム発売時の2021年2月5日時点の総合ルールで定義されたが、Shardをエンチャント・タイプとして定義する一方Shard・トークンの定義は宝物のように「Shard・エンチャント・トークン」とは定義されていない。つまりShardトークンはShardでは無いという奇妙な事になってしまっている。またShardの訳はカードでは「破片」となっているが、MJMJ.Infoの和訳総合ルールでは「断片」と訳されている。
一覧
単語 | 名前 | 色 | カード・タイプ | サブタイプ | 能力 | P/T | 登場カードセット |
---|---|---|---|---|---|---|---|
宝物 | 宝物 | 無色 | アーティファクト | 宝物 | (T), 生け贄:好きな色1色のマナ1点を加える。 | イクサラン・ブロックほか | |
食物 | 食物 | 無色 | アーティファクト | 食物 | (2), (T), 生け贄:あなたは3点のライフを得る。 | エルドレインの王権 | |
金 | 金 | 無色 | アーティファクト | 金 | テーロス・ブロック☆ テーロス還魂記 | ||
ウォーカー | ウォーカー | 黒 | クリーチャー | ゾンビ | 2/2 | Secret Lair Drop Series: Secret Lair x The Walking Dead | |
Shard | (なし) | 無色 | エンチャント | (なし) | (2), 生け贄:占術1を行い、その後、カード1枚を引く。 | カルドハイム |
関連項目
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 111 トークン
- 111.10 効果の中に、定義済みのトークンを生成するように指示するものがある。それらの効果は、生成されるトークンの特性を決定するにあたって下の定義を用いる。定義済みのトークンを生成する効果は、その定義済みの特性を変更したり何かを追加したりすることがある。
- 111.10a 「宝物/Treasure」・トークンとは、「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ、無色の宝物・アーティファクト・トークンである。
- 111.10b 「食物/Food」・トークンとは、「{2}, {T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つ、無色の食物・アーティファクト・トークンである。
- 111.10c 「金/Gold」・トークンとは、「このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ、無色の金・アーティファクト・トークンである。
- 111.10d 「ウォーカー/Walker」・トークンとは、ウォーカーという名前を持つ黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンである。
- 111.10e 「破片/Shard」・トークンとは、「{2}, このエンチャントを生け贄に捧げる:占術1を行い、その後、カード1枚を引く。」を持つ無色の破片・エンチャント・トークンである。
- 111.10f 「手掛かり/Clue」・トークンとは、「{2}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つ無色の手掛かり・アーティファクト・トークンである。
- 111.10g 「血/Blood」・トークンとは、「{1}, {T}, カード1枚を捨てる, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つ無色の血・アーティファクト・トークンである。
- 111.10h 「パワーストーン/Powerstone」・トークンとは、「{T}:{C}を加える。このマナはアーティファクトでない呪文を唱えるためには支払えない。」を持つ無色のパワーストーン・アーティファクト・トークンである。
- 111.10i 「培養器/Incubator」・トークンは、変身する両面トークンである。その第1面は「{2}:このアーティファクトを変身させる。」を持つ無色の培養器・アーティファクトであり、第2面は「ファイレクシアン・トークン/Phyrexian Token」という名前で無色の0/0のファイレクシアン・アーティファクト・クリーチャーである。
- 111.10j 「呪われし者/Cursed」・役割・トークンとは、「呪われし者」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは基本のパワーとタフネスが1/1になる。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10k 「怪物/Monster」・役割・トークンとは、「怪物」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受けトランプルを持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10m 「王族/Royal」・役割・トークンとは、「王族」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け護法{1}を持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10n 「魔術師/Sorcerer」・役割・トークンとは、「魔術師」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け、『このクリーチャーが攻撃するたび、占術1を行う。』を持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10p 「聖者/Virtuous」・役割・トークンとは、「聖者」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーはあなたがコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受ける。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10q 「ひねくれ者/Wicked」・役割・トークンとは、「ひねくれ者」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。」と「このオーラが戦場から墓地に置かれたとき、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10r 「若き英雄/Young Hero」・役割・トークンとは、「若き英雄」という名前でエンチャント(クリーチャー)と「エンチャントしているクリーチャーは『このクリーチャーが攻撃するたび、これのタフネスが3以下である場合、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。』を持つ。」を持つ無色のオーラ・役割・エンチャント・トークンである。
- 111.10s 「地図/Map」・トークンとは、「{1}, {T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それは探検を行う。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を持つ無色の地図・アーティファクト・トークンである。rule 701.40〔探検を行う〕参照。
- 111.10 効果の中に、定義済みのトークンを生成するように指示するものがある。それらの効果は、生成されるトークンの特性を決定するにあたって下の定義を用いる。定義済みのトークンを生成する効果は、その定義済みの特性を変更したり何かを追加したりすることがある。
- 111 トークン