秘匿
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*タップイン能力の方を忘れやすいので注意が必要。 | *タップイン能力の方を忘れやすいので注意が必要。 | ||
**なぜタップイン能力が独立した[[ルール文章]]ではなく秘匿の定義に含まれているのか、疑問に思った人は多かったようである。[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ask-wizards-october-2007-2007-10-01 2007年10月10日のAsk Wizards]によると、簡単に言えば「ルール文章がカードに収まらなくなるから」。この日のAsk Wizardsにはドイツ語版[[苔汁の橋/Mosswort Bridge]]の拡大画像が出ているが、かなり細かい文字が[[文章欄]]に詰め込まれており、納得せざるを得ない窮屈さである。 | **なぜタップイン能力が独立した[[ルール文章]]ではなく秘匿の定義に含まれているのか、疑問に思った人は多かったようである。[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ask-wizards-october-2007-2007-10-01 2007年10月10日のAsk Wizards]によると、簡単に言えば「ルール文章がカードに収まらなくなるから」。この日のAsk Wizardsにはドイツ語版[[苔汁の橋/Mosswort Bridge]]の拡大画像が出ているが、かなり細かい文字が[[文章欄]]に詰め込まれており、納得せざるを得ない窮屈さである。 | ||
− | *開発時は、「戦場に出たとき、ライブラリーの上から3枚を裏向きでTreasure pile(宝の束)に加える」という能力を持つ土地で探す宝を作り出し、「(T):Treasure | + | *開発時は、「戦場に出たとき、ライブラリーの上から3枚を裏向きでTreasure pile(宝の束)に加える」という能力を持つ土地で探す宝を作り出し、「(T):Treasure pileから無作為に1枚を公開し、それの[[マナ総量]]を支払うことでそのカードを手札に加える」という[[キーワード処理]]の「Explore」を持つクリーチャーにその宝を探させる仕組みであった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/working-peanuts-2007-10-08 Working for Peanuts](Feature 2007年10月8日)</ref>。 |
**後年には、実際にキーワード処理として[[探検]]/''Explore''が登場した。 | **後年には、実際にキーワード処理として[[探検]]/''Explore''が登場した。 | ||
2021年5月4日 (火) 20:54時点における版
秘匿/Hideaway | |
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種別 | 常在型能力、誘発型能力 |
登場セット | ローウィン モダンホライゾン |
CR | CR:702.75 |
秘匿(ひとく)/Hideawayは、ローウィンで初登場したキーワード能力。これを持つパーマネントが戦場に出る際に機能する常在型能力(置換効果)と、戦場に出たときに誘発する誘発型能力からなる。
Mosswort Bridge / 苔汁の橋
土地
土地
秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
苔汁の橋はタップ状態で戦場に出る。
(T):(緑)を加える。
(緑),(T):あなたがコントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上であるなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
定義
秘匿/Hideawayは以下の2つの能力からなる。
- このパーマネントはタップ状態で戦場に出る。(常在型能力)
- このパーマネントが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの上から4枚のカードを見る。それらのうち1枚を裏向きで追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。追放されたカードは、「このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。」を持つ。(誘発型能力)
解説
タップインし、戦場に出たときにライブラリーの上から4枚のカードの中から、1枚を追放する(そのパーマネントに隠す)能力である。
ローウィンでは秘匿ランドサイクルのみがこの能力を持ち、これらは秘匿で追放したカードを特定条件下でマナ・コストを支払わずにプレイできるようにする能力を併せ持つ。モダンホライゾンではクリーチャーで秘匿を持つ明日の見張り/Watcher for Tomorrowが登場した。
ルール
- 「そのパーマネントをコントロールしていたプレイヤー」には、現在のコントローラーだけではなく、過去にそのパーマネントをコントロールしていたことがあるプレイヤーも含まれる。
- この機能が正常に働くように当初のルールから変更が加えられ、現在「カードを見てもよい」という能力は、追放したカードに与えられる能力になっている。
- そのパーマネントが戦場を離れたとしても、それを追放したパーマネントをコントロールしていたプレイヤーはそのカードを見ることができる。
- 秘匿と追放されたカードをプレイする能力は関連している能力であるため、秘匿以外の方法で追放されたカードをその能力で使うことはできない(CR:406.5)。
- ローウィンの秘匿ランドサイクルが持つ唱える方の能力は、能力が解決中にプレイするよう指示している(CR:608.2f)ため、呪文ならば優先権やカード・タイプによる制約(自分のメイン・フェイズでスタックが空といった)とは関係なく唱える事ができる。土地のプレイは、自分のターンでありこのターンの間に土地をプレイしていない限りプレイする事ができる(CR:305.2bCR:305.3)。
その他
- タップイン能力の方を忘れやすいので注意が必要。
- なぜタップイン能力が独立したルール文章ではなく秘匿の定義に含まれているのか、疑問に思った人は多かったようである。2007年10月10日のAsk Wizardsによると、簡単に言えば「ルール文章がカードに収まらなくなるから」。この日のAsk Wizardsにはドイツ語版苔汁の橋/Mosswort Bridgeの拡大画像が出ているが、かなり細かい文字が文章欄に詰め込まれており、納得せざるを得ない窮屈さである。
- 開発時は、「戦場に出たとき、ライブラリーの上から3枚を裏向きでTreasure pile(宝の束)に加える」という能力を持つ土地で探す宝を作り出し、「(T):Treasure pileから無作為に1枚を公開し、それのマナ総量を支払うことでそのカードを手札に加える」というキーワード処理の「Explore」を持つクリーチャーにその宝を探させる仕組みであった[1]。
- 後年には、実際にキーワード処理として探検/Exploreが登場した。
該当カード
サイクル
ローウィンの秘匿ランドサイクル。すべて秘匿4を持つタップインの土地であり、特定の条件下で秘匿したカードをマナ・コストを支払うことなくプレイできる。
シャドウムーアの目覚めたクリーチャー(awakened creature)サイクルに対応している。括弧内は目覚めたクリーチャー。
- 風立ての高地/Windbrisk Heights (風立ての猛禽/Windbrisk Raptor)
- 殻船着の島/Shelldock Isle (島背の落とし子/Isleback Spawn)
- 吠え歯のうろ穴/Howltooth Hollow (うろ穴生まれのバーゲスト/Hollowborn Barghest)
- 背骨岩の小山/Spinerock Knoll (山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon)
- 苔汁の橋/Mosswort Bridge (苔橋のトロール/Mossbridge Troll)
秘匿したカードをプレイできるかどうかは、起動型能力の解決時のみに条件をチェックする。起動時に条件を満たすかは考慮しない。
参考
- ↑ Working for Peanuts(Feature 2007年10月8日)
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.75 秘匿/Hideaway
- 702.75a 秘匿は、誘発型能力である。「秘匿N/Hideaway N」は、「このパーマネントが戦場に出たとき、あなたの ライブラリーの一番上にあるカードN枚を見る。そのうち1枚を裏向きに追放し、残りをあなたの ライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。その追放されたカードは『このカードを追放したパーマネントをコントロールしているプレイヤーは、追放 領域にあるこのカードを見てもよい。』を得る。」を意味する。
- 702.75b 以前は、秘匿 能力のルールによってそのパーマネントはタップ状態で戦場に出ていて、プレイヤーが見るカードの枚数は4枚に固定されていた。このルール変更前に印刷されたカードは、あとに数字が続かない「秘匿/Hideaway」だけの印刷された文を持つ。それらの古いカードはオラクルで、「秘匿4」と、追加で「[このパーマネント]はタップ状態で戦場に出る。」という能力を持つよう変更されている。
- 702.75 秘匿/Hideaway
- 702 キーワード能力