アカデミーの頭、ウルザ/Urza, Academy Headmaster
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*厳密には「クリックする」までがこのカードの能力であり、そこで何が表示されたところで何も起きないことになるが、そこはまあ銀枠なので空気を読もう。 | *厳密には「クリックする」までがこのカードの能力であり、そこで何が表示されたところで何も起きないことになるが、そこはまあ銀枠なので空気を読もう。 | ||
*どの効果が選ばれるかは能力の[[解決]]時に決定される。どの効果が起きるかを知ってからプレイヤーが[[対応]]して何かをすることはできない<ref name="20171122" />。 | *どの効果が選ばれるかは能力の[[解決]]時に決定される。どの効果が起きるかを知ってからプレイヤーが[[対応]]して何かをすることはできない<ref name="20171122" />。 | ||
− | **これにより、解決中になってから忠誠度能力の[[対象]]を初めて選択するという、[[黒枠]]では通常起こり得ない状況が発生する。これに関する厳密な[[ルール]] | + | **これにより、解決中になってから忠誠度能力の[[対象]]を初めて選択するという、[[黒枠]]では通常起こり得ない状況が発生する。これに関する厳密な[[ルール]]は存在しないが、「もし適正な対象を選択できない能力だった場合、そうではない能力が出るまでクリックし続ける」という解説が下されている<ref>https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=439525</ref>。 |
*現在はリスト化された能力の一覧をダウンロードすることができるが、[[Unstable]]発売からおよそ2ヶ月の間はそのようなものが用意されておらず、彼の謎めいた一面がより強調されていた。 | *現在はリスト化された能力の一覧をダウンロードすることができるが、[[Unstable]]発売からおよそ2ヶ月の間はそのようなものが用意されておらず、彼の謎めいた一面がより強調されていた。 | ||
**HTMLのソースコードの難読化などはされていないため、リスト公開前に全貌を知りたい場合はそれを読めば能力候補の一覧を見ることができた。 | **HTMLのソースコードの難読化などはされていないため、リスト公開前に全貌を知りたい場合はそれを読めば能力候補の一覧を見ることができた。 |
2022年9月29日 (木) 23:07時点における版
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Urza, Academy Headmaster / アカデミーの頭、ウルザ (白)(青)(黒)(赤)(緑)伝説のプレインズウォーカー — ウルザ(Urza)
[+1]:AskUrza.comに行き、[+1]をクリックする。
[-1]:AskUrza.comに行き、[-1]をクリックする。
[-6]:AskUrza.comに行き、[-6]をクリックする。
アーティスト:Terese Nielsen
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概要
ウェザーライト・サーガの主要人物・ウルザ/Urzaが銀枠の世界でついにカード化。ストーリー中ジェラード/Gerrardに首を切られたため、頭だけでの登場である。
3種類の忠誠度能力を持つが、いずれもAskUrza.comにアクセスして該当のボタンをクリックせよという指示があるのみ。このサイトにはフレイバー・テキストの書かれたこのカードの画像が置いてあり、忠誠度能力の部分のボタンをクリックすると20種類の中からランダムに1種類の効果が表示される。また能力のリストをPDFファイルとしてダウンロードすることもできるので、あらかじめリストを印刷しておいてから20面ダイスを振ることで、電子機器が使えない場合でも能力を使用することができる。
マジックでは過去に類を見ない、エラッタ以外で能力が修正される[1]カード。忠誠度能力の内容はカード・セットの発売などに合わせて予告なくアップデートされており、起動した時期次第でその内容もガラリと変わる。まさに「何が起きるか分からない」カードであり、長年カード化を望まれてきた期待に応える、ウルザらしさに溢れたカードに仕上がっている。唱えるためのマナ・コストと全く何が起きるか分からない能力には苦労するだろうが、そこも含めて楽しみたい。
各忠誠度能力は不定であるが、おおむね上昇忠誠度、あるいは消費忠誠度に見合った効果が発揮される。過去のプレインズウォーカーたちの忠誠度能力を再現したものもあれば、常在型能力を紋章化したもの、インスタントやソーサリーの呪文能力そのままの内容など多岐にわたる。
- 「アン」シリーズでは初のプレインズウォーカー。プレインズウォーカーとしても初の5色カードである。
- 読み込みが完了すればボタンはオフラインでも動作する。ページを開いたままにして端末を持ち込めば、圏外のプレイでも安心。
- 厳密には「クリックする」までがこのカードの能力であり、そこで何が表示されたところで何も起きないことになるが、そこはまあ銀枠なので空気を読もう。
- どの効果が選ばれるかは能力の解決時に決定される。どの効果が起きるかを知ってからプレイヤーが対応して何かをすることはできない[1]。
- 現在はリスト化された能力の一覧をダウンロードすることができるが、Unstable発売からおよそ2ヶ月の間はそのようなものが用意されておらず、彼の謎めいた一面がより強調されていた。
- HTMLのソースコードの難読化などはされていないため、リスト公開前に全貌を知りたい場合はそれを読めば能力候補の一覧を見ることができた。
- 能力ひとつひとつはほとんどが黒枠でも問題なく機能するものであるが、厳密に解釈すると黒枠で機能しないものや、銀枠的な内容のものもある。例えば墓地の「パーマネント」を対象に取るリアニメイト効果があったり(本来なら「パーマネント・カード」でなければならない)、ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズの剣/Sword of Dungeons & Dragonsと同じく金のドラゴン・クリーチャー・トークンを生成するものがあったりする。
過去の忠誠度能力一覧
いずれもPDFファイルへのリンク。太字はAskUrza.comで現在適用されている内容。
関連カード
- 最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer
- パワーストーンの神童、ウルザ/Urza, Powerstone Prodigy
- クルーグ公、ウルザ/Urza, Prince of Kroog
- 護国卿、ウルザ/Urza, Lord Protector - プレインズウォーカー、ウルザ/Urza, Planeswalker
- 工匠の主任、ウルザ/Urza, Chief Artificer
- アカデミーの頭、ウルザ/Urza, Academy Headmaster(アン・カード)
開発秘話
Unstableのデザイン時、アンヒンジドより後に登場した新メカニズムとして、プレインズウォーカーが求められていた。
銀枠に収録するにふさわしいプレインズウォーカーとして、プレイヤーから要望が多く、同じく要望が多かった5色プレインズウォーカーにふさわしいことから、ウルザが選ばれた。
能力は、別のカードのためのアイデアだった「インターネットにアクセスしてランダムに能力を決定する」能力が、究極の謎の人間であるウルザにふさわしいとして採用された。[3]
ストーリー
銀枠世界のウルザ/Urzaの姿。
アン元宇宙/Un-iverseのウルザは、ジェラード/Gerrardに首を斬られてからも死なず、頭だけの状態で生き延びている。現在はアカデミー/Academyで隠居生活を送り、Urza's Hot Tubをはじめとする銀枠的アーティファクトの数々を手がけている。
- 黒枠世界では、ウルザの頭はカーン/Karnと融合しているため、この状態のウルザはアン元宇宙ならではのものになるだろう。
- 黒枠世界では、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyは廃墟になっており、トレイリア西部/Tolaria Westに新アカデミーが再建されている。ウルザがどちらのアカデミーにいるのか、はたまたアン元宇宙に新たなアカデミーを設立したのかは、定かではない。
フレイバー・テキスト
印刷されたカードではなく、AskUrza.comの画像に記されている。
Whether fighting Phyrexians, founding the Tolarian Academy, or just enjoying retirement, Urza always kept his head.
ファイレクシア人と戦っていようと、トレイリアのアカデミーを設立していようと、ただ隠居生活を楽しんでいようと、ウルザは常に自分の頭を守っていた。
keep one's headで「冷静である」という意味の慣用句なのだが……ウルザが「冷静」であったかどうかは、各人の判断に委ねる。
その他
- Headmasterで「校長」という意味なのだが、彼の場合は文字通りの意味でもある。準公式訳での頭の読みも「かしら」ではなく「あたま」。
- ルール文章には「AskUrza.comに行き、.../Head to AskUrza.com and...」とあるが、これももちろん頭/headと行く/headの洒落。
- イラストの生首ウルザは、第10版のレガシーの兵器/Legacy Weaponにも描かれている(イラスト)。アーティストも同じTerese Nielsen。
- 「Webページにアクセスすることで能力が決定する」というカードはウィザーズ社のデュエル・マスターズで既に登場しており(参考)、そちらからの輸入要素と見ることもできる。
- なおそちらのカードは能力が曜日により固定されており、公式大会で電子機器が使えない場合は事前に調べておいた情報に従うようになっている。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 Unstable FAQAWASLFAQPAFTIDAWABIAJTBT/『Unstable』 よくある質問とそうでもない質問とめったにないだろうけど一応答えておく質問集(News 2017年11月22日)
- ↑ https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=439525
- ↑ Unstable Scraps, Part 3/『Unstable』のスクラップ その3(Making Magic 2017年12月11日)