召喚酔い
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== 俗語としての召喚酔い == | == 俗語としての召喚酔い == |
2010年5月14日 (金) 03:29時点における版
召喚酔い(Summoning Sickness)とは、クリーチャーに関する制限のルールを表す俗語。簡単に言えば「戦場に出したばかりのクリーチャーは使えない」というものである。
目次 |
ルール
コントローラーの最新のターンの開始時から継続してコントロールされていないクリーチャーは、攻撃に参加できず、起動コストにタップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含む起動型能力をプレイできない。このような状態のクリーチャーは、俗に「召喚酔いの状態にある」「召喚酔いの影響を受けている」「酔っている」と呼ばれる。また、速攻を持つクリーチャーはこのルールを無視する。
メイン・フェイズでクリーチャーを戦場に出したとき、そのクリーチャーは(速攻を持たない限り)召喚酔いの状態になっている。召喚酔いが解除されるのは、通常は次の自分のターン開始時。
- 召喚酔い状態でも、ブロックには参加できる。
- コントロールが移動した場合も、クリーチャーは召喚酔い状態になる(「召喚酔い」という言葉で覚えていると誤解しやすいので注意)。
- 例:背信の化身、痣矛奇/Azamuki, Treachery Incarnateの能力で奪ったクリーチャーは、速攻を持たない限り、召喚酔い状態となり、攻撃に参加できない。
- 例:脅しつけ/Threatenで奪ったクリーチャーは、速攻を持つので、攻撃に参加できる。
- 召喚酔い状態でも、タップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含まない起動型能力は問題なくプレイできる。
- 召喚酔い状態でも、呪文や能力のコストとしてタップすることは可能。
- 例:野戦外科医/Field Surgeonは、召喚酔い状態でも自身をタップしてその能力をプレイできる。
- 例:召集を持つ呪文をプレイする際、コストを減らすために召喚酔い状態のクリーチャーをタップしてもかまわない。
- フェイズ・インしたクリーチャーは、それ以前にコントロールされていた期間の長さにかかわらず、召喚酔いの影響は受けない。
クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時
よくあるルールの質問として、「ミシュラランドなどをクリーチャー化した場合、それは召喚酔いになるのですか」というものがある。
そのクリーチャーがいつクリーチャー化したかに関係なく、パーマネントとしてターン開始時から継続してコントロールしていれば、それは召喚酔いではない。逆に、戦場に出した(コントロールを得た)時点でクリーチャーではなかったからと言って、それが召喚酔いにならないというような事はない。
- 考え方としては、そもそも召喚酔いはクリーチャーに限らず全てのパーマネントがなっており、クリーチャーでなければ影響が無いだけと考えると良い。
- 通常、土地は出してすぐに自らのマナ能力をプレイすることができるが、起動型マナ能力も立派な起動型能力であるため、クリーチャー化して召喚酔いの影響を受ける状態になると、タップ・シンボルを起動コストに含むマナ能力もプレイできなくなることに注意。
俗語としての召喚酔い
もともと俗語として世の中に広まったものだが、ミラージュからウルザズ・レガシーまでのカードでは「召喚酔いに影響されない」という記述が実際にテキストに使用されている。これらは現在のオラクルでは「速攻」に書き換えられている。
- 未来予知で、はじめから土地でもクリーチャーでもあるドライアドの東屋/Dryad Arborが登場したため、注釈文に久しぶりにこの用語が使用された。
- このルールの項を現す公式な呼称が特に無いため、総合ルールでも「召喚酔い」という言葉が俗称として記述されている。