影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
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クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
畏怖(このクリーチャーは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
影魔道士の浸透者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
知恵の蛇/Ophidianが多色になって畏怖を得た。元祖同様に3マナ1/3のサイズを持ち、ダメージを与えつつカードを引ける上回避能力まで持っている。
当初はゲームぎゃざに「私がオデッセイのトップレアです」と話すイラストが掲載されるほど、はっきりとしたトップレアであった。しかし思ったほどには使われず、逆に当初は評価の低かった獣群の呼び声/Call of the Herdにその座を明け渡すこととなった。
これが使われなかった最も大きな理由として、同じセットに野生の雑種犬/Wild Mongrel、サイカトグ/Psychatogという非常に強力、かつ影魔道士の浸透者をブロックできるクリーチャーが存在したことが挙げられる。さらに、カササギ・ブルーのようなデッキタイプそのものが環境の速さやテンポに追いつけなかったことも一因だろう。事実メタゲーム上で有利と言えそうなデッキはあまり見当たらなかった。どちらかと言うと、青中心のデッキよりも、青をタッチした黒コントロールなどに使われることが多かったようだ(→ノワール)。
元々の能力としては優秀であるため、青黒でありまた手札を多く必要とするタイプのデッキでは非常に重宝する1枚。レガシー等で稀に見かける、青黒のドロー・ゴータイプのパーミッションなどではよく使われている。
また時のらせんのタイムシフトで再録された際はオデッセイ当時のような強力なライバルが少ないため、格段に評価が上がっている。実際時のらせんブロック構築では青黒系コントロールで多用、スタンダードでもグッドスタッフ系のデッキで採用された。
- 時のらせんのタイムシフトで再録された際、人間のクリーチャー・タイプを獲得している。
インビテーショナルカード
このカードはJon Finkelのデザインしたインビテーショナルカードである。そのため、愛称やこのカードを主軸としたデッキ(フィンキュラ・フィンケルゴー)の呼称に「フィンケル」の名前が使われている。
元デザインは以下のような感じ。
非公式/非実在カード
Dark Elfkin (1)(青)(黒)クリーチャー
Dark Elfkinがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
(青):Dark Elfkinはターン終了時まで呪文や能力の対象にならない。
(黒):このターン、Dark Elfkinはアーティファクトでも黒でもないクリーチャーによってブロックされない。
多くの学者達と異なり、レクニフの道に従うものは、夜の闇にまぎれて智識を蓄える。
被覆能力はボツとなっているが、どちらにせよ野生の雑種犬/Wild Mongrelに止められてしまうデザインとなっている。
さらに前はこんなカードを提案したのだが、却下されて上記のようなデザインになった。
非公式/非実在カード
Wrath of Leknif (1)(白)(白)(青)ソーサリー
全てのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。
あなたは土地を最大4つまでアンタップする。
つまり、フリースペル版神の怒り/Wrath of God。本当に通ると思ったのだろうか?いろんな意味でダメである。後にラヴニカへの回帰で同じマナ・コストの全体除去である至高の評決/Supreme Verdictが登場したが、流石にフリースペルではなく打ち消されない呪文になっている。
- "Elfkin"と"Leknif"はいずれも"Finkel"のアナグラム。
関連カード
サイクル
オデッセイのレアの多色カードサイクル。いずれも友好色2色の組み合わせである。
- 玉虫色の天使/Iridescent Angel
- 影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
- 吸血ドラゴン/Vampiric Dragon
- 大量破壊/Decimate
- 秘教の処罰者/Mystic Enforcer
参考
- Finkel's New Card(サイドボードオンライン、英語)
- カード個別評価:時のらせんタイムシフト
- カード個別評価:オデッセイ - レア