筋肉スリヴァー/Muscle Sliver
提供:MTG Wiki
自身にも(クリーチャー・タイプを書き変えられない限り)修整が与えられるので、単独でも灰色熊/Grizzly Bears相当であり、サイクルの他のスリヴァーと比べると奇妙なほどコスト・パフォーマンスが良い。さらにテンペスト収録の他のスリヴァーが速攻、飛行、先制攻撃、再生能力付与などといった累積の恩恵が無い能力なのに対して、これは唯一累積が意味をなす能力であり、その恩恵も非常に大きいので、テンペストのスリヴァーの中では特に優秀なスリヴァーと言える。そのため、スリヴァーにしては珍しくスリヴァーデッキ以外でもよく使われた。
エターナルでもカウンタースリヴァーが組まれることがあるが、同じクロック・パーミッション系のデッキであるマーフォークデッキが優秀なマーフォークの獲得により勢力を伸ばしてきてからはあまり見かけなくなっている。これがコモンであることと、同様の能力を持つコモンのスリヴァーが他にも収録されたことから現在の主戦場はパウパーで、緑白スリヴァーを成立させている。
- 同時発売された構築済みデッキのスリヴァーデッキ「The Slivers」には(このデッキが青黒であるということもあって)収録されていない。しかしながら、同じくテンペストの構築済みデッキの「The Swarm」にはスリヴァーデッキでないにもかかわらず4枚入っている。
- リミテッドにおける「4枚制限なし」のルールの恩恵を大きく受けられる(可能性のある)クリーチャー。テンペスト3パックの8人ドラフトならば24パック存在することになるので、コモンであるこのクリーチャーを大量にかき集められる可能性は十分ある。実際、渋谷DCIジャパントーナメントセンターの曜日ドラフトで6枚もの筋肉スリヴァーを集め、圧勝したプレイヤーがいたらしい。
- トレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ』とのコラボで、デュエル・マスターズ版のこのカードがDMEX-18にて登場。スペックはほぼ同じだが、自分だけに影響の及ぶ捕食スリヴァー/Predatory Sliverと同様の効果になった。
関連カード
パワー・タフネスへの修整を共有するスリヴァー。パワーのみへの修整は刀刃スリヴァー/Blade Sliver、タフネスのみへの修整は板金スリヴァー/Plated Sliverの項を参照。
- 増力スリヴァー/Might Sliver - +2/+2。(4)(G)、2/2。(時のらせん)
- 菅草スリヴァー/Sedge Sliver - 沼をコントロールしている限り+1/+1。再生能力も共有。(2)(R)、2/2。(時のらせん)
- 筋力スリヴァー/Sinew Sliver - +1/+1。白へのタイムシフト。(1)(W)、1/1。(次元の混乱)
- スリヴァー軍団/Sliver Legion - 他のスリヴァー1体につき+1/+1。(W)(U)(B)(R)(G)、7/7。(未来予知)
- 捕食スリヴァー/Predatory Sliver - +1/+1。自軍にのみ共有する上位互換。(1)(G)、1/1。(基本セット2014)
- 大身スリヴァー/Megantic Sliver - +3/+3。自軍にのみ共有。(5)(G)、3/3。(基本セット2014)
サイクル
- かぎ爪のスリヴァー/Talon Sliver
- 有翼スリヴァー/Winged Sliver
- 凝塊スリヴァー/Clot Sliver
- ハートのスリヴァー/Heart Sliver
- 筋肉スリヴァー/Muscle Sliver