灯の燼滅/Despark
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灯争大戦で登場した白黒の除去インスタント。マナ総量が4以上のパーマネントを追放する。
わずか2マナと軽く、パーマネント・タイプを問わず、なおかつ追放するとあって、使い勝手に優れた優良除去呪文である。色は違うが軽蔑的な一撃/Disdainful Strokeと使用感が近く、ゲームの趨勢を決定づける大抵のパーマネントをこれ1枚でほぼ確実に処理できる。とはいえ軽いパーマネントに触れられないため無条件に何枚も採用はできないが、リミテッド/構築問わず、デッキカラーが合うなら非常に頼りになる一枚。
登場時のスタンダードでは、色の同じ屈辱/Mortifyなどとスロットを争う形になる。こちらはプレインズウォーカーや破壊不能持ち、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixなどに対処できる一方、ウィニー寄りのアグロ相手にはやはり腐りやすいため、総合的には一長一短。採用枚数はメタゲームに合わせて慎重に調節したい。
スタンダードでは青白黒コントロールやエスパー・ヒーロー、マルドゥ・アリストクラッツといった、色の合うデッキで用いられている。サイドボードからの採用が主だが、メインデッキから少数採用する例もある。
- パーマネント・タイプを問わないため、土地であってもそのマナ総量が4以上であれば対象にできる。イクサラン・ブロックの土地に変身する両面カード(火を吐く稜堡/Spitfire Bastionなど)が該当する。
関連カード
サイクル
灯争大戦のアンコモンの(混成カードでない)2色カードサイクル。青赤以外はクリーチャーと非クリーチャーが1枚ずつ存在する(青赤も都市侵略/Invade the Cityはクリーチャー・トークンを生成する)。
- 精鋭護衛魔道士/Elite Guardmage(白青)
- 残酷な祝賀者/Cruel Celebrant(白黒)
- 煌めく監視者/Gleaming Overseer(青黒)
- 波乱の悪魔/Mayhem Devil(黒赤)
- 力線をうろつくもの/Leyline Prowler(黒緑)
- 瓦礫帯の暴動者/Rubblebelt Rioters(赤緑)
- 第10管区の軍団兵/Tenth District Legionnaire(赤白)
- ファートリの猛竜/Huatli's Raptor(緑白)
- マーフォークのスカイダイバー/Merfolk Skydiver(緑青)
- 非クリーチャー
- ドビンの拒否権/Dovin's Veto(白青)
- 灯の燼滅/Despark(白黒)
- 暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn(青黒)
- 都市侵略/Invade the City(青赤)
- ラルの発露/Ral's Outburst(青赤)
- アングラスの暴力/Angrath's Rampage(黒赤)
- 死の芽吹き/Deathsprout(黒緑)
- ドムリの待ち伏せ/Domri's Ambush(赤緑)
- 心温まる贖罪/Heartwarming Redemption(赤白)
- 団結の誓約/Pledge of Unity(緑白)
- 新生化/Neoform(緑青)
ストーリー
灯争大戦の注目の第3章の1枚。ニコル・ボーラス/Nicol Bolasに反旗を翻したリリアナ/Lilianaが、永遠神/God-Eternalとなったオケチラ/Oketraとバントゥ/Bontuに命じてボーラスのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを抜き取らせる場面を描いている(イラスト)。
オケチラとバントゥにどれほど自意識が残っているか分からないまま、リリアナはこう囁いた。「あなたたちは本当の神でしょ。あれは簒奪者よ。どうするべきか分かるわね。」
- Amonkhet Invocations版の名誉回復/Vindicateにおいてもオケチラとバントゥが協力している。それを踏まえると、ボーラスの走狗となって失われた名誉をリリアナの手助けにより取り戻せたと考えると感慨深い。