ネズミ (デッキ)
提供:MTG Wiki
目次 |
[編集] 概要
ネズミクリーチャーを主体にしたデッキがこのように呼ばれる。ほとんどのネズミが黒とそれを含む多色に存在することから、黒系ビートダウンデッキの形をとる場合が多い。
[編集] ブルームバロウ期
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ネズミ(Rat)
毒性1(このクリーチャーから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは追加で毒(poison)カウンター1個を得る。)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのネズミ(Rat)は毒性1を持つ。
ネズミの王、カルモニクスが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を見る。あなたは「その中から望む数のネズミ・カードを公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
伝説のクリーチャー — ネズミ(Rat) 貴族(Noble)
これでないネズミ(Rat)1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、対戦相手の墓地にあるカード最大1枚を対象とする。それを追放する。
あなたのターンの戦闘の開始時に、「このクリーチャーではブロックできない。」を持つ黒の1/1のネズミ・クリーチャー・トークン1体を生成する。
ブルームバロウにおいて大量の新戦力を獲得したことで、もともと存在したネズミの王、カルモニクス/Karumonix, the Rat Kingや下水王、駆け抜け侯/Lord Skitter, Sewer Kingといった強力なネズミたちとあわせて、スタンダードで久々にネズミデッキが成立した。
クリーチャー — ネズミ(Rat) ならず者(Rogue)
警戒
群青の獣縛りは、パワーが2以上であるクリーチャーにはブロックされない。
群青の獣縛りが攻撃するたび、対戦相手がコントロールしていてアーティファクトやクリーチャーやプレインズウォーカーである最大1つを対象とする。次のあなたのターンまで、それはすべての能力を失う。それがクリーチャーなら、次のあなたのターンまで、それの基本のパワーとタフネスは2/2である。
クリーチャー — ネズミ(Rat) 狂戦士(Berserker)
しつこい湿地忍びは、あなたがコントロールしていてこれでないネズミ(Rat)1体につき+1/+0の修整を受ける。
スレッショルド ― あなたが1体以上のネズミで攻撃するたび、あなたの墓地に7体以上のカードがある場合、(2)(黒)を支払ってもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるしつこい湿地忍びをタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に戻す。
伝説のクリーチャー — ネズミ(Rat) ならず者(Rogue)
護法(2)
対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体が死亡するなら、代わりにそれを追放する。
各終了ステップの開始時に、「このクリーチャーは、あなたがコントロールしていてこれでないネズミ(Rat)1体につき+1/+1の修整を受ける。」を持つ黒の1/1のネズミ・クリーチャー・トークンX体を生成する。Xは、対戦相手がコントロールしていてこのターンに追放されたクリーチャーの数に等しい。
群青の獣縛り/Azure Beastbinderで相手の厄介なアドバンテージエンジンに対処して、ネズミが並んだことで強化されたしつこい湿地忍び/Persistent Marshstalkerで殴り倒す。しつこい湿地忍びはタフネスが低いためブロック・クリーチャーと相打ちになる場面もあるが、スレッショルドを達成していれば戦闘時に攻撃した状態で戦場に戻ってこれる。また情け知らずのヴレン/Vren, the Relentlessと組み合わさることで、しつこい湿地忍びに対するブロックもためらわせることができる。
[編集] サンプルレシピ
[編集] ミラディン・ブロック+神河ブロック期
クリーチャー — ネズミ(Rat)
騒がしいネズミが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札のカードを1枚、自分のライブラリーの一番上に置く。
2/2貪欲なるネズミ/Ravenous Ratsに加え、ダークスティールにおいて騒がしいネズミ/Chittering Ratsを獲得したことで、スタンダードに各種ネズミデッキが登場した。「ネズミ」というクリーチャー・タイプを活かしたデッキというよりも、これらの手札破壊クリーチャーをメインにしたアドバンテージビートダウンの形が中心である。
黒単色のタイプや青と組んだ青黒ネズミも存在したが、第9版参入以降は惑乱の死霊/Hypnotic Specterやラノワールの荒原/Llanowar Wastesの再録により、ヴィリジアン・ラッツと呼ばれる、ミラディン・ブロックのアーティファクト群に対処するためにヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shamanを採用したタッチ緑のデッキが主流となった。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- インビテーショナル05 スタンダード部門 3戦全勝 (参考)
- 使用者:Tim Aten
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (29) | |
4 | 騒がしいネズミ/Chittering Rats |
3 | 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni |
3 | 鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat |
4 | 鼠の短牙/Nezumi Shortfang |
4 | ネクラタル/Nekrataal |
4 | 貪欲なるネズミ/Ravenous Rats |
4 | 骨奪い/Skullsnatcher |
3 | 喉笛切り/Throat Slitter |
呪文 (8) | |
4 | 霊気の薬瓶/Aether Vial |
4 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
土地 (23) | |
18 | 沼/Swamp |
4 | ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus |
1 | 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse |
サイドボード | |
3 | 頭蓋の摘出/Cranial Extraction |
4 | 減衰のマトリックス/Damping Matrix |
2 | 困窮/Distress |
3 | 残響する衰微/Echoing Decay |
3 | 恐怖/Terror |
- 黒単色型。ネズミを展開し鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oniでフィニッシュする。
- 手札破壊、打ち消されにくい忍術、霊気の薬瓶/Aether Vialなどの要素により青系コントロール全般、特にヴィダルケンの枷に強い。
- このデッキに緑をタッチしたのがヴィリジアン・ラッツである。
[編集] インベイジョン・ブロック構築
カウンターシャンブラーが、貪欲なるネズミ/Ravenous Ratsを採用したことからThe Ratsと呼ばれる場合もある。