悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded
提供:MTG Wiki
Tibalt, the Fiend-Blooded / 悪鬼の血脈、ティボルト (赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ティボルト(Tibalt)
伝説のプレインズウォーカー — ティボルト(Tibalt)
[+1]:カードを1枚引き、その後カードを1枚無作為に選んで捨てる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。悪鬼の血脈、ティボルトはそのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
[-6]:ターン終了時まですべてのクリーチャーのコントロールを得る。それらをアンタップする。それらはターン終了時まで速攻を得る。
アヴァシンの帰還で登場した赤のプレインズウォーカー。初の2マナのプレインズウォーカーである。
能力は手札交換、本体火力、コントロール奪取。多くのプレインズウォーカーと異なり、最初から起動できるマイナス能力を持たない。
解説
- +1能力
- 1枚のドローと1枚のランダムディスカード。ライブラリーを掘り下げつつ墓地を肥やすとルーターのように機能するが、無作為というのが非常に痛く、3枚目の土地などを落としてゲームプランを崩壊させてしまう可能性すらある。出すには出したが能力を起動しない方がよいというケースも考えられるため、必ずしも2ターン目に戦場に出すことが得策とは限らない。
- -4能力
- 突然の衝撃/Sudden Impact。元手が軽くなったとはいえ、単体では最速4ターン目にしか撃てないことに変わりはなく、インスタント・タイミングで使えなくなったため対戦相手がカードを引いた直後を狙えない、見えている脅威であるため起動前に手札を消費されやすいと全体的に弱体化している。
- 手札を抱え込むコントロールデッキに対してはそれなりに有効。また魂の再鍛/Reforge the Soulや別世界の大地図/Otherworld Atlasなど、対戦相手の手札を増やすカードとの相性は良い。
- -6能力
- 暴動/Insurrection。勝負を決め得る能力だが、クリーチャーが多数並んでいる状況で忠誠度を6まで上げるのは難しい。十分なブロッカーや濃霧/Fog系のカードを用意できるのでない限りは、あまり欲張らず置き反逆の行動/Act of Treason相当の牽制と割り切るのも手。墓所のタイタン/Grave Titanなど、一度に複数のクリーチャーを出すカードも対策できるのは悪くない。
- 2番目の能力とはシナジーがある。相手が手札を温存するようならあちらを、積極的に展開してくるならこちらを狙うとよいだろう。
- 元から自分がコントロールしていたクリーチャーもアンタップされ、速攻を得る。
- 暴動とはコントロール奪取とアンタップの順番が異なる点に注意(脅しつけ/Threatenと反逆の行動の関係と同じ)。
歴代のプレインズウォーカーの中でも飛び抜けてクセが強く、扱いにくいカード。最初にプラス能力を連打しない限り他の行動が取れないのにも関わらず、それがリスクを伴う行為であることが特に評価を下げている。Fritesや燃え立つ復讐/Burning Vengeanceデッキなど、捨てたいカードの比率が高いデッキではルーター+αの優秀なカードになり得るが、信仰無き物あさり/Faithless Lootingや捨て身の狂乱/Desperate Ravingsなど、より使いやすいライバルは多い。 今後プレインズウォーカーとシナジーを持つカードなどが出てくれば、2マナという軽さが活きてくるかもしれない。
ストーリー
ティボルト/Tibaltはイニストラード/Innistrad出身の半人間・半小悪魔のプレインズウォーカー。生物の受ける苦痛を研究対象とする、歪んだ研究者である。
詳細はティボルト/Tibaltを参照。
参考
- Walk For Two/2マナへの歩み(DairyMTG.com、Latest Developments、文:Zac Hill、訳:橘真一郎)
- 壁紙・待受(DairyMTG.com、Magic Arcana)
- カード個別評価:アヴァシンの帰還 - 神話レア