ささやきの森/Whispering Woods
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ささやきの森/Whispering Woods(小説) [#novel]
- ささやきの森 Aspect novels―マジック・ザ・ギャザリングノベル
Harper Prismの小説第二作目(邦訳版では一作目)。
Clayton Emeryによる三部作の一作目(続編はShattered Chains、Final Sacrifice)。この三部作は初のマジック小説アリーナ/Arenaともリンクしている。
英語版にはWindseeker Centaur応募用のチケットがついており、応募者全員にカードが配られた。邦訳版にはついていない。英語版邦訳版ともに絶版。
ささやきの森に暮らす兄妹に突如ふりかかる災厄とは?
Clayton Emery 著(1995/01) 藍堂怜 訳(1996/07)
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注意:作品の内容に関する記述が以下には含まれています。
主な登場人物
- ガル/Gull
- 妹を溺愛する木こりの青年20歳。優しく勇敢で頼りになる人物で、いざ戦いでは粘り強い戦士となる。家畜追いの経験から鞭の扱いに長ける。厳しい木こり仕事で全身は傷だらけ、右膝を痛め、左手は親指と人差し指しか残っていない。故郷ホワイト・リッジ村を失い、妹を連れてタウザー一行に加わる。
- グリーンスリーヴズ/Greensleeves
- ガルの妹16歳。知恵遅れで村の厄介者。始終、土や植物を弄っているせいで袖がいつも緑色なことから”緑の袖(Greensleeves)”と名付けられた。村人が恐れて立ち寄らない”ささやきの森”で長い時間を過ごしていた。
- タウザー/Towser
- ホワイト・リッジを巻き込んで戦ったウィザードの一人。ジプシィのように馬車で旅をしている。ガルを新しい御者頭として雇い入れる。
登場したカード
出版はフォールン・エンパイアの発売から間もない時期で、この小説にはそれ以前のカードが、特に当時のリバイズドまでの基本セットを中心に登場している。
エルフの射手/Elvish Archers、キノコザウルス/Fungusaur、 大アナグマ/Giant Badger、ゴブリン気球部隊/Goblin Balloon Brigade、 灰色熊/Grizzly Bears、鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs(小説では「鉄爪族のオーク」)、 マハモティ・ジン/Mahamoti Djinnらしき魔神、夢魔/Nightmare、 北の聖騎士/Northern Paladin(小説では「北方の聖騎士」)、 現し身/Personal Incarnation、疫病ネズミ/Plague Rats、 Rock Hydra(小説では「岩ヒュドラ」)、サバンナ・ライオン/Savannah Lions、 スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies(小説では「スケイズのゾンビ」)、 Sedge Troll(小説では「<ruby><rb>\2</rb><rp>(</rp><rt>管</rt><rp>)</rp></ruby>トロール」)、 大海蛇/Sea Serpent、センギアの吸血鬼/Sengir Vampire、 森林狼/Timber Wolves、Two-Headed Giant of Foriys、 ウスデン・トロール/Uthden Troll、茨の壁/Wall of Brambles、 剣の壁/Wall of Swords、木の壁/Wall of Wood、 鬼火/Will-o'-the-Wisp、Windseeker Centaur(小説では「ケンタウロス」)
- 登場アーティファクト
- Black Lotus(小説では「<ruby><rb>\2</rb><rp>(</rp><rt>黒蓮</rt><rp>)</rp></ruby>」)、
粘土像/Clay Statue(小説では「粘土の像」)、 機械仕掛けの獣/Clockwork Beast、魔力の櫃/Mana Vault、 Basalt Monolith(小説では「<ruby><rb>\2</rb><rp>(</rp><rt>玄武岩</rt><rp>)</rp></ruby>のモノリス」)
稲妻/Lightning Bolt、煙幕/Smoke、石の雨/Stone Rain、 津波/Tsunami、送還/Unsummon、衰弱/Weakness
- 名前だけの登場
- チャザクまたはチャザック(チャザックの兜/Helm of Chatzuk)、
ドワーフ、エスターク/Estark、空飛ぶ絨毯/Flying Carpet、 グナーデル/Gnerdel(灰色オーガ/Gray Ogreのフレイバー・テキスト参照) コーマスの鐘/Kormus Bell、アトランティスの王/Lord of Atlantis、 ミノタウルス(小説では「牛人間」)、ミシュラ/Mishra、 プレインズウォーカー(小説では「プレーン・ウォーカー」)、 スカーザム(シヴィトリ・スカーザム/Sivitri Scarzam)、 シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon、 骨の玉座/Throne of Bone、ウルザ/Urza
時代設定
- 登場人物がウルザ/Urzaとミシュラ/Mishraの名を口にしたり、気候の描写から、少なくとも氷河期は終わっている。
- センギアの吸血鬼/Sengir Vampireが存在するため、ウルグローサ/Ulgrothaでセンギア一族が誕生した後である。
- このシリーズにはベナリア/Benaliaが登場している。
以上から、センギア一族誕生(3800AR以降)〜ベナリア滅亡(4205AR)のいずれかの時期の物語であると考えられる。
参考
ささやきの森/Whispering Woods(地名)
ドメインズ/The Domainsの北エローナ/Aeronaの森林地帯。 さわさわという枝葉の”ささやき”がうるさく、普通の人では我慢できない。 森の奥にはエルフが住んでいる。 近隣には<ruby><rb>\2</rb><rp>(</rp><rt>黒蓮</rt><rp>)</rp></ruby>が自生している沼地がある。
- 小説「ささやきの森/Whispering Woods」の舞台。