通電式キー/Voltaic Key
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タップ能力持ちアーティファクトの、最高の相棒ともいうべきエンジンキー。1マナとタップでアーティファクト1つをアンタップできる。
基本的には地味な能力であるが、非常に軽いため、周囲の環境によっては爆発的に価値が上がる。カードプールが広いほど真価が発揮されるカードである。
特に起動型マナ能力を持つマナ・アーティファクトと組み合わせた時は強力。ウルザ・ブロックには2マナ以上出すアーティファクトがたくさんあるので、それらをアンタップし、もう一度マナを出すだけでかなりのマナ加速になる。その中でも厳かなモノリス/Grim Monolithとの相性は抜群であり、様々なデッキでギミックとして組み込まれた。
- 通電式キー登場当時は同じく1マナの魔力の櫃/Mana Vaultがあり、そちらの相棒としての認知度も高かった。1ターン目に無色4マナが生み出せる。
マナ・アーティファクト以外にも、ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossusのアンタップ・コストを踏み倒しつつ擬似警戒持ちとして働かせたり、大量マナとともにファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorの能力を1ターンに2回起動したりとやれることは多い。
そして現在はヴィンテージにおいて、Time Vaultによる無限ターンコンボの片棒を担いでいる。
日本国外のレガシーのエルドラージ・ポストはこれを入れた型が主流。
- かつてマナ・バーンのルールがあった頃は、自身を対象に起動することで余剰マナの消費に使えた。
- ファイレクシアvsドミナリア連合に新規イラストで収録された。このイラストは基本セット2011に再録された際にも使用されている。
- 通称「がちゃこん」。もとは、金澤尚子氏の“自分にしか通用しない”呼び方だったのだが、月刊ゲームぎゃざでそれをネタにしたコラム(漫画)が掲載され、全国区の呼び方となった。同氏は、ファイレクシアの巨像をこれで「がちゃこん」と起動させるイメージから命名した。
1999年7月1日より、ウルザ・ブロック構築で禁止カードに指定される。同年10月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、タイプ1.5で禁止カードに指定されるが、2006年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでは禁止カードに指定されておらず、ヴィンテージでも2007年6月20日に制限解除された。さらに2010年7月には基本セット2011に再録されている。
関連カード
- 電位式キー/Galvanic Key - 通電式キーの調整版。瞬速を持つものの、マナ・コストが1マナ、起動コストが2マナ増えている。(ミラディン)
- 通電式構成物/Voltaic Construct - 4マナ2/2のアーティファクト・クリーチャー。アンタップ対象がアーティファクト・クリーチャー限定になり起動コストが1マナ増えたがタップが不要。(ダークスティール)
- 求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker - 5マナプレインズウォーカーの+1忠誠度能力。2つまでアンタップできる。(アラーラの断片)
- 通電式召使い/Voltaic Servant - 2マナ1/3のアーティファクト・クリーチャー。終了ステップに誘発する誘発型能力。(ドミナリア)
- 多用途の鍵/Manifold Key - マナ・コストも起動コストも全く同じながら、クリーチャー1体にブロックされない能力を与える起動型能力も持つ。ただし、自身をアンタップできない。(基本セット2020)