多色
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多色は複数の色に関するルール用語。あるいは複数の色に関する俗的な表現のこと。インベイジョン・ブロック、ラヴニカ・ブロック、アラーラの断片ブロック、ラヴニカへの回帰ブロックのテーマとされている。以下では、多色についてルール用語と俗的表現に分けて解説する。
目次 |
ルール用語としての多色
多色/Multicoloredとは、オブジェクトが複数の色を持っていることを示す用語(→CR:105.2b参照)。
- 多色である場合、それは有色でもある。
- プレイヤーが何らかの理由で色を選ぶ場合に、多色は選択できない。多色は色ではない。(→CR:105.4参照)
- 多色であるカードはマナ・コストに2つ以上の色を含む(ただし例外もある。ギルド渡りの急使/Transguild Courier参照)。
- 多色カードのピンラインや内枠の色は基本的に金色で印刷されているが、そうでなくても多色であることがある(例:分割カードや混成カード。→CR:202.2c参照)。
- 多色はマジックにおける色5種類(白、青、黒、赤、緑)の組み合わせで合計26種ある(→詳細は色の組み合わせ参照)。
俗的表現としての多色
多色という言葉は、ルール用語とは別に、俗に「複数の色に関連する」といった意味合いで用いられている。ルール用語は「多色/Multicolored」が正式であるが、俗的表現としては他に「Multicolor」「Multi-color」「マルチカラー」などとも表記・呼称される。
- 複数の色で構成されたデッキやコンボなどを「多色デッキ」「多色コンボ」などという(→多色デッキ参照)
- 複数の色を出す土地を「多色地形」という(→多色地形参照)
- カードの背景が金色であることから「金」「ゴールド」「Gold」とも呼ばれる(→金参照)
- 多色が推奨されたり、支配的である環境を「多色環境」。デッキや環境に多色が増えることを「デッキや環境の多色化」と表現することもある。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 105 色
- 105.1 マジックでいう色とは、「白/White」「青/Blue」「黒/Black」「赤/Red」「緑/Green」である。
- 105.2 オブジェクトは、上記の5つの色のうち1つ以上の色であることも、無色であることもありうる。オブジェクトの色は、カードの枠の色とは関係なく、マナ・コストに含まれるマナ・シンボルの色である。オブジェクトの色は、色指標や特性定義能力によって定義されることもある。rule 202.2 参照。
- 105.3 効果によってオブジェクトの色が変わったり、無色のオブジェクトが色を得たりすることがある。効果によってオブジェクトが新しい色を得る場合、(効果にそれ(またはこれ)の他の色「に加えて/in addition to」と書かれていない限り)新しい色でそれまでの色を置き換える。効果によって、色を持つオブジェクトが無色 になることもある。
- 105.4 プレイヤーが色を選ぶ場合、上記の5色の中から選ばなければならない。「多色/multicolored」や「無色/colorless」は色ではない。
- 105.5 効果が「色2色の組/color pair」を参照する場合、それは5色のうちちょうど2色を意味する。色の組み合わせは10組存在し、白青、白黒、青黒、青赤、黒赤、黒緑、赤緑、赤白、緑白、緑青である。
- 105 色
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |