CIP
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CIPとは、「戦場に出る」、あるいは「戦場に出たとき誘発する誘発型能力」を意味する俗語。
Venerable Monk / ありがたい老修道士 (2)(白)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk) クレリック(Cleric)
ありがたい老修道士が戦場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
2/2元々の意味は基本セット2010以前の「戦場に出る/Enters the Battlefield」を意味する用語「場に出る/Comes Into Play」の略。そのため現在は「ETB」という俗称が使われるが、基本セット2010以前のプレイヤーは変わらず「CIP」と呼ぶ人が多い。
- CIP能力を持つクリーチャーが戦場に出たとき、なんらかの原因により状況起因処理によってすぐに墓地に置かれる場合でも、問題なくそのCIPは誘発される。(例:魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayalが戦場にある状態でエルフの幻想家/Elvish Visionaryを戦場に出す場合など)
- パーマネント呪文を解決したあとに能力が誘発する関係上、普通のソーサリー呪文とは若干挙動が異なる。相手はパーマネント呪文に対応して呪文や能力をスタックに乗せることで「CIP能力がスタックに乗る前に対策する」ことが出来てしまう。
- 具体的に言うと、炎の斬りつけ/Flame Slashも火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuも「対象のクリーチャーに4点のダメージ」だが、相手が高層の神秘家/Aerie Mysticsのみをコントロールしている場合、前者なら高層の神秘家の能力を起動されても立ち消えになるのみな一方、後者だと火炎舌のカヴーを唱えたのに対応して(CIP能力がスタックに乗る前に)高層の神秘家の能力を起動されれば、火炎舌のカヴーはCIP能力で味方を撃たねばならなくなる。
- 対になる概念として、「戦場から墓地に落ちる(ときに誘発する能力)」のことをPIG(能力)という。
- CIP能力解決後はバニラクリーチャーのように働くクリーチャーのことを開発部は実質バニラ/Virtual vanillaと呼んでいる[1]。
単純な効果のCIP能力を持つカードの代表
- ライフ操作
- ドロー - 幕僚団/Council of Advisors(青)、エルフの幻想家/Elvish Visionary(緑)
- ライブラリー操作 - 物知りフクロウ/Sage Owl
- クリーチャー・カードの回収 - グレイブディガー/Gravedigger
- エンチャント・カードの回収 - 理想主義の修道士/Monk Idealist
- 土地サーチ - 護民官の道探し/Civic Wayfinder
- 土地をサーチして戦場に出す - ウッド・エルフ/Wood Elves、彼方地のエルフ/Farhaven Elf
- クリーチャー破壊 - ネクラタル/Nekrataal
- マイナス修整 - 水膨れ虫/Blister Beetle
- 布告除去 - 捕食の夜魔/Predatory Nightstalker
- 一時追放 - 忘却の輪/Oblivion Ring、悪鬼の狩人/Fiend Hunter
- バウンス - 大クラゲ/Man-o'-War
- アーティファクト破壊 - 躁の蛮人/Manic Vandal(赤)、ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan(緑)
- エンチャント破壊 - 雲を追う鷲/Cloudchaser Eagle
- その他
参考
- ↑ 開発部語辞典2016(Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著)