ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
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ミラディン包囲戦で再登場したテゼレット。狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad同様、ニコル・ボーラスの配下となったことで色に黒が加わった。
- +1能力
- ライブラリーの上から5枚の中から、アーティファクト・カードを1枚手札に加える。確実性はないが、毎ターン忠誠度を上げながら手札を増強することができる。2つのマイナス能力の間接的な補助にもなる。
- -1能力
- アーティファクト1つを永続的に5/5のクリーチャーにする。前のターンからコントロールしているアーティファクトを対象にすれば実質的に4マナ5/5速攻として機能するため、非常に強力。自身を守るブロッカーにもなる。
- 対戦相手のアーティファクトをクリーチャー化させることで、青と黒が苦手なアーティファクトでも除去することもできる。スタンダードでは四肢切断/Dismemberや破滅の刃/Doom Bladeあたりと併用したい。
- 槌のコス/Koth of the Hammerのクリーチャー化能力と比較すると、ソーサリー・タイミングの除去には弱くなったものの、毎ターン増やせる点、ブロックに使える点では優っている。
- -4能力
- 自分のアーティファクトの数の2倍の値の本体ドレイン。最速で戦場に出した次のターンには撃つことができる。この能力だけで勝つにはアーティファクトが10個必要だが、他のダメージソースも合わせれば立派なフィニッシャーとなれる能力である。
すべての忠誠度能力がアーティファクトと関連しているのは旧テゼレットと同様だが、旧テゼレットと違ってこちらは直接的なサーチができないため、デッキ内のアーティファクト・カードの枚数がそれなりに必要となり、構築段階で注意が必要となる。エターナルならばアーティファクト・土地などで枚数を水増ししておきたい。
ミラディンの傷跡ブロックの優良アーティファクトとともに、その名を冠した青黒テゼレットで活躍している。蓄積カウンターを使い切った転倒の磁石/Tumble Magnetや太陽の宝球/Sphere of the Sunsなどを-1能力で有効活用できるのは重要な利点。
- -1能力でクリーチャーとなった装備品はクリーチャーに装備できなくなる(CR:301.5c)。
- -1能力はすでにクリーチャーであるアーティファクトも対象にできる。そうした場合、そのアーティファクト・クリーチャーのP/Tは種類別第7b種の効果で上書きされる。
- 墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusならば、攻撃が2回通れば毒カウンターにより勝利できる。
- 液鋼の塗膜/Liquimetal Coatingでアーティファクト化したパーマネントを5/5にすることも可能。
- 1つ目の能力でライブラリーからカードを手札に加え、2つ目の能力で5/5のクリーチャーをつくり、3つ目の能力は自分がコントロールしているパーマネントに依存して対戦相手のライフを削る、と同じボーラス配下である狂乱のサルカン/Sarkhan the Madと各能力に類似点が見られる。これもボーラス配下になった影響だろうか?
関連カード
- 求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker
- ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
- 策謀家テゼレット/Tezzeret the Schemer
- 金属の支配者、テゼレット/Tezzeret, Master of Metal
- 工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master
- 残酷な機械技師、テゼレット/Tezzeret, Cruel Machinist
- 橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge
- 肉体の裏切者、テゼレット/Tezzeret, Betrayer of Flesh
ストーリー
詳細はテゼレット/Tezzeretを参照。