烈日

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2018年11月19日 (月) 07:24時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
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烈日/Sunburst
種別 常在型能力
登場セット フィフス・ドーン
CR CR:702.44

烈日(れつじつ)/Sunburstは、フィフス・ドーンで登場したキーワード能力オブジェクトスタックから戦場に出る際に機能する常在型能力置換効果)である。


Suntouched Myr / 太陽に触れたマイア (3)
アーティファクト クリーチャー — マイア(Myr)

烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)

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Pentad Prism / 五元のプリズム (2)
アーティファクト

烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
五元のプリズムから蓄積カウンターを1個取り除く:好きな色1色のマナ1点を加える。



Arcbound Wanderer / 電結の放浪者 (6)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

接合 ― 烈日(このクリーチャーは、それを唱えるために使われたマナの色1色につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。これが死亡したとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたはこれの+1/+1カウンターをすべてそれの上に置いてもよい。)

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定義

烈日/Sunburstは、「このオブジェクトがこれに影響を及ぼすタイプ変更効果を考慮しなければクリーチャーとして戦場に出るなら、これは、これを唱えるために使われたマナ1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。そうでなければ、これは、これを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で戦場に出る。」を意味する。

烈日によって他の能力にある定数を設定するために烈日が使われる場合、その能力を持つカードがクリーチャーかどうかは考慮しない(例:接合 ― 烈日)。

解説

要は、唱えるために使われたマナの色の数によってカード・タイプに対応したカウンターが乗る能力である。銀枠でない限り、色はの5色である(無色は色でない)ため、この能力によって6つ以上のカウンターが置かれることはない。

フィフス・ドーンで登場した烈日を持つカードはすべてアーティファクトで、唱えるために多くの色のマナを支払うほど強くなる。

他の能力と併せて書かれ、その変数として機能する特殊な使われ方もある(→電結の放浪者/Arcbound Wanderer)。この場合はその値以外の意味を持たない。例えば「[キーワード] ― 烈日 ([Keyword]-Sunburst)」なら、「このオブジェクトは[キーワード]Xを持つ。Xは、そのコストのために支払われたマナの色の数に等しい。(This object has [keyword] X, where X is the number of colors of mana spent to play it.)」を意味する。

ルール

ちょっと特殊な状況になると途端にややこしくなる点、マジックでも難しい部類に入るキーワード能力かもしれない。そもそもの定義が複雑すぎるのが原因である(ルール改訂でだいぶ明確になったが)。

  1. 例:機械の行進/March of the Machinesが戦場に出ている状態でも、そのタイプ変更効果は考慮しないため、五元のプリズム/Pentad Prismは蓄積カウンターを乗せて戦場に出る。
    • この裁定は何度か逆転しており、登場当初してからしばらく未解決問題であったこともある。
    • 現在の処理の結果はFAQでの裁定とほぼ同じになっている。また、そのカードの注釈文に従えば正しい処理ができるようになっている。
  2. 例:彫り込み鋼/Sculpting Steelで烈日を持つアーティファクトコピーした場合、彫り込み鋼のコストとして支払ったマナを参照しカウンターを乗せる。なぜなら、彫り込み鋼の置換効果を適用することにより、その烈日を持つアーティファクトのコピーとして「戦場に出る」からである(すなわち、烈日を適用することが可能になる)。こちらも未解決問題であったが、こちらは比較的すぐに訂正が出され解決した。
    • ここで烈日を持つアーティファクト・クリーチャーをコピーした場合、乗るのは+1/+1カウンターとなる。コピー効果はタイプ変更効果ではないため、烈日を適用する際に考慮される。
  3. 例:太陽の拳/Fist of Sunsによる代替コストで烈日を持つアーティファクトを唱えて戦場に出た場合、(それが本来4マナ以下のカードであっても)カウンターを5個乗せる。なぜなら、烈日は「支払ったコスト」を参照するのであって、元のマナ・コストに関知しないからである。

その他

  • 戦乱のゼンディカーでは能力語としてリメイクされた収斂が登場した。
  • アンヒンジドを入れている場合、City of Assのような好きな色が出せるカードでピンクといったマナと出して無理やり6つ以上乗せるという奥の手がある。Mox Lotusならば何百個でも何億個でも、好きな数だけ乗せられる。また、色は1/2マナで支払った分も数える。
  • 「烈日(れつじつ)」とは「はげしく照りつける太陽」のこと。「れつにち」「れっか」「れっぴ」は誤読である。(→変な読み方

旧ルール

登場当初は以下の定義であった。

502.37a
烈日は、呪文の解決時に機能する常在型能力を表す。烈日は、「この呪文がクリーチャー呪文である場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。この呪文がクリーチャーでない呪文である場合、それは、それのコストのために支払われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で場に出る。」を意味する。
  • 呪文であったときのカード・タイプを参照するため、戦場に出た後に適用されるであろうタイプ変更効果を考慮しないルールであった。このことはフィフス・ドーンのFAQでも説明されている。
  • 彫り込み鋼で烈日持ちをコピーしたときの挙動が不明瞭という未解決問題が発生し、明確化するために「スタックから場に出るこのパーマネントがクリーチャーである場合」として戦場に出るときのカード・タイプを参照するように変更された。
  • これにより、烈日が戦場でのタイプ変更効果を考慮するかどうかが不明瞭となり、新たな未解決問題となった。これを明確化するため「このオブジェクトがスタックからクリーチャーとして場に出る場合」とタイプ変更効果を考慮するように変更され、FAQでの裁定から逆転することとなった。

これらの変更やその後の用語の変更などにより以下の定義となった。

702.43a
烈日は、オブジェクトがスタックから戦場に出る際に機能する常在型能力である。烈日は、「このオブジェクトがスタックからクリーチャーとして戦場に出るなら、これは、これを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。このオブジェクトがスタックから戦場に出、クリーチャーとしては戦場に出ないなら、これは、これを唱えるために使われたマナの色1色につき1個の蓄積カウンターが置かれた状態で戦場に出る。」を意味する。
  • のちに、戦場に出ることに対する置換効果は一律に戦場に出た後に適用されるであろう継続的効果を考慮しないルールとなったが、烈日はその頃でも、戦場に出た後に適用されるであろうタイプ変更効果を考慮するというややこしいルールだった。
  • イクサランで、戦場に出ることに対する置換効果が戦場に出た後に適用されるであろう継続的効果を考慮するように変更され、一般的な挙動と烈日の挙動が一致するようになった。
  • その後、ラヴニカのギルドで今度は烈日の定義が現在のものに変更され、戦場に出た後に適用されるであろうタイプ変更効果を考慮しない、当初と同じ挙動になった。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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