ヴォルダーレンの投血士/Voldaren Bloodcaster
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クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ウィザード(Wizard)
飛行
ヴォルダーレンの投血士かあなたがコントロールしていてトークンでもこれでもないクリーチャー1体が死亡するたび、血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
あなたが血トークン1つを生成するたび、あなたが5つ以上の血トークンをコントロールしている場合、ヴォルダーレンの投血士を変身させる。
Bloodbat Summoner / 血コウモリの召喚士
〔黒〕 クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ウィザード(Wizard)
飛行
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールしている血(Blood)トークン最大1つを対象とする。それは他のタイプに加えて、飛行と速攻を持つ黒の2/2のコウモリ(Bat)・クリーチャーになる。
血トークンを生成したとき5つ以上あれば変身する両面カード。第1面は自身やトークンでない味方のクリーチャーが死亡するたび、血トークンを生成する吸血鬼・ウィザード。第2面では血トークンをコウモリに変化させることができる。
ペナルティ能力なしの2マナ2/1飛行という時点で吸血鬼の侵入者/Vampire Interloperの上位互換。さらに、変身後は血を生み出す能力は失うものの、サイズが上昇し血を2/2のフライヤーに変えられるようになる。コウモリ化は1ターンに1つずつとはいえ、本体・変身条件を合わせれば最終的に13点分もの飛行クロックが揃う計算。
第1面はタフネスが低いため、これ自身が真っ先に除去されやすい。変身することを過度に期待せず、単純に死亡誘発でルーティングの権利を残す軽量フライヤー程度の認識で採用した方がよいだろう。幸いにも登場時のスタンダードでは吸血鬼がフィーチャーされているためクリーチャー・タイプを活かしやすい。もし変身後を意識した運用をするならば他の血トークン生成手段やサクり台などを用意しておこう。
構築と比較して除去が少ないリミテッドでは序盤の主力となりつつ、中盤以降も戦力を持続的に得られる初手ピック級のパワーカード。血の泉/Blood Fountainや肉体の裂傷/Lacerate Fleshといった複数の血を生成できるカードと併用し、素早く変身を狙おう。
- フレイバー・テキストによると、イニストラード/Innistradにもライスシャワーやピジョンリリースの文化があるようだ。このカードは吸血鬼/Vampireらしく米の代わりに血を投げ、鳩の代わりにコウモリを放つといった寸法。
- ウィザードであることを考えると、原語での名前は「血を投げる者」と「血に関するSpellcaster(魔法使い)」のダブルミーニングと思われる。なお、Bloodcasterは以前のカードで血唱えと訳されていた(湿地帯の血唱え/Marshland Bloodcaster)。
「人間って結婚式でお米を投げて鳩を飛ばすの?変わってるわねぇ。」(出典:血コウモリの召喚士/Bloodbat Summoner)
ルール
- トークンとなったこれ自身が死亡しても血トークンは生成される。
- 変身能力が誘発するのはトークンを生成したときのみである。基本的に意識する必要はないが、コントロール奪取により血トークンが5つ以上になっても新たなトークンを生成するまでは変身できない。
- 変身能力はif節ルールを採用している。解決時に血・トークンの数が4つ以下になっていた場合は変身しない。