壊死のウーズ/Necrotic Ooze
提供:MTG Wiki
Necrotic Ooze / 壊死のウーズ (2)(黒)(黒)
クリーチャー — ウーズ(Ooze)
クリーチャー — ウーズ(Ooze)
壊死のウーズが戦場に出ているかぎり、それはすべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードの起動型能力を持つ。
4/3墓地にあるクリーチャー・カードの起動型能力を持つことができるウーズ。
様々なコンボを作れる変わった能力(#無限コンボの例も参照)。クリーチャーとしての性能も4マナ4/3と悪くないので、コンボ成立までは戦闘でもある程度役立ってくれそうなのが嬉しい。
特に適者生存/Survival of the Fittestや獣相のシャーマン/Fauna Shamanとは強固なシナジーを形成する。自身をサーチしつつ、持たせたい起動型能力を持つクリーチャーを墓地に送ることができるからだ。
モダンではグリセルシュートのサイドボード、場合によってはメインデッキから採用される場合がある。ルーター等を用いてグリセルブランド/Griselbrandと怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enragedを墓地に揃えてからこのカードを出せば、あとは墓地にそろえた2枚の能力を起動して勝ちに行けるため。
- 条件付きで他のクリーチャーの起動型能力を得るクリーチャーには、クラージ実験体/Experiment Krajや水銀の精霊/Quicksilver Elementalなどが存在する。これらに比べると、元のクリーチャーを戦場に出さなくてもいいという点で使い勝手がよい。
- 余談だが、そのクラージ実験体は壊死のウーズがデザインされたきっかけでもある[1]。
ルール
- 基本的なルールは起動型能力#他のカードの起動型能力を得るを参照。
- 起動型能力を得ることは種類別第6種の能力付与効果であり、第3種の文章変更効果ではない。
- キーワード能力であっても、それが起動型能力であるならばその能力を持つ。
- Lvアップ能力を持つことはできるためLvカウンターを置くことができるが、Lvシンボル能力は持てないため通常意味はない。
- イクスリッドの看守/Yixlid Jailerが戦場にあると、どちらが先に戦場に出ていたかに関わらず壊死のウーズは起動型能力を得る事ができない。(→依存)
無限コンボの例
- トリスケリオン/TriskelionとPhyrexian Devourerで半無限ダメージとなり、これを組み込んだウーズ・サバイバルと呼ばれるサバイバルデッキがレガシーで猛威をふるい、程なくして(2011年1月1日付けで)適者生存/Survival of the Fittestはレガシーの禁止カードに指定された。レガシーで同コンボを再現するには、生き埋め/Buried AliveでPhyrexian Devourer、トリスケリオン、壊死のウーズを墓地に置き、壊死のウーズをリアニメイトするのが最短だろう。今ならトリスケリオンは、より汎用性の高い歩行バリスタ/Walking Ballistaでも良い。
- ピリ=パラ/Pili-Palaとタップ能力で2マナ以上出るマナ・クリーチャーの組み合わせで無限マナになる。献身のドルイド/Devoted Druidとつまみ食い貯め/Morselhoarderならば召喚酔いも避けることができる。
- +1/+1カウンターが3個以上置かれた状態で円環の賢者/Gyre Sageと光らせの子/Gilder Bairnが墓地にあれば無限マナ。
- 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerが墓地にあれば自身を対象にすることで無限トークン。対戦相手の終了ステップ中にコピー・トークンを出せば、(2人対戦なら)次の自分の終了ステップ開始時までトークンが残るので一斉攻撃が可能。さらにモグの狂信者/Mogg Fanaticなどと組み合わせれば攻撃する必要もなく安全に無限ダメージを狙える。