秘匿
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秘匿/Hideaway | |
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種別 | 常在型能力、誘発型能力 |
登場セット | ローウィン |
CR | CR:702.75 |
秘匿/Hideawayは、ローウィンで登場したキーワード能力。これを持つパーマネントが戦場に出る際に機能する常在型能力(置換効果)と、戦場に出たときに誘発する誘発型能力からなる。
Mosswort Bridge / 苔汁の橋
土地
土地
秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
苔汁の橋はタップ状態で戦場に出る。
(T):(緑)を加える。
(緑),(T):あなたがコントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上であるなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
定義
秘匿/Hideawayは以下の2つの能力からなる。
- このパーマネントはタップ状態で戦場に出る。(常在型能力)
- このパーマネントが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。それらのうち1枚を裏向きで追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。追放されたカードは、「このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。」を持つ。(誘発型能力)
解説
タップインし、戦場に出たときにライブラリーの一番上から4枚のカードの中から、1枚を追放する(その土地に隠す)能力である。
ローウィンの秘匿ランドサイクルのみがこの能力を持ち、これらは秘匿で追放したカードを特定条件下でマナ・コストを支払わずにプレイできるようにする能力を併せ持つ。
ルール
- 「そのパーマネントをコントロールしていたプレイヤー」には、現在のコントローラーだけではなく、過去にそのパーマネントをコントロールしていたことがあるプレイヤーも含まれる。
- この機能が正常に働くように当初のルールから変更が加えられ、現在「カードを見てもよい」という能力は、追放したカードに与えられる能力になっている。
- そのパーマネントが戦場を離れたとしても、それを追放したパーマネントをコントロールしていたプレイヤーはそのカードを見ることができる。
- 秘匿と追放されたカードをプレイする能力は「関連している」ため、秘匿以外の方法で追放されたカードをその能力で使うことはできない(CR:406.5)。
その他
- タップイン能力の方を忘れやすいので注意が必要。
- なぜタップイン能力が独立したテキストではなく秘匿の定義に含まれているのか、疑問に思った人は多かったようである。2007年10月10日のAsk Wizardによると、簡単に言えば「テキストがカードに収まらなくなるから」。この日のAsk Wizardにはドイツ語版苔汁の橋/Mosswort Bridgeの拡大画像が出ているが、かなり細かい字になっている。
- 開発時は、「戦場に出たとき、ライブラリーの一番上から3枚を裏向きでTreasure pile(宝の束)に加える」という能力を持つ土地で探す宝を作り出し、「(T):Treasure pileから無作為に1枚を公開し、それの点数で見たマナ・コストを支払うことでそのカードを手札に加える」というキーワード処理のExploreを持つクリーチャーにその宝を探させる仕組みであった(参考)。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.72 覇権/Champion
- 702.72a 覇権は2つの誘発型能力からなる。「覇権([[[オブジェクト]]])/Champion an [object]」は、「このパーマネントが戦場に出たとき、あなたがコントロールしていてこれでない[[[オブジェクト]]]1つを追放しないかぎり、これを生け贄に捧げる。」と「このパーマネントが戦場を離れたとき、これによって追放されているカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。」を意味する。
- 702.72b 覇権の2つの能力は、関連している能力である。rule 607〔関連している能力〕参照。
- 702.72c 新しいパーマネントが前にあったパーマネントを覇権 能力の直接の結果で追放した場合、追放されたパーマネントは戦場に出たパーマネントによって「覇権された/Championed」という。
- 702.72 覇権/Champion
- 702 キーワード能力