甲鱗のワーム/Scaled Wurm

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2010年3月31日 (水) 18:36時点における125.0.61.34 (トーク) - whois による版
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Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)

7/6

初心者に、コストが大きく、重いだけクリーチャーは弱いのだ、と教えるためにあるかのようなカード。なぜならば、回避能力を持たないためにチャンプブロックされやすく、相手に攻撃を通すには工夫が要り、青の送還/Unsummon対抗呪文/Counterspell、黒の恐怖/Terror、白の平和な心/Pacifism防御円などのバウンス除去耐性を持たず、相手側が赤と緑であればそもそもこれが出る前に決着がついているだろう。つまり全色に対抗手段がある、というのがその理由。 「手札で腐るカードは役立たず」そこに気付けば初心者脱出も近いだろう。似たような役割を持つカードに、大喰らいのワーム/Craw Wurmラッキーチャームがある。

しかしながらリミテッドでは、7/6が出せるならばバニラとは言え3回これを通せば勝負が決まるのだから困りもの。第5版第6版でこれを超えるサイズのクリーチャーはレアに4枚あるだけなので、始めたばかりのプレイヤー同士の殴り合いならばまず負けることは無い。また、第9版におけるリミテッドでははびこり/Overgrowthによるマナ加速と抜群の相性であった。しかも2枚ともコモンなので、2枚が揃う状況は非常に多かった。

上位互換には超大なベイロス/Enormous Balothキヅタの精霊/Ivy Elemental残忍なハイドラ/Feral Hydraカヴーの上等王/Kavu Primarch、また、トークンであるため完全ではないが限りなく近いワーム呼び/Wurmcallingがある。このサイズのクリーチャーになると、大抵はダブルシンボル以上になるため、意外と少ない。

シングルシンボルはメリットではあるが、普通8マナが出る頃には緑マナが2〜3個出せるのでその利点がほとんどない。ただし、ウルザトロンタッチした場合、そのメリットが生かされる。実際にフェッチランドから1枚差しのTropical Islandでこれをタッチした青単BtBレガシーの大会で準優勝したことがある。他にも、オースバベルなど、様々なデッキにおいてこのカードを1枚差しした例が見られる。このカードに不思議な人気があることを示すエピソードといえる。

参考

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