イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
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クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier) レインジャー(Ranger)
イーオスのレインジャーが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
3/2ETB能力でクリーチャーのサーチを行えるバントのクリーチャー。マナ総量が1以下のカード限定とはいえ、4マナでハンド・アドバンテージが稼げるカードは当時の白では異色の存在。中盤から終盤にかけての息切れを防ぎ、加えて3/2という標準の戦闘力を備えたクリーチャーも戦線に追加できるのだから、スペックの高さは疑いようがない。
スタンダード環境でのサーチ候補としては、同色ならば運命の大立者/Figure of Destinyやゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwartなど、キスキンデッキの主力クリーチャーや、ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender、エルフの呪詛狩り/Elvish Hexhunterといったシルバーバレット要員、他色ならばモグの狂信者/Mogg Fanatic、遺産のドルイド/Heritage Druid、炎族の先触れ/Flamekin Harbinger(目覚ましヒバリ/Reveillarkをサーチする為)と、多様な選択肢が用意されている。多色デッキを推奨する環境であり、このカード自体の色拘束も薄いので、様々なデッキ構築を可能としてくれるだろう。
スタンダードでは赤白ヒバリや赤白上陸、ソウルシスターズなどで活躍した。モダンでも引き続きソウルシスターズのアドバンテージ源として採用される。
- 忘れがちだが、X=0として扱われるので、残忍なハイドラ/Feral Hydraや月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarchなどもサーチできる。
- アン・ゲームなら、マナ総量が1/2のLittle Girlもサーチできる。
- 公式サイトのコラムでは、「Bantoine Ruel」というニックネームが紹介されている。所属する断片/Shardとデザイナー名とをかけたものとなっている[1]。
- モダンホライゾンではイーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eosとしてリメイクされた。
- 2021年7月のオラクル変更でレインジャーのクリーチャー・タイプが追加された。
[編集] 開発秘話
当初はシャドウムーアに緑白の混成カードとして収録される予定だったが、シャドウムーア/Shadowmoorには人間が存在しない設定で、後述のインビテーショナルカードのデザイナーを登場させることができなかったため、アラーラの断片に持ち越しとなった。また、緑白の多色カードとしてデザインされていたが、5枚の多色カードを単色に変えることを要求されたため、白らしい能力のこれは白単色へと変更された[2][3]。
[編集] インビテーショナルカード
このカードはインビテーショナル06優勝者、Antoine Ruelによってデザインされたインビテーショナルカードである。
元のデザインは以下のような感じ。
非公式/非実在カード
Bibi (緑)(青)伝説のクリーチャー ― 人間(Human) Baby
あなたがカードを引くたび、Bibiの上にyearカウンターを1個置く。
ターン終了時に、Bibiの上にyearカウンターが2個以上置かれている場合、それを反転する。
Sleur
伝説のクリーチャー ― 人間
対戦相手が自分のライブラリーを切り直す場合、代わりにあなたはそのライブラリーからカードを1枚探してもよい。そうした場合、そのプレイヤーは残りを切り直し、あなたはそのカードをそのライブラリーの一番上に置き、その後カードを1枚引く。
3/3反転カードは現在のところ神河ブロックにしか存在していないため、変更が加えられたのは仕方ないことなのだが、闇の腹心/Dark Confidant同様、全く原型を留めていない。
[編集] 脚注
- ↑ Topic Explosion(Savor of Flavor 2008年11月12日)
- ↑ In the Mailbag(Making Magic 2008年8月11日)
- ↑ Cards of Alara(Making Magic 2008年9月26日)