ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle

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[[ウルザズ・サーガ]]の[[伝説の土地]][[サイクル]]のナンバー2。[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[クリーチャー]]の数だけ[[緑マナ]]が出るというとんでもない[[土地]]。
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[[ウルザズ・サーガ]]の[[伝説の土地]][[サイクル]]のナンバー2。[[コントロール]]している[[クリーチャー]]の数だけ[[緑マナ]]が出るというとんでもない[[土地]]。
  
 
[[緑]]はなんといってもクリーチャーの[[色]]であり、しかも[[マナ・クリーチャー]]からの大量[[展開]]を大得意とするため、ポテンシャルは高い。さらに[[土地]]を[[アンタップ]]する形で[[マナ加速]]する[[能力]]を持つクリーチャー(同じ[[ウルザ・ブロック]]で言えば[[アルゴスの古老/Argothian Elder]])が介在すれば、使い切れないほどのマナが溢れかえる。
 
[[緑]]はなんといってもクリーチャーの[[色]]であり、しかも[[マナ・クリーチャー]]からの大量[[展開]]を大得意とするため、ポテンシャルは高い。さらに[[土地]]を[[アンタップ]]する形で[[マナ加速]]する[[能力]]を持つクリーチャー(同じ[[ウルザ・ブロック]]で言えば[[アルゴスの古老/Argothian Elder]])が介在すれば、使い切れないほどのマナが溢れかえる。
  
[[ストンピィ#ウルザ・ブロック期|ストンピィ]][[トリニティ]]などの[[緑単色デッキ]][[リス対立#ウルザ・ブロック期|リス対立]]に搭載され、一世を風靡した。[[]]のカードに限らず、[[X]][[呪文]][[アーティファクト]]などの[[不特定マナ]]を利用するカードとも相性がよく、各種[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]][[コントロール (デッキ)|コントロール]][[マスティコア/Masticore]]、[[赤]]では[[X火力]]を切り札として忍ばせたり、[[青]]と合わせて[[変異種/Morphling]]や[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]、はては[[白単色デッキ]]の[[リベリオン#ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期|リベリオン]]の[[リクルート]]能力などにも利用された。
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強力である一方、単体ではマナが出ないという弱点もある。クリーチャーを[[全体除去]][[リセット]]されてしまったときや、[[ゲーム開始時の手札|初手]]でこれしか引けなかったときには問題になる。特に後者に関しては、マナ・クリーチャー主体の構成にして土地の総数を減らしていると起こりやすくなる。そのため[[積む|4枚積み]]せず、[[輪作/Crop Rotation]][[サーチ]]してくる構成にすることも多い。これを2枚投入していれば、輪作を一時的な[[マナ加速]]に使える(マナを出したこれを[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げて]]2枚目をサーチ)利点もある。[[基本セット2014]]発売に伴う[[レジェンド・ルール]]変更の影響で、2枚目以降を手札に引いても瞬間的なマナ加速として使用可能となり、かなり[[腐る|腐り]]にくくなった。[[セラの聖域/Serra's Sanctum]]、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]も同様。
  
現在は[[エターナル]]でしか使用できないが、[[レガシー]]では[[親和エルフ#レガシー|親和エルフ]]等の[[エルフ (デッキ)#レガシー|エルフデッキ]][[展開]]力の向上に貢献している。
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[[ストンピィ#ウルザ・ブロック期|ストンピィ]][[トリニティ]]などの[[緑単色デッキ]]や[[リス対立#ウルザ・ブロック期|リス対立]]に搭載され、一世を風靡した。[[緑]]のカードに限らず、[[X]][[呪文]]や[[アーティファクト]]などの[[不特定マナ]]を利用するカードとも相性がよく、各種[[ビートダウンデッキ]]・[[コントロールデッキ]]の[[マスティコア/Masticore]]、[[赤]]では[[X火力]]を切り札として忍ばせたり、[[青]]と合わせて[[変異種/Morphling]]や[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]、はては[[白単色デッキ]][[リベリオン#ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期|リベリオン]][[リクルート]]能力などにも利用された。
  
これ単体ではマナが出ないことに注意。クリーチャーを[[全体除去]][[リセット]]されてしまったときや、[[ゲーム開始時の手札|初手]]でこれしか引けなかったときには問題になる。特に後者に関しては、マナ・クリーチャー主体の構成にして土地の総数を減らしていると起こりやすくなる。そのため[[積む|4枚積み]]せず、[[輪作/Crop Rotation]]で[[サーチ]]してくる構成にすることも多い。
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現在は[[エターナル]]でしか使用できないが、[[レガシー]]では[[親和エルフ#レガシー|親和エルフ]]等の[[エルフ (デッキ)#レガシー|エルフデッキ]]で[[展開]]力の向上に貢献している。
  
*これを複数投入していることで、輪作を一時的な[[マナ加速]]に使える(マナを出したこれを[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げて]]2枚目をサーチ)利点もある。
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*性能だけでなく[[シングルカード]]の[http://wonder.wisdom-guild.net/price/Gaea%27s+Cradle/ 取引価格]も非常に高いことで有名。スタンダード時代はトレイリアのアカデミー、旧[[エクステンデッド]]やエターナルでは[[デュアルランド]]や[[不毛の大地/Wasteland]]などがあまりにも目立っているため話題になりづらいが、こちらの高騰ぶりも相当なものである。
 
*読み方は「がいあ の ようらん の ち」。揺籃とはゆりかごのことであるが、「ゆりかごのち」ではない。
 
*読み方は「がいあ の ようらん の ち」。揺籃とはゆりかごのことであるが、「ゆりかごのち」ではない。
 
*[[The Top 50 Nonbasic Lands]]では16位。なんと[[ペインランド]]([[友好色]]15位・[[対抗色]]14位)に負けてしまった。
 
*[[The Top 50 Nonbasic Lands]]では16位。なんと[[ペインランド]]([[友好色]]15位・[[対抗色]]14位)に負けてしまった。
*[[マナ能力]]だけ抜き出した[[赤]]バージョンが[[戦いの賛歌/Battle Hymn]]。
 
*[[基本セット2014]]発売に伴う[[レジェンド・ルール]]変更の影響で、2枚目以降を引いても瞬間的なマナ加速として使用可能となり、かなり[[腐る|腐り]]にくくなった。[[セラの聖域/Serra's Sanctum]]、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]も同様。詳細はセラの聖域を参照。
 
*性能だけでなく[http://wonder.wisdom-guild.net/price/Gaea%27s+Cradle/ 取引価格]も非常に高いことで有名。スタンダード時代はトレイリアのアカデミー、旧[[エクステンデッド]]やエターナルでは[[デュアルランド]]や[[不毛の大地/Wasteland]]などがあまりにも目立っているため話題になりづらいが、こちらの高騰ぶりも相当なものである。
 
 
*[[レガシー選手権14]]では、優勝者[[Kevin Jones]]に、[[Filip Burburan]]による新規描き下ろし[[絵|イラスト]]のガイアの揺籃の地の額が贈られた(→[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/eternalweekend14/legacyfinals 参考])  
 
*[[レガシー選手権14]]では、優勝者[[Kevin Jones]]に、[[Filip Burburan]]による新規描き下ろし[[絵|イラスト]]のガイアの揺籃の地の額が贈られた(→[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/eternalweekend14/legacyfinals 参考])  
  
1999年7月1日より、[[ウルザ・ブロック構築]]で[[禁止カード]]に指定される。
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[[1999年]]7月1日より、[[ウルザ・ブロック構築]]で[[禁止カード]]に指定される。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*[[太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun]] - [[変身する両面カード]]の[[第2面]]。マナ能力の片方がガイアの揺籃の地。([[イクサラン]])
 
*[[夢の円環のドルイド/Circle of Dreams Druid]] - 同じマナ能力を持ったクリーチャー。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
 
 
===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/ウルザズ・サーガの伝説の土地}}
 
{{サイクル/ウルザズ・サーガの伝説の土地}}
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===主な亜種===
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クリーチャー数だけマナを出すカード。特記しない限り[[タップ能力]]で、あなたのクリーチャーのみ数える。
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*[[忌むべき者の歌/Songs of the Damned]] - (黒)[[インスタント]]。戦場でなく[[墓地]]のクリーチャー数分の[[黒マナ]]を出す。([[アイスエイジ]])
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*[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]] - (1)(緑)[[エルフ]]。エルフ数分の緑マナを出す。他プレイヤーのエルフも数える。([[ウルザズ・サーガ]])
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**[[ワイアウッドの媒介者/Wirewood Channeler]] - (3)(緑)。好きな色のマナを出せるティタニアの僧侶。他プレイヤーのエルフも数える。([[レギオン]])
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**[[エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid]] - (1)(緑)(緑)。[[ロード (俗称)|ロード]]能力が付いたティタニアの僧侶。ただし他プレイヤーのエルフは数えない。([[基本セット2010]])
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**[[マナの残響/Mana Echoes]] - (2)(赤)(赤)[[エンチャント]]。クリーチャーが戦場に出るたび、それと同じ[[クリーチャー・タイプ]]のクリーチャー数分の[[無色マナ]]を出す。([[オンスロート]])
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**[[輝石の儀式/Brightstone Ritual]] - (赤)インスタント。[[ゴブリン]]数分の[[赤マナ]]を出す。他プレイヤーのゴブリンも数える。(オンスロート)
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**[[ヘイラバズのドルイド/Harabaz Druid]] - (1)(緑)[[同盟者]]。同盟者数分の好きな色のマナを出す。([[ワールドウェイク]])
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**[[献身的な電術師/Ardent Electromancer]] - (2)(赤)[[ウィザード]]の、[[マナ能力]]でなく[[ETB]]能力。[[パーティー]]数分の赤マナを出す。([[ゼンディカーの夜明け]])
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**[[血空の虐殺/The Bloodsky Massacre]] - (1)(黒)(赤)[[英雄譚]]エンチャントの第III章能力。[[狂戦士]]数分の赤マナを出す。[[フェイズ]]や[[ステップ]]移行時に失われない。([[カルドハイム]])
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**[[ジュラシック・パーク/Jurassic Park]] - (1)(緑)(緑)[[変身]]する英雄譚エンチャントの[[第2面]]である伝説の土地。[[恐竜]]数分の緑マナを出す。あなたの[[墓地]]の恐竜に[[脱出]]を付与。([[ジュラシック・ワールド・コレクション]])
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*[[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]] - (1)(緑)[[防衛]]。防衛クリーチャー数分の緑マナを出す。([[エルドラージ覚醒]])
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**[[斧折りの守護者/Axebane Guardian]] - (2)(緑)防衛。好きな色のマナを出せる草茂る胸壁。([[ラヴニカへの回帰]])
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*[[戦いの賛歌/Battle Hymn]] - (1)(赤)インスタント。クリーチャー数分の赤マナを出す。([[アヴァシンの帰還]])
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*[[歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler]] - (2)(赤)(緑)。[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の+1[[忠誠度能力]]。クリーチャー数分の赤マナか緑マナを出す。([[テーロス]])
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*[[龍怒/Dragonrage]] - (2)(赤)インスタント。[[攻撃クリーチャー]]数分の赤マナを出す。さらに[[炎のブレス/Firebreathing]]能力を付与。([[運命再編]])
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**[[総将軍ラーダ/Grand Warlord Radha]] - (2)(赤)(緑)[[速攻]]。マナ能力でなく[[誘発型能力]]で攻撃クリーチャー分の赤マナか緑マナを出す。フェイズやステップ移行時に失われない。([[ドミナリア]])
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**[[無双の古きもの、クラウス/Klauth, Unrivaled Ancient]] - (5)(赤)(緑)4/4[[飛行]]速攻で、[[アタッカー]]の[[パワー]]合計値分の好きな色のマナを出すラーダ。ただしこれ自身の攻撃が条件。([[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]])
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**[[ジュディスのヘルハウンド、テサック/Tesak, Judith's Hellhound]] - (3)(赤)3/3[[解鎖]]、[[+1/+1カウンター]]が乗れば速攻。これの攻撃時に攻撃クリーチャー数分の赤マナを出す。([[カルロフ邸殺人事件統率者デッキ]])
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*[[太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun]] - (2)(緑)[[変身する両面カード]]の[[第2面]]である伝説の土地。マナ能力の片方がガイアの揺籃の地。([[イクサラン]])
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*[[枝葉族の報復者/Leafkin Avenger]] - (2)(赤)(緑)4/3。パワー4以上のクリーチャー数分の赤マナを出す。([[基本セット2021]])
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*[[夢の円環のドルイド/Circle of Dreams Druid]] - (緑)(緑)(緑)。ガイアの揺籃の地と同じマナ能力を持ったクリーチャー。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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各クリーチャーにマナ能力を付与するカードは[[起動型能力を与えるカード]]の項を、クリーチャーを[[生け贄]]にしてマナに換えるものは[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]の項を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[ガイア/Gaea]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[ガイア/Gaea]]([[背景世界/ストーリー用語]])
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*[[アルゴス/Argoth]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[レア]]
  
 
[[Category:ウルザズ・サーガの再録禁止カード|かいあのようらんのち]]
 
[[Category:ウルザズ・サーガの再録禁止カード|かいあのようらんのち]]
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2024年3月17日 (日) 23:33時点における最新版


Gaea's Cradle / ガイアの揺籃の地
伝説の土地

(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体につき(緑)を加える。


ウルザズ・サーガ伝説の土地サイクルのナンバー2。コントロールしているクリーチャーの数だけ緑マナが出るというとんでもない土地

はなんといってもクリーチャーのであり、しかもマナ・クリーチャーからの大量展開を大得意とするため、ポテンシャルは高い。さらに土地アンタップする形でマナ加速する能力を持つクリーチャー(同じウルザ・ブロックで言えばアルゴスの古老/Argothian Elder)が介在すれば、使い切れないほどのマナが溢れかえる。

強力である一方、単体ではマナが出ないという弱点もある。クリーチャーを全体除去リセットされてしまったときや、初手でこれしか引けなかったときには問題になる。特に後者に関しては、マナ・クリーチャー主体の構成にして土地の総数を減らしていると起こりやすくなる。そのため4枚積みせず、輪作/Crop Rotationサーチしてくる構成にすることも多い。これを2枚投入していれば、輪作を一時的なマナ加速に使える(マナを出したこれを生け贄に捧げて2枚目をサーチ)利点もある。基本セット2014発売に伴うレジェンド・ルール変更の影響で、2枚目以降を手札に引いても瞬間的なマナ加速として使用可能となり、かなり腐りにくくなった。セラの聖域/Serra's Sanctumトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyも同様。

ストンピィトリニティなどの緑単色デッキリス対立に搭載され、一世を風靡した。のカードに限らず、X呪文アーティファクトなどの不特定マナを利用するカードとも相性がよく、各種ビートダウンデッキコントロールデッキマスティコア/MasticoreではX火力を切り札として忍ばせたり、と合わせて変異種/Morphling天才のひらめき/Stroke of Genius、はては白単色デッキリベリオンリクルート能力などにも利用された。

現在はエターナルでしか使用できないが、レガシーでは親和エルフ等のエルフデッキ展開力の向上に貢献している。

1999年7月1日より、ウルザ・ブロック構築禁止カードに指定される。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ウルザズ・サーガの各に対応した伝説の土地サイクル

コントロールしている特定のパーマネント数だけマナを出すセラの聖域/Serra's Sanctumトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleの3枚だけを指すこともある。

[編集] 主な亜種

クリーチャー数だけマナを出すカード。特記しない限りタップ能力で、あなたのクリーチャーのみ数える。

各クリーチャーにマナ能力を付与するカードは起動型能力を与えるカードの項を、クリーチャーを生け贄にしてマナに換えるものはアシュノッドの供犠台/Ashnod's Altarの項を参照。

[編集] 参考

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