ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas

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[[灯争大戦]]で[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ボーラス]]側に付いた[[ドムリ・ラーデ/Domri Rade (ストーリー)|ドムリ]]。[[マナ加速]][[能力]][[クリーチャー]]を活かす[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]向けの能力を持つ。
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[[灯争大戦]]で[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ボーラス]]側に付いた[[ドムリ・ラーデ/Domri Rade (ストーリー)|ドムリ]]。[[常在型能力]][[パワー]][[強化]]。[[忠誠度能力]]は[[マナ加速]][[打ち消されない]]付与、[[格闘]]
  
;[[常在型能力]]
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;常在型能力
:自軍に恒久的な+1/+0[[修整]]を施す。この色の組み合わせで全体に[[パワー]][[強化]]を行える[[パーマネント]]は[[ガイアの頌歌/Gaea's Anthem]]かやや毛色の違う[[野生の律動/Rhythm of the Wild]]ぐらいなので珍しい。
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:[[オークの軍旗/Orcish Oriflamme]]相当の全体+1/+0[[修整]]
:-2能力との[[シナジー]]もあり[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を強くサポートする。非力な[[マナ・クリーチャー]]のパワーを増やせるので序盤にマナ・クリーチャーを展開する[[ストンピィ]]戦略では非常に有効。
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:[[アグロ|アグレッシブ]]を信条とする[[赤緑]]にとっては常に嬉しい能力。-2能力との[[シナジー]]もあり[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を強くサポートしてくれる。非力な[[マナ・クリーチャー]]のパワーを増やせるので、序盤にマナ・クリーチャーを展開する[[ストンピィ]]戦略では非常に有効。
  
 
;+1能力
 
;+1能力
:一時的なマナ加速。[[混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringer]]に近いが、こちらは[[クリーチャー]][[呪文]]が[[打ち消されない]]おまけがつく。
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:一時的なマナ加速に加え、[[ターン]]内の[[クリーチャー]][[呪文]]が[[打ち消されない|打ち消されなくなる]]
:早めに[[フィニッシャー]]を投入できる他、[[土地]]枚数が少なくなりやすいデッキの安定性確保としても優秀。
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:早めに[[フィニッシャー]]を投入できる点はもちろん、[[打ち消す|打ち消し]]の心配をする必要がなくなるため[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対して特に有利に働く能力。[[土地]]を切り詰めがちな赤緑にとって、デッキの安定性確保としても優秀。
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:*勘違いしやすいが、この能力で生み出されたマナを使わずとも打ち消されなくなる。[[混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringer]]の+1忠誠度能力と似ているので混同に注意。
  
 
;-2能力
 
;-2能力
:自分を含めた異なる[[プレイヤー]]のクリーチャー同士で[[格闘]]を行わせる。
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:格闘を行うだけのシンプルな能力。
:格闘に使うクリーチャーが必要ではあるが、3マナの[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]がクリーチャー[[除去]]をできるのは破格。[[赤緑]]という色ゆえ[[ザル=ターのゴブリン/Zhur-Taa Goblin]]や[[グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker]]といった質の高いクリーチャーには不足せず、序盤に綺麗に上からの格闘が決まった場合、大きな[[テンポ・アドバンテージ]]を奪う事が可能。
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:格闘に使うクリーチャーが必要ではあるが、3マナの[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]がクリーチャー[[除去]]をできるのは破格。赤緑という色ゆえ[[ザル=ターのゴブリン/Zhur-Taa Goblin]]や[[グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker]]といった質の高いクリーチャーには不足せず、序盤に綺麗に上からの格闘が決まった場合、大きな[[テンポ・アドバンテージ]]を奪う事が可能。
:[[忠誠度]]が2しかない時に[[起動]]すると、能力解決よりも先にこれが[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ため、常在型能力によるパワー強化が無くなった状態で格闘を行うことになる。除去に失敗しないように注意。
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:*[[忠誠度]]が2しかない時に[[起動]]すると、能力解決よりも先にこれが[[墓地に置く|墓地に置かれる]]ため、常在型能力によるパワー強化が無くなった状態で格闘を行うことになる。除去に失敗しないように注意。
  
パワー修整、マナ加速、格闘の3種類の能力はビートダウン戦略に噛み合うものであり、序盤に理想的な展開ができた時に得られるアドバンテージは大きい。[[戦場]]に関与しつつ[[フィニッシャー]]の登場をもサポートするので、流れに乗れば押し切れる強さを持つ。その反面、[[ボード・アドバンテージ]]を握られた局面では働きづらいため、[[赤緑|グルール]]が誇る優秀なクリーチャーを採用して序盤から戦場の優位性を得たい。登場後の[[ステロイド|赤緑ビートダウン]]では高い採用率を誇っており、[[環境]]に多いマナ・クリーチャーに格闘をしかけて一気に機先を制する場面がよくみられる。
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パワー修整、マナ加速、格闘の3種類の能力はビートダウン戦略に噛み合うものであり、序盤に理想的な展開ができた時に得られる[[アドバンテージ]]は大きい。[[戦場]]に関与しつつフィニッシャーの登場をもサポートするので、流れに乗れば押し切れる強さを持つ。その反面、[[ボード・アドバンテージ]]を握られた局面では働きづらいため、[[赤緑|グルール]]が誇る優秀なクリーチャーを採用して序盤から戦場の優位性を得たい。登場後の[[ステロイド/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|赤緑ビートダウン]]では高い採用率を誇っており、[[環境]]に多いマナ・クリーチャーに格闘をしかけて一気に機先を制する場面がよくみられる。
  
[[リミテッド]]でも優秀。クリーチャーを展開しながら出せれば除去としても全体強化としても働き、ゲームを決め得る。
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[[リミテッド]]でも優秀。クリーチャーを展開しながら出せれば除去としても全体強化としても働き、[[ゲーム]]を決め得る。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
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==開発秘話==
 
==開発秘話==
この[[カード]]は元々、[[アンコモン]]の[[混成カード|混成]]PW[[サイクル]]の[[赤緑]]であり、[[格闘]]を行わせるマイナス[[能力]]だけを持っていた。しかし[[リミテッド]]で強すぎたことから、[[レア]]に格上げされた。
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この[[カード]]は元々、[[アンコモン]]の[[混成カード|混成]]プレインズウォーカー[[サイクル]]の[[赤緑]]であり、[[格闘]]を行わせるマイナス[[能力]]だけを持っていた。しかし[[リミテッド]]で強すぎたことから、[[レア]]に格上げされた。
  
後にすべてのPWは[[常在型能力]]か[[誘発型能力]]を持つことになり、このカードにはマイナス能力との[[シナジー]]を持つ[[パワー]][[強化]]能力が追加された。プラス能力はいくつものバージョンが試されたが、最終的に、他の能力同様[[クリーチャー]]に関するもので、かつ[[赤]]と[[緑]]の[[色の役割|役割]]に沿ったものが選ばれた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/war-games-2019-04-22 War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032410/ 大戦のゲーム]([[Making Magic]] [[2019年]]4月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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後にすべてのプレインズウォーカーは[[常在型能力]]か[[誘発型能力]]を持つことになり、このカードにはマイナス能力との[[シナジー]]を持つ[[パワー]][[強化]]能力が追加された。プラス能力はいくつものバージョンが試されたが、最終的に、他の能力同様[[クリーチャー]]に関するもので、かつ[[赤]]と[[緑]]の[[色の役割|役割]]に沿ったものが選ばれた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/war-games-2019-04-22 War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032410/ 大戦のゲーム]([[Making Magic]] [[2019年]]4月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==

2019年7月9日 (火) 18:51時点における版


Domri, Anarch of Bolas / ボーラスの壊乱者、ドムリ (1)(赤)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ドムリ(Domri)

あなたがコントロールしているクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
[+1]:(赤)か(緑)を加える。このターン、あなたが唱えるクリーチャー呪文は打ち消されない。
[-2]:あなたがコントロールしているクリーチャー1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。

3

灯争大戦ボーラス側に付いたドムリ常在型能力パワー強化忠誠度能力マナ加速打ち消されない付与、格闘

常在型能力
オークの軍旗/Orcish Oriflamme相当の全体+1/+0修整
アグレッシブを信条とする赤緑にとっては常に嬉しい能力。-2能力とのシナジーもありビートダウンを強くサポートしてくれる。非力なマナ・クリーチャーのパワーを増やせるので、序盤にマナ・クリーチャーを展開するストンピィ戦略では非常に有効。
+1能力
一時的なマナ加速に加え、ターン内のクリーチャー呪文打ち消されなくなる
早めにフィニッシャーを投入できる点はもちろん、打ち消しの心配をする必要がなくなるためコントロールデッキに対して特に有利に働く能力。土地を切り詰めがちな赤緑にとって、デッキの安定性確保としても優秀。
-2能力
格闘を行うだけのシンプルな能力。
格闘に使うクリーチャーが必要ではあるが、3マナのプレインズウォーカーがクリーチャー除去をできるのは破格。赤緑という色ゆえザル=ターのゴブリン/Zhur-Taa Goblinグルールの呪文砕き/Gruul Spellbreakerといった質の高いクリーチャーには不足せず、序盤に綺麗に上からの格闘が決まった場合、大きなテンポ・アドバンテージを奪う事が可能。
  • 忠誠度が2しかない時に起動すると、能力解決よりも先にこれが墓地に置かれるため、常在型能力によるパワー強化が無くなった状態で格闘を行うことになる。除去に失敗しないように注意。

パワー修整、マナ加速、格闘の3種類の能力はビートダウン戦略に噛み合うものであり、序盤に理想的な展開ができた時に得られるアドバンテージは大きい。戦場に関与しつつフィニッシャーの登場をもサポートするので、流れに乗れば押し切れる強さを持つ。その反面、ボード・アドバンテージを握られた局面では働きづらいため、グルールが誇る優秀なクリーチャーを採用して序盤から戦場の優位性を得たい。登場後の赤緑ビートダウンでは高い採用率を誇っており、環境に多いマナ・クリーチャーに格闘をしかけて一気に機先を制する場面がよくみられる。

リミテッドでも優秀。クリーチャーを展開しながら出せれば除去としても全体強化としても働き、ゲームを決め得る。

ルール

+1能力

関連カード

開発秘話

このカードは元々、アンコモン混成プレインズウォーカーサイクル赤緑であり、格闘を行わせるマイナス能力だけを持っていた。しかしリミテッドで強すぎたことから、レアに格上げされた。

後にすべてのプレインズウォーカーは常在型能力誘発型能力を持つことになり、このカードにはマイナス能力とのシナジーを持つパワー強化能力が追加された。プラス能力はいくつものバージョンが試されたが、最終的に、他の能力同様クリーチャーに関するもので、かつ役割に沿ったものが選ばれた[1]

ストーリー

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの襲来を文明の終焉と見なし歓迎するドムリ/Domri。だがボーラスにとっては、彼自身も収穫すべきプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkの一つでしかなく……。

詳細はドムリ・ラーデ/Domri Rade (ストーリー)を参照。

脚注

  1. War Games/大戦のゲームMaking Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)

参考

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