不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(12人の利用者による、間の19版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Glimpse the Unthinkable}}
 
{{#card:Glimpse the Unthinkable}}
  
[[ライブラリー]]を一気に10枚も削る、なんとも豪快な[[カード]]。このライブラリーの削りっぷりは、かつての[[焚書/Book Burning]]を彷彿とさせる。マジックの歴史の中でもトップクラスの破壊力を持つ[[ライブラリー破壊]]カードであるのだが、トーナメントではいまいち活躍できていない。
+
高い瞬発力を持つ[[ライブラリー破壊]][[ソーサリー]]
  
[[発掘]]を多用する[[デッキ]]などに数回撃てば、一気に[[ライブラリーアウト]]も狙うこともできる。ただし、同時に[[墓地]]にあることで効果を発揮するようなカードを落としてしまうこともあるので注意も必要。
+
一気に[[ライブラリー]]10枚という削りっぷりは、かつての[[焚書/Book Burning]]をも超えており、登場時は[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の歴史の中でもトップクラスであった。当然ながら、これ単体では[[カード・アドバンテージ]]を失い、[[戦場]]にも全く影響しない[[効果]]なので、何も考えずに[[デッキ]]に入る[[カード]]ではない。
  
また、自分に撃って[[スレッショルド]][[フラッシュバック]]を持つカードと併せて使ってみても面白い。[[サイカトグ/Psychatog]]などとの相性もなかなか。
+
登場時は[[エクステンデッド]][[発掘 (デッキ)|ドレッジ]]において、自分の[[墓地]]を[[肥やす]]手段として使われた。[[モダン]]ではこれや[[書庫の罠/Archive Trap]]を使って[[ライブラリーアウト]]を狙うデッキも存在する。(→[[青黒ライブラリーアウト]])
  
*同じくライブラリーを10枚削る[[クリーチャー]]に[[レイヴンギルドの師匠/Raven Guild Master]]がいる。こちらは[[ゲームから取り除く]]ので、対戦相手の墓地を肥やしたりすることはない。
+
*同じくライブラリーを10枚削る[[クリーチャー]]に[[レイヴンギルドの師匠/Raven Guild Master]]がいる。そちらは[[追放]]するので、[[対戦相手]]の墓地を肥やしたりすることはないが、自分の墓地肥やしに転用する事もできない。
*[[禿鷹ゾンビ/Vulturous Zombie]]が場にいる状態でこいつを撃てばあっという間にとんでもないサイズになる。
+
*[[禿鷹ゾンビ/Vulturous Zombie]]が[[戦場]]にいる状態でこいつを撃てばあっという間にとんでもない[[サイズ]]になる。
*時々間違える人がいるが、「不可視」ではなく「不可思」なので注意。
+
*[[マナ総量]]と[[効果]]が半分になった小型版は[[秘本掃き/Tome Scour]]。
 +
*舞台を同じく[[ラヴニカ/Ravnica]]にした[[ラヴニカへの回帰ブロック]]で登場した[[強行+突入/Breaking+Entering]]の強行の方は、同じ[[マナ・コスト]]ながら削る枚数が若干少なくなっている。[[分割カード]]ゆえの融通の効きやすさからだろう。
 +
*後に[[書庫の罠/Archive Trap]]や[[正気破砕/Fractured Sanity]]など、固定値の[[切削]]でもより多く削れるカードが登場しており、かつてほどのインパクトは薄れている。とはいえ、2[[マナ]]で10枚というコスト・パフォーマンスの良さは未だに強みである。
 +
*時々間違える人がいるが、「不可"視"」ではなく「不可"思"」なので注意。ライブラリー破壊に精神攻撃の[[フレイバー|イメージ]]があることや[[フレイバー・テキスト]]から、思考ができなくなるようなものを見てしまったということだろう。
 +
{{フレイバーテキスト|我らの建前を見抜けるどんな鋭い者がいたとしても、[[ディミーア家/House Dimir|ディミーア家]]の真実に対する構えはまったくできていないだろう。|[[ザデック/Szadek|ザデック]]|[[ディセンション]]版}}
 +
{{フレイバーテキスト|彼はエレミールの閉ざされた秘本の探索に生涯を費やした。その最期も、単語一つを解読するまではなんとか意識を保つことができた。||[[ダブルマスターズ2022]]・[[ボーダーレス]]版}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード名国語辞典]]
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/good-gold-2018-09-04 As Good as Gold]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031023/ 金のように]([[Making Magic]] [[2018年]]9月4日 [[Mark Rosewater]]著)
 +
*[[ライブラリー破壊カード]]
 +
*[[カード名国語辞典#一瞥|一瞥]]([[カード名国語辞典]]
 
*[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー6]] - [[レア]]

2024年1月23日 (火) 16:13時点における最新版


Glimpse the Unthinkable / 不可思の一瞥 (青)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを10枚切削する。


高い瞬発力を持つライブラリー破壊ソーサリー

一気にライブラリー10枚という削りっぷりは、かつての焚書/Book Burningをも超えており、登場時はマジックの歴史の中でもトップクラスであった。当然ながら、これ単体ではカード・アドバンテージを失い、戦場にも全く影響しない効果なので、何も考えずにデッキに入るカードではない。

登場時はエクステンデッドドレッジにおいて、自分の墓地肥やす手段として使われた。モダンではこれや書庫の罠/Archive Trapを使ってライブラリーアウトを狙うデッキも存在する。(→青黒ライブラリーアウト)

我らの建前を見抜けるどんな鋭い者がいたとしても、ディミーア家の真実に対する構えはまったくできていないだろう。

(出典:ディセンション版)
彼はエレミールの閉ざされた秘本の探索に生涯を費やした。その最期も、単語一つを解読するまではなんとか意識を保つことができた。

[編集] 参考

MOBILE