屍術の俊英、ルーデヴィック/Ludevic, Necrogenius

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2枚目の[[カード]]化で[[変身する両面カード]]となった[[ルーデヴィック/Ludevic]]。[[第1面]]は[[ETB]]および[[攻撃]]するたびに[[切削]]して[[墓地]]を[[肥やし|肥やす]]ルーデヴィック本人。[[マナ]]と墓地の[[クリーチャー]]を費やすことで、[[第2面]]の[[ゾンビ]]「オーラグ」が解き放たれる。
 
2枚目の[[カード]]化で[[変身する両面カード]]となった[[ルーデヴィック/Ludevic]]。[[第1面]]は[[ETB]]および[[攻撃]]するたびに[[切削]]して[[墓地]]を[[肥やし|肥やす]]ルーデヴィック本人。[[マナ]]と墓地の[[クリーチャー]]を費やすことで、[[第2面]]の[[ゾンビ]]「オーラグ」が解き放たれる。
  
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難点はやはりその重さ。第1面を出すまではともかく、変身コスト、墓地に落とす下準備が必要な点も難。一種の踏み倒しでもあるがクリーチャー故の脆さも持ちあわせ、[[リアニメイト]]として考えると少々効率が悪い。元がそれなりのマナレシオを持ったクリーチャーで、切削による墓地利用を前提とした上で第2面を予備策として持っておく、という形での採用が安定するだろう。
  
 
*日本語版の[[名前|カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]。接頭辞necro-は「死の」「死体の」の意味で、通常ならば「屍術の」は意訳の範疇と言える。しかしながら、[[イニストラード/Innistrad]]では死体を[[グール/Ghoul]]として蘇らせる[[屍術師/Necromancer|屍術/Necromancy]]と、死体から[[スカーブ/Skaab]]を作り上げる屍錬金術/Necro-alchemyは明確に区別されており、[[ルーデヴィック/Ludevic]]の専門は後者であるため、ここでは適切な訳とは言えない。
 
*日本語版の[[名前|カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]。接頭辞necro-は「死の」「死体の」の意味で、通常ならば「屍術の」は意訳の範疇と言える。しかしながら、[[イニストラード/Innistrad]]では死体を[[グール/Ghoul]]として蘇らせる[[屍術師/Necromancer|屍術/Necromancy]]と、死体から[[スカーブ/Skaab]]を作り上げる屍錬金術/Necro-alchemyは明確に区別されており、[[ルーデヴィック/Ludevic]]の専門は後者であるため、ここでは適切な訳とは言えない。

2021年9月27日 (月) 21:40時点における版


Ludevic, Necrogenius / 屍術の俊英、ルーデヴィック (青)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

屍術の俊英、ルーデヴィックが戦場に出るか攻撃するたび、カード1枚を切削する。
(X)(青)(青)(黒)(黒),あなたの墓地にあるクリーチャー・カードX枚を追放する:屍術の俊英、ルーデヴィックを変身させる。Xは0にできない。起動はソーサリーとしてのみ行う。

2/3
Olag, Ludevic's Hubris / ルーデヴィックの傲慢、オーラグ
〔青/黒〕 伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie)

このクリーチャーがルーデヴィックの傲慢、オーラグに変身するに際し、名前が《ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris》であり、4/4であり、他の色やタイプに加えて青黒の伝説のゾンビ(Zombie)であることを除き、これによって追放されているクリーチャー・カード1枚のコピーになる。ルーデヴィックの傲慢、オーラグの上に、これによって追放されているクリーチャー・カードの枚数に等しい数の+1/+1カウンターを置く。

4/4

WHISPERのテキストには誤りがあります。第2面の「名前が《屍術の俊英、ルーデヴィック/Ludevic, Necrogenius》であり、」は「名前が《ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris》であり、」に読み替えてください。

2枚目のカード化で変身する両面カードとなったルーデヴィック/Ludevic第1面ETBおよび攻撃するたびに切削して墓地肥やすルーデヴィック本人。マナと墓地のクリーチャーを費やすことで、第2面ゾンビ「オーラグ」が解き放たれる。

色拘束は強いが2マナで2/3とマナレシオは良い。とはいえ、それだけならアンコモン縫込み刃のスカーブ/Bladestitched Skaabが同様の性能を持ち、伝説でない分横に並べやすく、ゾンビシナジーもあるので使いやすい。やはり切削や、第2面の独特な能力を目当てに用いることになるだろう。

変身能力はかなり重く、色拘束も第1面を唱える時以上に強く、更にソーサリータイミングでしか起動出来ないという大振りなもの。更には墓地からクリーチャー追放しなければならない。

それだけのリスクを背負った結果は4/4のゾンビ。一見あまりに割に合わないが、追放した数(コストとして払ったXの数)だけ+1/+1カウンターが乗り、更に追放したクリーチャーの中から1体の能力をコピーするクローン/Cloneの新種のような能力を持っている。強力な能力を持ったクリーチャーや、コピーしていれば最低でも5/5になる点を活かしてパワーを参照する能力を持つクリーチャーなどをコピーするとかなり強力。また、この手のコピーとしては珍しく名前が変わらないので、追放したクリーチャーと同名の伝説のクリーチャーが戦場にいても両立できる。これを用いれば、本来不可能なコンボを狙うことも可能となる。

難点はやはりその重さ。第1面を出すまではともかく、変身コスト、墓地に落とす下準備が必要な点も難。一種の踏み倒しでもあるがクリーチャー故の脆さも持ちあわせ、リアニメイトとして考えると少々効率が悪い。元がそれなりのマナレシオを持ったクリーチャーで、切削による墓地利用を前提とした上で第2面を予備策として持っておく、という形での採用が安定するだろう。

ルール

ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris

関連カード

サイクル

イニストラード:真夜中の狩りレアの2伝説のクリーチャーサイクル

ストーリー

弟子のゲラルフ/Geralfを育てることを諦め、自分の研究室に戻ったルーデヴィック/Ludevic。人生の集大成となる「最後の作品」を作り上げたが……。

詳細はルーデヴィック/Ludevicを参照。

オーラグ/Olagはルーデヴィックが作り上げた怪物。人間/Human、タコ、ムカデ、ギザギザの刃など、様々なものが融合した異形の姿を持つ(イラスト1イラスト2)。

ルーデヴィックは持病が悪化していた。自らの「最後の作品」を作ることに取り憑かれ、ルーデヴィックは研究室に戻った。彼は肉、金属、四つの異なる脳の断片を組み合わせて一つの体とした。イニストラード/Innistradの誰もがこれまで見たことのないようなものだ(エルドラージ/Eldraziがこの次元/Planeにいたことを考慮しても、印象に残るものだ)。ルーデヴィックはその作品を「オーラグ」と呼び、機械を作動させて生命を吹き込んだ。

狂ったように笑いながら、ルーデヴィックはオーラグに命じた。外の世界に出て、傷つけ、殺し、破壊するようにと。「ですが、どうしてです?」オーラグは甘美で無垢な声で尋ねた。ルーデヴィックはうんざりした。彼はこの怪物を優しくなるように作ったわけではないのだ。ルーデヴィックが怪物を直す方法を見つけ出すまで、オーラグは研究室の地下に閉じ込められたままとなった。だが閉じ込められていても、オーラグは独りではない。オーラグは謎の人物の訪問を受けている。その者は約束した、すぐに自由にしてやると。

登場作品・登場記事

参考

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