氷雪コントロール
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アーカムの天測儀の登場以降、使用可能なあらゆる[[フォーマット]]でこれを採用した氷雪コントロールが環境のトップメタに躍り出た。 | アーカムの天測儀の登場以降、使用可能なあらゆる[[フォーマット]]でこれを採用した氷雪コントロールが環境のトップメタに躍り出た。 |
2023年8月3日 (木) 16:33時点における最新版
氷雪コントロール(Snow Control)は、氷雪シナジーを基盤とするコントロールデッキの総称。
[編集] 概要
氷雪土地
(T):(◇)を加える。
(1)(氷),(T):あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。そのカードが氷雪であるなら、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。((氷)は氷雪である発生源からのマナ1点で支払うことができる。)
コールドスナップ発売後の長い間、氷雪コントロールといえば同セットで登場した占術の岩床/Scrying Sheetsによりアドバンテージを稼ぐデッキを指していた。主にコールドスナップを含むスタンダードに存在し、青赤や青白、青黒など様々な色の組み合わせが存在した。特徴としては以下のようなものが挙げられる。
- 占術の岩床を活かすために、基本土地及び一部のパーマネントに氷雪のものを用いていること以外は、それぞれの色(の組み合わせ)のオーソドックスなコントロールデッキと基本的に同じである。赤が含まれるデッキでは雪崩し/Skredがよく投入される。
- 占術の岩床は師範の占い独楽/Sensei's Divining Topと相性が良く、セットで投入されるケースが多い。また師範の占い独楽の投入によって、相殺/Counterbalanceによるソフトロックのシナジーが追加される場合もあった。
その後レガシーではマイティ・クイン、モダンでは赤単氷雪コントロールなどが占術の岩床を使うコントロールデッキとして命脈を保っていたが、コールドスナップから実に13年が経ち氷雪テーマを大々的に取り上げたモダンホライゾンの登場以降は、氷雪コントロールと言えばアーカムの天測儀/Arcum's Astrolabeを活用した多色コントロールを指すことが多くなっている。
氷雪アーティファクト
((氷)は氷雪である発生源からのマナ1点で支払える。)
アーカムの天測儀が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
(1),(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
アーカムの天測儀は僅か1マナで手札も減らさずにマナ基盤を安定化することが可能で、代償といえるものはデッキ内の土地を氷雪土地にする程度の小さなものであるという強力なカード。また多色デッキであるにもかかわらず土地が基本氷雪土地で占められるため不毛の大地/Wastelandや血染めの月/Blood Moon、基本に帰れ/Back to Basicsなどの基本でない土地への対策カードを無効化できる点も強力で、タッチカラーを増やすことに制約がほとんどないという状態を作り出した(むしろ多色の氷雪コントロール側がこれらの基本でない土地への対策カードを自由に採用できるというあべこべ現象さえ生じさせている)。
アーカムの天測儀の登場以降、使用可能なあらゆるフォーマットでこれを採用した氷雪コントロールが環境のトップメタに躍り出た。
パウパーでは元から多色土地が貧弱だったこともあり環境のマナ基盤を劇的に強化した。ジェスカイ氷雪が活躍したが、ボロス統治者やウルザトロン(フリッカー・トロン)など多色デッキ全体が強化されすぎたため禁止によって消滅した。
モダンではウルザデッキや緑白青コントロールが活躍したが、パウパー同様に禁止によって消滅した。
レガシーではアーカムの天測儀と同時に登場したレンと六番/Wrenn and Sixが不毛の大地/Wastelandを連発し始めたため基本土地の価値が上昇し、立て続けに登場したパワーカードである王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsと自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathを使う緑青中心のSnowkoと呼ばれる氷雪多色コントロールが登場した。この色の組み合わせは氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatlが使えることも強み。
[編集] サンプルリスト(Snowko)
[編集] 参考
以上いずれも占術の岩床タイプ。